陸上戦闘は如何に戦われるのか? 海戦は? 航空戦は?
史上のあの戦いにおいて、勝利する方策は?
近現代の陸上戦闘・海戦・航空戦について真剣に考察しましょう。
初心者から本職まで、幅広く参加者募集。
煽動者は黙殺、勘違いには罵倒ではなく善導で。
現職・元職は保全に注意しつつ、広い心でご参加を。
※軍事戦略(Military Strategy)、戦域(Theater)、作戦(Operation)、戦術(Tactics)、技術(Technical)
について主に扱うスレッドです。
世界観・展望(Vision)、政策(Policy)、国家戦略・大戦略(Grand Strategy)の言及は控えて下さい。
過去スレ
海・航空・陸上戦考察スレ 軍事戦略・作戦・戦術 32
http://2chb.net/r/army/1581510391 参考書籍
「戦争論レクラム版」著:クラウゼビッツ 芙蓉書房出版
「戦争概論」著:ジョミニ 中公文庫BIBLIO
「孫子」著:講談社学術文庫
「戦術と指揮」著:松村 劭 文春ネスコ
「戦争学」著:松村 劭 文春新書
「新・戦争学」著:松村 劭 文春新書
「ゲリラの戦争学」著:松村 劭 文春新書
「米陸軍戦闘マニュアル」編訳:柘植 久慶
「コンバット・バイブル―現代戦闘技術のすべて」著:クリス マクナブ 、ウィル ファウラー、小林 朋則 訳 原書房
「コンバット・バイブル―アメリカ陸軍教本完全図解マニュアル」(1巻2巻で十分)著:上田 信 日本出版社
「コンバット・スキルズ 1・2・3」 ホビージャパン「パンツァータクティク」著ヴォルフガング・シュナイダー 訳:岡崎淳子 大日本絵画
「補給戦」著:M・クレフェルト 訳:佐藤佐三郎 中公文庫BIBLIO
「湾岸戦争に学ぶ経営戦略」著:W・G・パゴニス 監修:佐々淳行 同文書院インターナショナル
「世界軍事略語辞典」編:森田茂 和田誠一 国書刊行会
「前進よーい、前へ」「野戦指揮官」「戦車大隊長」 木元寛明 かや書房
「もののふの群像」 亀井浩太郎 かや書房
「アメリカ海兵隊の太平洋上陸作戦」 上中下 河津幸英 アリアドネ企画
葛原和三著『機甲戦の理論と歴史』芙蓉書房出版
石津朋之著『リデルハートとリベラルな戦争観』中央公論新社、二〇〇八年
江端謙介著『軍事とロジスティクス』日経BP社、二〇〇八年
北村淳、北村愛子編著『アメリカ海兵隊のドクトリン』芙蓉書房、二〇〇九年
田村尚也著、野上武志画『萌えよ戦車学校』イカロス出版、二〇〇五年〜
チェ・ゲバラ著、甲斐美都里訳『ゲリラ戦争』中央公論新社、二〇〇八年
マーティン・ベグラー著、岡崎淳子訳『ミリタリー・スナイパー―見えざる敵の恐怖』大日本絵画、二〇〇六年
宮本武蔵著、佐藤正英校注『五輪書』筑摩書房、二〇〇九年
リデル・ハート著、森沢亀鶴訳『戦略論―間接的アプローチ』原書房、二〇〇八年
片岡徹也編『軍事の辞典』東京堂出版
片岡先生は「陸戦研究」誌で軍事思想史を連載してた。
菊澤研宗「戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか」(光文社新書)
湾岸戦争大戦車戦 上下 河津幸英 イカロス出版
日露激突 奉天大会戦 瀬戸利春 学研
ナポレオン戦争全史」松村劭 原書房
「湾岸戦争 砂漠の嵐作戦」東洋書房
「熱砂の進軍 上下」トムクランシー 原書房
オスプレイNo.20「ドイツ軍装甲車両と偵察用ハーフトラック1939-1945」大日本絵画
オスプレイNo.22「突撃砲兵と戦車猟兵1939-1945」大日本絵画
「戦略論大系シリーズ」 戦略研究学会 芙蓉書房
「戦略思想家事典」 片岡徹也編 芙蓉書房
「現代戦略思想の系譜」 P.パレット編 ダイヤモンド社
「新戦略の創始者」 E.M.アール編 原書房
「近代日本の軍事戦略概史」 黒川雄三著 芙蓉書房
「クラウゼヴィッツ 「戦争論」の誕生」 P.パレット 中公文庫
C. von Clauzewitz "On War" translated by M. Howard and P. Paret, Princeton Univ. Press
P. Paret "Understanding War" Princeton Univ. Press
B. R. Posen "The Source of Military Doctrine" Cornell Univ. Press
C. R. Newell "The Framework of Operational Warfare" Routledge
日本陸軍『作戦要務令』
「赤軍野外教令」
白 善Y 著作関連
「若き将軍の朝鮮戦争」
「対ゲリラ戦」
「指揮官の条件―朝鮮戦争を戦い抜いた軍人は語る」
「韓国戦争一千日」
FM 3-0 "Operation" 他米陸軍教範
MCDP 1 "Warfighting" 他米海兵隊教範
参考書籍(陸自教範、防衛共済会、学陽書房)
「野外令」
「野外幕僚勤務令」
「師団・旅団」
「普通科運用」等の職種運用
「普通科中隊」等の部隊運用
他に陸上自衛隊富士修親会や陸上自衛隊幹部学校修親会の発行書籍など。
(例、戦術研究のための地図判読。)
陸戦学会
「戦理入門」
「戦術との出逢い」(上・中・下)
「白紙戦術」
「師団・旅団の解説」
他
これらは古書店やオクでも中々お目にかかれません。
見敵必買!見敵必買!
「軍事の事典」片岡徹也(東京堂出版)
「西欧近世軍事思想史」上田修一郎(甲陽書房)
「現代の軍事戦略入門-陸海空からサイバー、核、宇宙まで」エリノア・スローン(芙蓉書房)
「兵学入門-兵学研究序説」西浦進(田中書店)
「軍事思想史入門-近代西洋と中国」浅野雄吾(原書房)
「ルパートスミス・軍事力の効用」ルパート・スミス(原書房)
「現代戦略思想の系譜-マキャベリから核時代まで」ピーター・バレット他(ダイヤモンド社)
「エドワード・ルトワックの戦略論」エドワード・ルトワック(毎日新聞社)
「現代の戦略」コリン・グレイ(中央公論新社)
「戦略論-現代世界の軍事と戦争」ジョン・ベイリス/コリングレイ(勁草書房)
「大戦略入門-現代アメリカの戦略構想」ジョン・M・コリンズ(原書房)
「戦略基礎計画(戦略情勢判断)」「戦略基礎行動(誘引・様式・原則)」菊池宏(内外出版)
「第二次世界大戦戦争指導史」新見政一(原書房)
「戦争なき自由とは-現代における政治と戦略の使命」クラウゼヴィッツ協会(日本工業新聞社)
「戦争のテクノロジー」「戦争回避のテクノロジー」ジェイムズ・F・ダニガン(河出書房新社)
「統率指揮及び戦術-治安警備のために」岡村誠之(霞が関出版)
「間接侵略とゲリラ」池野清躬(原書房)
「都市ゲリラ戦の研究」戦略問題研究所(平和警備保障)
「マルクス主義軍事論」中村丈夫(鹿砦社)
「プロレタリア兵学教程」渡辺正之/坂本聡三(鹿砦社)
「戦術原則の基礎的研究」吉田雅良(田中書店)
「茅ヶ崎市史 現代2 茅ヶ崎のアメリカ軍」大西比呂氏/栗田尚弥/小風秀雄(茅ヶ崎市)
「相模湾上陸作戦-第二次世界大戦終結への道」大西比呂氏/栗田尚弥/小風秀雄(有鱗堂)
「Combined Arms Warfare in the Twentieth Century」Jonathan M.House
「復刻版 大海令」資料調査会(毎日新聞社)
「ソ連軍事戦略の秘密-大韓航空機はなぜ撃墜されたか」米国防総省(ダイナミック・セラーズ)
「第二次世界大戦史@〜I」ソ連共産党中央委員会(弘文堂)
「戦争研究」P.M.S.ブラッケッド(みすず書房)
「ソ連の軍事戦略」ギュンター・ポーザー(日本工業新聞社)
>>1乙
貴卿の偉業はディッキンメダルに値すると思いますぞ >1
乙!
これは、フラグに従い「アルビオン作戦」の貼り準備に入らねば。
まず、今回参照してる資料をご紹介
参考文献(主要)
・露領「エーゼル」島攻撃二於ケル独逸陸海軍協同作戦(独大尉 シュワーペディッセン:Schwabedissen)※旧参謀本部訳資料
※以前、過去スレで紹介した、上記を中心に構成し、不足分を下記から追加。
なので各名称は多分に旧軍仕様になっています(ソ連側編成は本資料になかったので下記から収集)
※独軍側の認識と、実際の差異を出すために、ソ連軍は2種類を記載します。
※ムフ島は、モーン島、ムーン島などいろいろ表記あるのですが・・・独断と偏見によりムーン島にしといたのでヨロ
参考文献(補足)
・Operation Albion-The German Conquest of The Baltic Islands(Michael B. Barrrtt)2008
・Battke for The Baltic Islands 1917-Triumph of The Imperial German Navy(Gray Staff)2008
・Wiki:Unternehmen Albion(独)(https://de.wikipedia.org/wiki/Unternehmen_Albion)
・コマンドマガジン 第147号 「新しい第一次世界大戦像 第3回 アルビオン作戦」(大木毅)2019 オーゼル島上陸戦(アルビオン作戦)
概要:
1917/7〜8における独軍ガリチェン攻勢により、9/1〜5にはリガを奪取。
ここにいたりロシア軍を完全駆逐を目指し、独軍はリガ湾の封鎖を図る。
方法としてはリガ湾の出口にある「エーゼル島」および「ダゲー島」を占領する。
さらにこれはフィンランド湾に対する良好な艦隊泊地を確保することにも繋がり
「ペテルスブルグ」からバルト海への出口を扼することにもなる。
その為に陸軍及び海軍の協働による水陸両用作戦を実施した。
元帥命令(ウィルヘルム)
リガ湾を制し且東方作戦軍の翼側を安全ならしむる為、
陸海軍共同攻撃を以って「エーゼル」及び「ムーン」両島を占領し、
大「ムーン」海峡は敵艦艇の通航を阻止すべし。
作戦目標:
エーゼル島(サーレマー島)
ダゲー島(ヒーウマー島)
ムーン島(ムフ島)
の占領
作戦目的:
1)リガ湾確保
2)ペテルスブルグからバルト海への進出航路遮断
戦略的効果:
東部戦線左翼の安全確保
作戦の特長
1、命令系統の明瞭なる統制
2、機密保持と虚報宣伝及び陽動による意表作為
3、輸送航路の制海権獲得
4、第一次上陸要素
艦砲による敵要塞制圧
輸送船からの上陸(浮舟使用)
敵海軍の上陸妨害に対する掩護
後方連絡線の掩護
本地域の上陸掩護陣地の迅速なる占領
5、上陸後の共同作戦に関する明確な方針
海軍側の攻撃援助
海軍による翼側警戒
敵海路後方連絡線に対する攻撃
海軍による友軍背後連絡線の確保
基本計画
1、輸送戦隊、護衛艦隊はリバウに集合し陸軍部隊を乗船させ出航
2、艦隊掩護下にて上陸実施
3、上陸後、部隊は速やかに「アレンスブルグ」「スウォルベ」「オリザール」に進出し
「ムーン島」に連接する突堤道を確保し通過。
4、上陸部隊の右側海上警戒の為、艦隊はリガ湾に侵入し
「オリザール」橋頭堡を掩護し「ムーン島」攻撃を支援する。
参加兵力
【総指揮】
第8軍司令部
【独陸軍】(兵員24596、馬2490、車輛2490、機関銃224、野砲40、迫撃砲84、補給物資30日分)
予備第23軍団司令部(フォン・カーテン歩兵大将)
歩兵第42師団(フォン・エストルフ中将)
増強配属/歩兵第62旅団(歩兵第17、第131、第138連隊、第8飛行隊)
後予備第77師団
予備歩兵第255連隊/自転車歩兵1中隊(歩兵第365連隊から)
自転車歩兵第5旅団(自転車歩兵5個大隊)
重砲兵5個中隊
突撃中隊2個中隊
機関銃隊2個
支援部隊
第16飛行隊
通信、工兵、衛生、視聴部隊
【独海軍】
司令官(シュミット・エールハルト海軍中将)※旗艦 BCモルトケ
戦艦
第3戦隊 BBx5(ケーニヒ、バイエルン、グローサー・クルフュルスト、クロンプリンツ・ヴェルヘルム、マルクグラーフ)
第4戦隊 BBx5(フリードリヒ・デア・グロッセ、ケーニッヒ・アルベルト、カイゼリン、プリンツレゲント・ルイトポルト、カイザー)
巡洋艦
第2偵察戦隊 CLx5(ケーニヒスベルク、カールスルーエ、ニュルンベルク、フランクフルト、ダンツィヒ)
第6偵察戦隊 CLx3(コルベルク、シュトラスブルグ、アウスブルク)※東海偵察戦隊司令に属す
駆逐艦(水雷艇)※旗艦 CLエムデン
第2駆逐隊 旗艦B98
第3駆逐分隊 G101/V100/G103/G2104
第4駆逐分隊 B109/B97/B110/B111/B112)
第6駆逐隊 旗艦V69
第12駆逐分隊 V82/S61/S63/S64/V74
第13駆逐分隊 V43/V44/V45/S50)
第8駆逐隊 旗艦V180 ※東海偵察戦隊司令に属す
第15駆逐分隊 V183/V181/V182/V184/V185
第16駆逐分隊 S176/G174/S178/S197/V186)
第10駆逐隊 旗艦 S56 ※東海偵察戦隊司令に属す
第19駆逐分隊 T170/T169/T172/G175/T165
第20駆逐分隊 V78/S65/S66/V77/G89
第7駆逐分隊 T154/T139/T140/T143/T145/T151/T157/T158/T160
潜水艦
クールランド潜水隊(C型SSx6 UC56/UC57/UC58/UC59/UC60/UC78)
掃海部隊
第2掃海隊 旗艦A62
第3掃海分隊 T136/M67/M68/M75/M76/M77/T59/T65/T68/T82/T85
第4掃海分隊 T104/T53/T54/T55/T56/T60/T61/T62/T66/T67/T69
第8掃海分隊 M64/M11/M31/M32/M30/A35
第3バルト分隊 T141/内火艇 15隻
第1機雷処分隊 内火艇 11隻(リガ所属)
第2機雷処分隊 母艦 アンモン、内火艇 12隻
第3機雷処分隊 母艦 インディノーラ、内火艇 12隻
第4機雷処分隊 母艦 ホスカンプ、警備艇O2、内火艇 10隻
バルト小艦隊( ローゼンベルグ掃海隊)旗艦 T141
第1分隊 T142/A28/A30/A32/武装漁船x32
第2分隊 T130/A27/A29/A31/武将漁船x24
対潜部隊
工作船x1(ドナウ)、給炭船(第3アドライン・ヒューゴ・ステニス ※水上機母艦換装前)
輸送船x2(キャスター/コーブルグ)、内火艇x3
武装漁船x6
防潜網設置隊
汽船エスキモー/ロッサル/ネッツレガーバーグフリード/曳船x6、軽舟艇x5)
飛行船
飛行船x7(L30、L37、LZ113、LZ120、LZ120、SL8、SL20
航空機
水上飛行隊x3 リバウ基地/ウィンダウ基地/アンゲルゼー基地(水上機81/陸上器16機))
海軍陸上飛行隊x2(第8戦闘機中隊、第1雷撃機中隊)
水上機母艦(サンタエレナ)※水上機x4
輸送船隊
軍隊輸送船x19(153,664総トン)
第1船団(輸送船x4 ケムニッツ/カッセル/バタビア/フリードリヒスルー)
第2船団(輸送船x4 オロン/サンガラ/コラリローホック/ボーダーランド)
第3船団(輸送船x3 シャルンホルスト/ブエノスアイレス/フランクフルト)
第4船団(輸送船x6 バイアカスティージョ/ギーセン/シュレスヴィッヒ/バーデニア/オスワルド(先導船)/アルテンブルグ(予備)
工作船団(輸送船x2 エキュイティ/コルシカ)
給炭船x1
給油船x1
給水船x1
給兵船x4(弾薬輸送船)
給糧船x2
病院船x4(インペレーター/ケウィーダル/ティタニア/ヴィオラ)
防柵破壊船
特殊船(ケーブル設置船x1 アレスター、ブイ設置船x2 ウィルヘルム/メリュム)
サルベージ船団
ポンプ曳船x4
接舷用曳船x7(ダルンター/ネッター/ファルケンシュタイン/イェーガースバーグ/ヴィルヘルムコード/シュタイン/シュトゥルム)
内火艇x8、カッターx10
閉塞船 ベルファスト/カディス
掩護艦隊編組基準
1、敵海中戦闘資材強度(機雷等)
2、敵海上兵力(敵艦艇)
3、同時展開の各作戦の要求
4、堅固な陸上要塞に対する攻撃
乗船について
特別海軍部隊の他、軍令部運輸課より乗船指導官を派遣。
ベルリンにおいて予め立案された部隊乗船計画書に基づき乗船指導。
第8軍司令部に直属
指揮系統
最高指揮権は第8軍司令官とし、予備第23軍団と海軍部隊を配属。
第8軍司令部には海軍将校が派遣された。
なお、駆逐分隊や掃海分隊は1隻目が旗艦
※掃海部隊が掃海艇だけでなく、多数の水雷艇(≒駆逐艦)が含まれている事に注目
後々、戦況経過でローゼンブルグ掃海隊が対地支援に大活躍しますが、掃海艇だけではない事に注意。
掃海隊と機雷処分隊ってどう違うんだろ?
もしかして片方は現代でいう水中処分隊なのかな
編成艦艇の内容をみるに
掃海隊:外洋航路の掃海が可能(専門の掃海艇)
機雷処分隊:内湾や湾口付近の浅海の掃海ではないかと(母艦も輸送船、掃海作業自体は外洋作業の困難な小型舟艇のみ)
さて、ソ連側部隊を張っていきます。
まずは独軍側に認識(作戦開始前の偵察等に基ずく資料)
つぎに実際の編制(最近でた洋書の研究書から)
敵状(独側把握情報)
ムーン海峡陣地(エーゼル/ムーン/ダゲー/ウォルムス諸島/ウェルデル半島)は
レヴァール要港に属し陸上要塞と多数の機雷櫃によりロシア海軍バルチック艦隊の出撃拠点を形成。
【ロシア陸軍】
エーゼル島(サーレマー島)守備隊
スウォルベ :歩兵1個連隊
タッガ湾 :歩兵1個連隊
アレンスブルグ:歩兵1個連隊
各地に砲兵陣地および飛行場付近に高射砲陣地
ムーン島(ムフ島)守備隊
不明
ただしエーゼル島-ムフ島を繋ぐ突堤道の橋頭部南岸に堅固な築城あり
ウォイ地区の重砲はムーン海峡を扼する。
ダゲー島(ヒーウマー島)守備隊
北側海上をトップリ付近の重砲陣地で扼する。
(エーゼルのバーメルオルトの重砲陣地と連携)
【ロシア海軍】※9/24の空中偵察の情報
戦艦x2
装甲巡洋艦、小型巡洋艦(数不明)
大型駆逐艦x4
小型駆逐艦x7
砲艦/水雷艇 多数
----------------実際のロシア軍---------------------
総指揮官:ディミトリ・アレクサンドロウィッチ・ウェシュニコフ海軍大将
【ロシア陸軍】(兵員24000)
第107歩兵師団
第425連隊(ゼレル砲台/スウォルベ半島)
第426連隊(タッガ湾/ムッセル湾)
第427連隊(予備部隊:アレンストブルク北の道路結節点付近)
第118歩兵師団(10/13〜ムーン島へ増援、順次到着)
第401連隊
第470連隊
第472連隊(定数2435名→充足1440名?)
海軍決死大隊
砲兵旅団x2(砲x96)
沿岸砲兵(エーゼル8ヵ所、ダゲー4ヵ所)
15p砲x48
7.5p砲x25
ツエレル岬砲台
30.5p砲x4
13p砲x4
12p砲x4
レヒトマ岬砲台
30.5p砲x4
12p砲x4
ムーン砲台
25p砲x5
15.2p砲x4
※ロシア軍は島内道路を整備し迅速な兵力移動が可能
道路以外は悪路と森林であり部隊運動は困難
※第472連隊のように各隊ともに充足率と士気は低かった模様
■ロシア陸軍の防御方針
敵を内陸部で遅滞、道路結節点を閉塞すれば正面攻撃しかできないので敵を拘束し時間を稼ぐ。
冬季の海上凍結で敵艦隊の行動が不可能になれば本土からの増援を得て反攻。
【ロシア海軍】
戦艦x2(スラヴァ/グラジュダニン)
装甲巡洋艦x2(バヤーン/アドミラル・マカロフ(10/14着)
防護巡洋艦x1(ヂアーナ(10/16着)
砲艦x3(クラブリ/グローズシュタット/チウィネッツ)
水雷戦隊
旗艦 ノーウィック
第1駆逐師団(グロム/ポベディタル/サビヤーカ)
第2駆逐師団(デズナ/サムソン/リテナント・リュージン/キャプテン・イズミダル)
第3駆逐師団(アヴトロール/イシュヤコフ/ガーウィル/コンスタンティン
第4駆逐師団(ジェネラル・コンドラテンコ/プログラニツク
第5駆逐師団(ドンスコイ・コサック/スターグスシャット/ターメッツ・ストラヴォスキ/ウイスコウィ/サバイカルツ/ウクライナ(10/14着)/ストラスキー(10/16着)
支援艦艇
ペトショーカ/オーカ/リバウ/ボドレジ1号
閉塞船:ラワ(元病院船)、機雷敷設船4号
はしけx3
第3警備師団
母艦:12号
汽船:1号/2号/3号/4号
内火艇:2号/3号/8号/9号
英国海軍潜水艦(派遣艦隊)
C26/C27/C32
第8駆逐師団(リホイ(10/15着)
第11駆逐師団(デエヤテル二/デエルニ/グロムヤスチ/ラジャスチ/シルニ/ストロズホイ(10/14着)
第2警備隊(通報船 バルスク/ゴルノスタイ/ヴィドラ)
第3警備隊(ホーレック/ラスカ)
巡察隊x5(小船舶x29、補助船舶x2)
掃海部隊
掃海師団x5(小船舶x13)
モーターボート掃海師団x2(小型船舶x6、補助船舶x1)
-------------------------
バルト海域機雷敷設隊
機雷敷設船x2(アムール/ボルガ)
浅海型掃海隊
プリピャチ等3隻
航空分遣隊
曳船 アビオン
バルト海輸送船隊
第3輸送船隊(ジェネラル・ジンマーマン)
第6輸送船隊(オブシディアン/バッシアン/ブキ、石炭輸送船 グラゴール/オン/ポコジ、冷蔵船 スホーマ、特殊輸送船 第2ヴォドレイジ)
バルト海ビーコン教導隊
輸送船 アテルシャチキ/サモエド、港湾船 ブリギトフカ
航空戦力
水上機x約50、ニューポート戦闘機x10(アルステンブルグ飛行場/パペンスホルム飛行場)
上記の独軍認識を基に上陸海岸がどう判断し主上陸地点を決めたのかが下記
------------------------------------
独軍による上陸地点の検討
状況判断:
1)アレンスブルグ湾、ツエレル湾、スウォルベ半島の諸港への上陸には
・ツエレル砲台の撃滅
・イルベン水道の掃海
が必要であり、これらを無視し敵を急襲することは出来ない。
2)西岸のクリッサール湾は、波風が高く秋の西風の次期には上陸困難。、
3)タッガ湾は長距離の機雷掃海が必要だが、北岸には部隊収容地籍もある。
上陸海岸はタッガ湾とす。
掃海海域はタッガ湾に至る航路とするが、作戦第二期のアレンスブルグ、ムーン海峡に至る進出の為にツエレル湾に至るイルペン水道に対しても実施が必要である。掃海はロシア軍に発見されぬ為に夜間実施とす。
<予告>
次回は、実際の作戦経過を張っていきます。
作戦推移
7〜8月
ガリチエン攻勢
9/1〜5
リガ奪取
9/17
最高統帥命令 発令
9/23
独東方軍参謀長/第8軍参謀長 参加会議
9/24
艦隊集結開始
飛行船爆撃開始(LZ113/LZ120)
9/26
艦隊集結
モルトケ旗艦の遠征艦隊主力はダンチヒ湾
駆逐艦隊はリバウ
偵察艦隊はウィンダウ
輸送船団はリバウにて陸軍部隊乗船開始
※海軍は乗船予定 5日間(120時間)
陸軍は輸送船準備24時間、部隊乗船24時間とし、全52時間の乗船時間を指示。
9/28
タッガ湾に於て潜水艦偵察(平常状態との報告)
9/30
荒天につき哨戒捜索が不能であり掃海実施延期
10/1
第8軍司令官 参加会議により根本方針確定
飛行船爆撃(LZ120/L30/L37:リガ湾東部ゾフィンルーエ港、サリスミュンデ港へ陽動爆撃)
航空機爆撃(戦果:ツエレル砲台集積所1ヵ所を爆破)
10/3〜5
波濤により掃海実施不能
10/4
本部より掃海を催促
10/6
東方軍司令部、予備第23軍団長に作戦中止を検討の電報打電
10/8
天候回復により掃海開始(ローゼンベルグ掃海隊)
10/9
全部隊、輸送船に搭乗完了
10/10
艦隊主力はリバウ外港に展開
潜水艦、ローゼンバーク掃海隊は先行し出港
航空爆撃終了
10/11
0630:掩護艦隊出航開始
1030:輸送船団出航開始
先遣部隊 軽巡ブリッツ
第2駆逐隊
第2掃海隊
第2機雷処分隊(母艦 アンモン)
工作船 エキュイティ/コルシカ
兵員3600+機関銃 ※砲、馬匹、車両なし
本隊出航序列
第3戦艦戦隊-旗艦モルトケ-第4戦艦戦隊
夕刻に第3戦艦戦隊からスウォルベ攻撃に分遣隊を分離
夜間航行序列
第3戦艦戦隊-旗艦モルトケ-第4戦艦戦隊-先遣部隊(第2掃海隊は掃海作業につき欠)
-防柵破壊船-輸送船団x4(各船団は巡洋艦が先導し駆逐隊が護衛※全般指揮 第2掃海隊司令)-補給船団
夜半に駆逐艦の一部がパペンスホルムに向い分離
夜半に突如停船。原因は掃海停滞。停船は1時間に及ぶ。
艦隊は掃海せず、そのままの航行を決心
10/12
030: 投錨地到着
0400:タッガ湾侵入(夜明け2時間前)
航行序列
先遣部隊第2支隊(第2駆逐隊)
先遣部隊第2支隊(ブリッツ、エキュイティ、コルシカ)
先遣部隊第1支隊(捜索用II型艇x3、内火艇x10)
任務:
突撃部隊を以って「ニンアスト砲台」「フンヅオルト砲台」を奪取せよ。
爾後、上陸地点を警戒しつつ、「キールコンド」「パペンスホルム飛行場」を占領
「キールコンド」-「エルウォネッツ湖」-「ムステル湾」の線に掩護陣地を占領。
※東方部隊 第138連隊、西方部隊 第131連隊
0440:若干の敵掃海艇を発見、先遣部隊司令は駆逐艦に対機雷計画なく前進を指示
0445:タッガ湾 北方4マイル地点にて砲撃隊形に移行
(戦艦グローサー・クルフュルスト、戦艦バイエルン被雷、行動に支障なし)
第3戦艦戦隊:東方のニンアスト砲台
第4戦艦戦隊:西方フンヅオルト砲台
0554:先頭部隊上陸開始
上陸海岸において敵の抵抗なし
(輸送船 コルシカ被雷、乗員は駆逐艦に移乗)
0600:戦艦戦隊「ニンアスト砲台」「フンヅオルト砲台」に対し砲撃開始
「フンヅオルト砲台」より応射があるも、ほどなく沈黙
0815:輸送船団 タッガ湾侵入開始
0830:「フンヅオルト砲台」陥落
0900:上陸部隊、内陸部に前進開始
0908:輸送船団 先頭船投錨
0945:本隊800名上陸
1020:「ニンアスト砲台」突撃部隊により陥落
1200:先遣部隊、掩護陣地線占領(本来は上陸2日目の予定)、さらに「パペンスホルム」を占領
※先遣部隊は砲兵、馬匹、機関銃なし
第42師団長は前進続行を指示
1500:上陸本隊は歩兵の大部を上陸
夕刻 :投錨地の防潜網敷設完了
上陸本隊は全歩兵、軽砲3中隊、馬匹530、車両100を揚陸完了(予定より半日程早い)
先遣部隊はロシア軍の微弱な抵抗を排除し「ターウィ」-「リスティクル」-「キッデメッツ」の線に到達
「スォルベ」「パペンスホルム」に対する陽動に敵は反応せず
「ポッカ湾」付近の上陸も成功
戦艦バイエルン被雷するも「トツフリ砲台」を制圧。砲台は海軍陸戦隊が爆破。
「パーメルオルト」には予想された敵は存在せず。
同日午後:
自転車歩兵第1大隊は「アレンスブルグ」-「オリサール」道を前進し「ムストラ」-「エルレ」に到達
自転車歩兵第2大隊、突撃第18中隊は東方「オリサール」橋頭堡に向い前進し夕刻到達
(自転車を担いで山越え)
「ローゼンベルグ掃海隊」はズエロ海峡に前進しロシア艦隊を捜索するも発見できず
※ロシア側は混乱し、パーメルオルトへの攻撃は報告されていたが、タッガ湾上陸は午後になりやっと司令部に報告が届く状態
10/13
0730:ロシア駆逐艦x8が輸送船自沈によるソエロ海峡封鎖を企図し掃海隊と交戦するも、軽巡洋艦エムデンの反撃で後退
0900:ロシア艦隊が再度海峡封鎖を試みるも、同様にエムデンの反撃で後退
航空偵察が部隊東方に向い退却中の敵大部隊(第426/第427連隊)を報告
歩兵第42師団の歩兵第138連隊、歩兵第17連隊、予備歩兵第255連隊は2縦隊で
「アレンストブルク」-「オリサール」道を「アレンスブルグ」東側に前進
歩兵第131連隊は「スウェルべ」に向い前進
1300:ロシア砲艦チウィネッツが掃海隊に攻撃をかるも撃退される(一連の戦闘でV82水雷艇が座礁しリバウ回航)
オリサール橋頭堡に進出した自転車大隊「ウィンターフェルト戦闘団」は
橋頭堡を突破し「ムーン島」へ退却しようとするロシア第426/第427連隊及び「ムーン島」からのロシア第470/第471連隊と交戦
「ローゼンベルグ掃海隊」の分遣隊と海軍水上機がこれを支援。補給及び工兵を輸送。
「ローゼンベルク掃海隊」分遣隊は爾後、ムーン突堤道及びムーン島西岸を火制するも
「ウィンターフェルト戦闘団」は包囲孤立(無線機不良、自転車悪路で使用できず、騎兵なし)
「カッサール湾」において「ローゼンベルク掃海隊」主隊が優勢な敵艦隊と交戦
(装甲巡洋艦アドミラル・マカロフ/軽巡洋艦ノーウィック/駆逐艦グローム、サビヤーカ、グロムヤスチ、イシュヤコフ)
戦艦カイザー、巡洋艦エムデンの戦闘加入で撃退。
「イルペン水道」の掃海行動を継続する。
夕刻:バルト海偵察戦隊司令は「アレンスブルグ」に向い突破し、敵の海上退却妨害の命令を受領
(戦艦ケーニヒ、クローンプリンツは10/15にこれを実施)
歩兵第42師団は主力が「イルラッセ」-「ウドウォーフェル」-「ハシーク」に到達
歩兵第131連隊は「ラシキュル」北側地域に到達
第131連隊支援の第4戦艦戦隊の2隻は独自に「ツエレル砲台」と駆逐艦2隻を砲撃
「ツエレル砲台」は短い反撃の後、兵員が士気喪失し逃走。
斥候偵察により「アレンスブルグ」に「敵兵なし」との報告
師団長の現状把握
・ロシア軍主力は「オリサール」に向い退却中
・「ウィンターフェルト戦闘団」は師団来援まで持ちこたえるのは困難
・師団は天候不良、悪路における長時間行動で疲弊している
師団長の決心
師団主力は「オリサール」に向け強行軍、ロシア主力の補足し退却を妨害す。
※部隊の野戦炊飯は未だ追随せず、休息1時間のみの部隊もあったが、ここが戦機と判断
10/14
早朝:師団予備隊(自転車第6大隊)は何の抵抗もなく「アレンスブルグ」を占領
師団主力は「オリサール」に向けしゃにむに前進(40〜52Km行進)
「ウィンターフェルト戦闘団」は終日数倍の敵に対し死守
「ローゼンベルグ掃海隊」は「カッサール湾」においてロシア駆逐艦グロームを捕獲、砲艦1を撃沈
夕刻:師団先頭はオリサール東方の「トーメル」に到達、
「ウィンターフェルト戦闘団」に新たに攻撃を開始しようとする敵に対し戦闘加入
歩兵第131連隊は「ラシキュル」南地峡部を阻止
夜半:戦闘終息
10/15
ロシア軍は「ムーン島」への退却を諦め「オリサール」西南において降伏
捕虜:師団長1、連隊長2、歩兵2個連隊(898名)
鹵獲:機関銃、火砲多数。
早朝:ロシア艦隊(戦艦グラジュダニン、装甲巡洋アドミラル・マカロフ、艦駆逐艦スターグスシャット/ターメッツ・ストラヴォスキ、機雷敷設船アムール)がツエレル砲台救援の為、イルペン水道の出撃したが視界不良の為、接敵せず。
歩兵第131連隊は第4戦艦戦隊(フリードリヒ・デア・グロッセ/ケーニッヒ・アルベルト/カイゼリン)の水上機により連絡回復し前進。
午後:「ツエレル砲台」第4戦艦戦隊が砲撃
別途、「ダゲー島」に、海軍陸戦隊上陸
10/16
早朝:「ツエレル砲台」沈黙
飛行船L30/LZ113/LZ120がエストニアのペルナウを陽動爆撃
午後:戦艦ケーニヒ、クローンプリンツ、偵察戦隊は「リガ湾」に突入
本来「アレンスブルグ」の陸軍部隊掩護が任務であったが、同地は既に占領されており
艦隊はムーン海峡に向いロシア艦隊との交戦を企図
夕刻:「スウェルべ」のロシア第425連隊が降伏
飛行船L37/SL8がエストニアのペルナウを陽動爆撃
上陸開始4日にして「エーゼル島」を完全占領す
とりあえず<エーゼル占領>まで
まだ2島あるので作戦は続きます。
しかし
単独で自転車担いで山地迂回を実施し、エーゼル島とムーン島の接合点に強行進出し敵を分断、その後、脱出部隊と救援部隊に挟撃されるも踏ん張る「ウィンターフェルト戦闘団」と
それを掩護し海上から物資補給や機関砲で射撃支援する「ローゼンベルグ掃海隊」の活躍が尋常じゃない。
さらに掃海隊の別動隊も優勢な敵艦隊に襲われ、友軍の巡洋戦艦と軽巡の掩護下に撃退するとか
見どころ満載で、映画に出来るレベル
10/17
0600:戦艦ケーニヒ、クローンプリンツ、偵察戦隊は停泊中の敵艦隊、「ウォイ砲台」「ウェルデノ砲台」と遠距離交戦
戦果なしにつき掃海隊を先導に、戦艦戦隊をムーン海峡東側、偵察戦隊を西側の前進を決心
1030:敵艦3隻に砲弾命中、ロシア戦艦スラヴァ座礁後自爆。
航路不明の為、戦艦戦隊は追撃せず。
「ローゼンベルク掃海隊」は「カッサール湾」から「ムーン海峡」に進出、敵退路遮断を試みる。
※浅海につき水雷攻撃は不可能
「ウォイ砲台」「ウェルデノ砲台」は自爆。
午後:海軍陸戦隊上陸、「ウォイ砲台」を占領
※ロシア軍ムーン守備隊は独艦隊の「ムーン海峡」侵入により不可能となる。
1200:「エーゼル島」-「ムーン島」の突堤道は対岸から火制されており、翌日の周到攻撃の予定であったが
航空偵察により敵抵抗は少ないと判断
1630:歩兵第138連隊第2大隊を「ローゼンベルク掃海隊」の駆逐艦により「ムーン島」に輸送
夕刻:第2大隊は「リンヌスト」橋頭堡北側の「ナウツ」に進出
0/18
早朝:第2大隊の橋頭保攻撃に合わせ、連隊主力は突堤道を前進
自転車第1大隊、歩兵第17連隊「ダゲー島」上陸
10/19
大きな抵抗もなく「ムーン島」占領
捕虜:ロシア歩兵第118旅団(2個連隊と1個決死大隊)※10/14〜15に同地到着
※困難な突堤道の正面攻撃をさけられたのは艦隊による大陸との交通遮断と緊急部隊輸送の効果による
10/21
「ダゲー島」占領。敵守備隊は順次撤退し捕虜僅少
リガ湾内の「ルネー島」「アベー島」は海軍大型飛行艇による部隊輸送により占領
※海軍のロシア艦隊逃走阻止の北部ムーン海峡での行動は、悪天候により掃海不可能により中止。
本来であれば第4戦艦戦隊、偵察戦隊の突入によりロシア艦隊の「レヴァル」方面への退却を阻止するはずであった。
北部ムーン海峡には潜水艦が配置されていたが、敵艦2隻に命中弾を与えるも逃走阻止はならず。
総括
■損害
独軍 :386名
1隻沈没、6隻損傷
ロシア軍:20131名(捕虜)
4隻沈没、6隻損傷
■捕獲
軽砲47/機関銃130/迫撃砲15/航空機10/車輛1200/馬匹2000/小火器、弾薬、工兵機材、糧食多数
※旧参謀本部訳の独軍資料では本作戦を大成功とするが
「此場合敵は抵抗力少なかりしと一部極めて戦闘の意思薄弱なるものありしを以ってなり」
の一文があり、精鋭なる相手であれば多大の時間と損害を受けることは確実であると独軍自身が厳しく分析している。
Lansとしての本作戦の注目点
0)本作戦の戦略的な意義
→東部作戦軍全体の左翼の安全確保
単純なバルト海の封鎖とか、リガ湾の確保以上の意味を独軍は求めている。
1)上陸作戦の次期と場所の完全な秘匿に成功
→無抵抗上陸の成功
敵前への強襲上陸ではない
先遣部隊は6時間で、師団主力はほぼ1日で揚陸を完了(専用の上陸用舟艇などはない)
2)一方的航空機使用による情報優勢
→敵動向の把握(戦機の把握)
これにより師団主力を強行軍させ、ウィンターフェルト戦闘団の救出が間に合い
敵師団主力のムーン島への脱出阻止に成功する。
3)敵の意表を突く機動重視の計画
→自転車部隊による島嶼間分断(ウィンターフェルト戦闘団)
敵師団の脱出と敵援軍の阻止には、この軽装備部隊の高速移動(まさに機動)によって実現した。
4)柔軟な計画変更による戦機の掌握
各階層の任務指揮による自主的発意が危機を乗り越え成功へと変換した。
→各部隊の自己判断による計画線を越えた急速前進(上陸後の初期前進)
→疲労を無視した強行軍(ウィンターフェルト戦闘団の救出と敵包囲降伏となった)
→艦隊の柔軟な運用と陸戦掩護(ローゼンベルク掃海隊の活躍)
※陸海空の協働は当然の話なので、今更どうでもいいw
ただこの点において現代にも通じる基本的な手順や指揮方法を本作戦で確立しているのはさすが独軍参謀本部。
(なお独軍としては、ガリポリとサロニキは他山の石であると記述しています)
2個師団と30日分の兵站で、輸送船19隻(15万総トン)+α
(>18 の輸送船隊を参照)
1個師団だと9〜10隻(7〜8万総トン)+α
1個連隊で3〜4隻(2万総トン)+α
1個大隊で1隻(5千総トン)+α
編成スレの考察で陸自の輸送を
>大型輸送船なら1隻で1個連隊を当座の兵站と一緒に運べますので4隻。
と見積ましたが、そう変わらないですね。
(陸自連隊≒他国の増強大隊)
がダルカナルの一木支隊だと
歩兵第28連隊、工兵第7連隊第1中隊、独立速射砲第8中隊
→先遣隊 916名(駆逐艦6隻)
→主力 1500名(輸送船2隻 ぼすとん丸/大福丸)
1個連隊:輸送船3隻相当(輸送船2隻+駆逐艦6隻分乗)
歩兵連隊は3個大隊なので
1個大隊:輸送船1隻
まあ、こちらもほぼ変わらず。
さて、エーゼル上陸の独軍、ガ島上陸の旧軍、どちらも上陸後性急な前進を行っておりますが、何が違うのか?
・独軍は事前の航空偵察を実施し、おおよその敵配置を把握済み
・独軍の急進撃は、敵攻撃が目的ではない(緊要地形の先取が目的)
・突堤道に送られたのは主力とは別の自転車支隊(敵は主力側に目が行っている
これに対し
・旧軍は事前偵察なし、上陸後の偵察隊先行によるその場での情報収集を試みる(しかも失敗)
・旧軍は飛行場奪取という、どう考えても米軍が防御している主目標にまっすぐ前進
確かに両軍ともガリポリの戦訓として上陸後速やかな前進が必要という戦訓に従っています。
が、その内容には大きな差異があるようです。
(旧軍ぇ…このエーゼル島の記事を翻訳したの、そもそももまえらだよな・・・)
>>54
確か一木の偵察不備については偕行でも批判は出てた筈(海軍からの情報が云々という擁護も出てたが、
海軍の偵察不備が一木の偵察不足を擁護できる理由にはならないから)。 そういえば、今月の歴群の志布志湾
旧軍の防御配置に重点を置いており、全体的に本土決戦を防勢作戦とみているようですが・・・
そんな事を言ってると、夜、枕元に原四郎参謀が立って小一時間しかられるぞwww
でも、実際問題として関東はともかく南九州で関東のような決戦が成立するのか?を考えると持久、防勢が正しいと思います。
ここは、九州で決戦をしたかった原四郎参謀と、参謀本部としての見解の違いが如実に出ています。
防勢作戦であるべきという理由
1)上陸地点が3地域に分割されている
志布志湾はちょうど中央になる訳ですが、仮に志布志で米軍を撃破したとしても、他2地域からの侵攻で後方を遮断されるのが見えている。
この状態で米軍の意図である航空基地の用地確保を阻止できないどころか、結果的にも米軍の計画に大きな影響を与えられない。
(関東でも相模と九十九里で分離しているが、その片方を崩せるので米軍計画のずれは大きい)
2)地勢的に大規模な機甲部隊を含む反撃部隊の集結が困難
狭いです。部隊が待機できないし、反撃経路が限定されており、敵の進出方向に対し、真っ向から正面攻撃しなければならない。
これは敵を全滅させる勢いでなければ海岸堡に突入出来ない事を意味する。
(九十九里なら機甲を集中し波状攻撃が可能。しかも米軍進出路を避けて海岸まで突入できるの可能性があるのは以前示した通り)
3)つまり逆襲による損害拡大が困難なので米軍損害の積み増しも限定的
上記を勘案すると米軍の損害は湾内の阻止砲火に依存することになるが、それは受動的な対応となるので
米軍が慎重な行動を行えば、それだけで損害の低下を図れる事を意味します。
やはり主動的な攻撃こそが敵に意に沿わぬ損害を強要するのだ!(旧軍脳
4)ここで逆襲による損害許容が困難であるならば、損害を与えやすい九十九里で行う方が良い
つまり、その為の準備の時間稼ぎ、持久こそが九州防衛の本質的な意味である。
志布志湾は持久防御には適した地形なのですが、大規模な反撃を行うには不適なのです。
その為に、参謀本部では最終的に九州決戦ではなく、関東決戦を企図したのではないかと考えます。
>>Lans丼
実は両方の地方とも行った事あるけど、九十九里北辺は未だしも志布志は
道路インフラや鉄道インフラも弱いよね。
まぁ九十九里でも南辺は志布志に毛の生えた程度の弱いインフラだけど。
単純に九州に揚がられるより、関東に直接来られる方がいやだった気がしないでもない
連合軍もそうできるならそうするわ
九州上陸は関東上陸の支援に使う飛行場確保の為
決戦は関東しかありえないな。オリンピック作戦は、九州でも四国でも他の場所でもいいんだから
日本側が防備を固めたら変更されてしまう可能性がある。
やらんで本当によかったよ
沖縄には申し訳ないが、今後も外縁の捨て石になってもらうしかない
後世、格別のご配慮でよし
イタリアの様に地道に北上して行かずに九州と関東の二段作戦で決着をつけようとしていた方針は連合軍側も"決戦"を狙っていた事を意味する
イタリア国家が分断されていてドイツ軍も東部戦線に主力が集結してる状態ですらイタリア戦線は泥沼の膠着戦になったのだし
イタリアよりずっと人口が多く装備はともかく動員準備は進んだ日本での本土戦を地道にやると言うのは連合軍側としても恐ろしい結果になるのは間違いなかった
日本本土戦は日本人全体にとっては当然として連合軍にとっても破滅的な結果をもたらしただろうし
関東でも戦いが終わらなかったら確実にソ連の陸上戦力に頼る事になるだろう
あらゆる点で本土決戦は回避した方が良かったかもしれないが
軍事的観点においてのみ見れば日本軍はそれなりに成果を得られた筈で
完全に一方的に駆逐されると言う事は無かっただろう
その点でもし俺が当時の陸軍将校だったら確実に本土決戦に賛成していたとは思う
軍人としての能力を発揮する機会に恵まれる事は日本や日本国民がどうなるかより人生においてずっと重要な事だ
本土決戦に備えていたがその能力を使う機会すら無かった陸軍軍人達は太平洋戦争で最も気の毒な人達に感じる
>>63
そういう思考が国を滅ぼしたんだぞ
やってれば全土が半島のように分割され、全土がいまの沖縄になる
日本は事実上、なくなる >>64
国より生き様が大切だと言い切ってるレスに対してそんなこと言われても >>65
軍がなんのためにあるのか
生きざまを発露させる装置ではない
国家ではなくそこに住む人や財産を守るものだ
そこら辺のすごい基本を忘れている人が多いよね、軍板は ケン・ヘクラー「レイマーゲン鉄橋―ライン河渡橋作戦」 電子でいいから復刊が待たれるが。
マーケットガーデンの本質は渡河作戦。
その主たる手段として空挺降下を行ったものだと思います。
なので つ【遥かなる橋】
小型組立舟艇の強行渡河や、ベイリー組立橋の架設渡河、最後は夜間の隠密渡河(ポ1空旅の増援渡河、英1空師の撤退)と方法も様々
lansさん、輸送手段と火力投射能力の劇的向上が戦場にもたらした変化の概説をお願いします
それぞれ銃器の発展や機械化、さらに航空機の進歩や誘導弾、さまざまな影響があると思います
軌を一にする話ではありませんが、今後は無人化も関係すると考えます
よろしくお願いいたします
マーケットガーデンといえば
そういや第1空挺団の施設中隊ってどんな架橋装備を持ってるんだろう?
>71
これまた範囲がめちゃくちゃ広い話ですね・・・
時代的には、何時頃からの話にしましょうか?
遡れば、徒歩(馬車)と海運(河川交通も)のギリシャ・ローマとかまで遡れますし
中世・近代もそんなに変りませんが、動力船の登場が実は大きなターニングポイント
帆船時代以上に、燃料補給に縛られることになるので拠点の重要性がそれ以前とはだんちがい
陸の方は、鉄道と、次は自動車の登場、これにより部隊移動と兵站線に革命が・・・
と、その前に倉庫(物資の事前集積地)の導入が、海運の拠点同様に部隊運動をしばるようになるとか・・・
(海よりも陸が先ですが)
それとも戦術的な面にしぼるのか?さらに兵器的な面にしぼるのか?
どっから話したらいいか、ものすごーく悩むですよ、これは。
>>73
なれば、無人化による変化についてご高説を賜りたい
人的損失に対する考え方は年をおうごとに厳しくなっている 思考実験:無人化
最も無人化で効果を得られるものは何か?
まず全般的な方向性を考察
1)人的損害なく敵攻撃を行える
⇒特に自然物の影響の少ない場面は敵の発見もしやすい
⇒航空、および海上は無人化が進みやすい
⇒航空機や艦艇の無人化
⇒ならば人間は何をするのか?
⇒無人兵器や火器への指示、修理、補給
⇒拠点の重要性が上昇する
⇒拠点の防衛は?
⇒これも偵察、捜索、火力なので無人化が進む
⇒指揮要員、工兵、整備、補給の各兵科の重要性爆上がり
⇒これは前線での戦闘よりも後方打撃が今以上に重要になる事を示す
⇒戦術レベルまで縦深戦闘化が進む
次に作戦次元の方向性を考察
2)戦争は拠点の推進、すなわちポジショニング・ウォー、位置取りの戦争という側面が強化されるのではないか?
拠点の効果はその配備される無人兵器の行動範囲で決まる
拠点を中心にして相手の拠点をいかに無効化しつつ、自己の拠点を防御するかが重要
⇒無効化とは?
⇒包囲による封じ込め
⇒どうやって包囲する?
⇒電子的包囲(電子的遮断、電子的孤立は電子的なハッキングの他に電子的情報飽和などもある)
⇒物理的包囲(昔ながらの連絡線、補給線の遮断、長期的な遮断には地上部隊の進出が必至)
⇒精神的包囲(情報遮断、情報欺瞞など敵の情報収集手段を遮断し偽情報を送り、真実不明の状態にし決断不能や間違った判断に追い込む)
さらに戦術次元の方向性を考察
3)無人機の統制はどうするのか?
兵器個々の交戦自体の有人必要性は低下する
⇒それでは定型的な対応しかできないのではないか?
⇒個々の車輛、砲、兵士、機体、艦艇は戦技が重要
⇒この戦技は徹底し自動的に反復できるように訓練で叩き込まれる
⇒プログラムと何が違う?こういうのを行う場面、おこなうユニットは無人化可能だよね
⇒人間が行うのはその戦技の選択判断
⇒プログラムのアルゴリズム、すなわちAIで出来ないか?
⇒考慮要件が少なければ可能だろう
⇒やはり航空機、艦艇、砲兵については無人化できそう
⇒航空機:基本は火力投射手段、人間は基地で整備補給⇒それどこのフェアリー空軍だw、戦闘妖精雪風だwww
⇒艦艇:長期行動の為、作戦状況の変化の幅が広い。
⇒すなわち判断の余地が大きいし、艦艇自体にも整備が必要になる
⇒指揮官やダメコン/整備要員としての人間は必須。各術課は指揮要員のみとか、どこのハイフリwww
⇒地上部隊:地形要件は複雑怪奇。しかし射撃ユニットとしての個々の火器運用ユニットは無人化できるのではないか?
⇒射撃ユニット?
⇒各車両、各砲、各小銃手など
⇒指揮官はどのレベルまで人間が必要か?
⇒ドクトリンによって違いが出るかもしれない
例:旧ソ連の流れを受け継ぐロシアまどでは、個々の兵士は徴集兵なので無人化可能
⇒戦車とか中隊単位で動くので、中隊長車は有人で必要、あとは整備支援要員の車輛
⇒しかし歩兵は二足歩行ゆえの存在意義があり、このレベルの無人機の開発はいまだ困難
小型UAVも行動時間の問題から限界がある
⇒分隊長+整備兵+小型武装UAVくらいが限界か?
⇒IFVやAPCは移動する小型拠点(極小空母w)という扱いになるかも
では西側は?
⇒ミッションコマンドに傾倒しており下級兵士に判断を求めている
⇒これは無人化には厳しい条件
⇒しかし人間単価は高騰の一方、損害0を目指している
⇒ソ連/ロシア式に進む必要があるのかもしれない
⇒いろいろ大変革で障害が多いな、おい
⇒いまから変革して追いつけるのか?技術優位で先行された運用経験を追い抜けるのか?
結論:今の方向性は西側やばい、まじヤバい
懸念事項
4)指揮官の育成、教育
⇒今までは人を指揮するので統率が最も重要であった
⇒絶対忠誠の無人機に統率は不要
⇒判断力が全て
⇒ちょっとまて、判断力って分析とかAIの得意分野
⇒人間に残されるのはセンス、発想力
⇒それも今、AIに教育させ覚えさせようという動きがある
⇒?教育?
⇒でも教育の範囲外にあるモノってあるよね
⇒天才の閃きとか呼ばれる発想の飛躍
⇒ここはそう簡単にAIに負けないのではないか?
⇒クラウゼヴィッツの軍事の天才が、意訳などではなく
文字通りの直訳こそがガチで必要になる?
⇒プロイセン式、秀才の寄せ集めで対抗じゃダメ?
⇒秀才レベルならAIがやってくれる
⇒やはりガチの天才が必要になりそう…orz
⇒ところで発想の飛躍って教育できるのか?
⇒発想の源泉は知識と組み合わせと聞いた事がある(アイデアの出し方)
⇒ただし組み合わせ方法や訓練方法なども研究されている
⇒米軍の作戦デザインの方向性も同様
⇒ところで知識とは?
⇒理論的知識と経験的知識がある
⇒理論的知識は既存情報の収集理解
本読め、本(まあネットでも良いがw)
⇒経験的知識はどうやる?
⇒いわゆる演練
⇒それも肉体的な演練ではなく知的演練が必要
⇒海兵がウォーゲーム重視に傾倒するのはこれか!
機械学習は莫大な量の適切な教育用データセットを準備するのがキモなので、
それを集めて、どの様にAIが判断すべきか判断する事が必要になる
そのデータセットを作るのは誰?という問題が……それこそ演練で大量に作るのかな
https://gigazine.net/news/20200702-twitter-ai-machine-learning-racism/
データセットがよろしくないとこういう事になるという例
AIによる分析と判断の長所は圧倒的な速度と迷いの無さなので、運用はソ連チックになりそう
でも実運用の中で局所最適解に嵌って変な事をしだしたり、ハングアップしたりした時に即座に軌道修正する必要がある
→指揮官にはそういう知見も求められると考えられる(部下たるAIの事を知るべきなのは当然と言えばそれまでだが) >そのデータセットを作るのは誰?という問題が……それこそ演練で大量に作るのかな
この部分、演練のモデル自体の良さが問われてきそう(現実性やモデル・報酬設定の妥当性)
そういう意味でシミュゲーマーたるらんすさには特に面白い話かもね
>81
>そのデータセットを作るのは誰
各種の過去戦例のデータ化と、ウォーゲームだろうねぇ
そのAI相手にウォーゲームと実動演練を重ねるというのは一つの手法だと思うです
(ほら、RX-78には教育型コンピューターが搭載され、戦えば戦うほど強くなるし、そのデータは量産型であるRGM-79の早期戦力化にも寄与)
(あの設定、実は非常に正しいものだったりしたのですねぇ)
>即座に軌道修正する必要がある
部下は無人機と割り切って、最初から損害を許容する方向で計画を立てる方法もあるうら〜
【勝利に必要な損害はこれを許容する】
さらに赤軍化するうら〜
無人機なので心も痛まないうら〜
(財布は痛むがな。。。)
全く関係ないけど
夕撃旅団のとこが海兵隊の「A New Conception of War」をベースに書き直してるみたいだな
元本は無料PDFなのでタダで読めるぞ!
こう考えていくと、ロシアや中国が無人機運用の導入速度が速いのも判る気がするです。
だって、奴らは基本的なフローやロジックをそのままに、危険なパート、交代可能なパートを無人機に置き換えるだけで、実運用の大枠に大きな変更が必要ないのですから。
畑で採れる人間が、工場で作られる機械に置き換わるだけ
(詳細部分ではいろいろ変わりますが、大枠を変える必要が無いというのはすごく受容しやすいと思う)
それでも拠点の重要化は避けて通れないので、制限戦争としてのポジショニング・ウォーの復活は十分ありえると思います。
>84
>夕撃旅団
あそこのOODAの話、非常に良いのですが、海兵隊のマニューバウォーフェアについて、もうちょっと突っ込んで欲しかったかもw
OODAループは戦闘を有利に運びますが、中長期の作戦計画の立案には大して寄与しないのですよw
そこはPDCAですし、さらに最終的に海兵隊が参考にしたのは、ソ連式OMGであったという所は結構重要。
最近はOODAで全て解決な風潮なのですが、OODAは万能なる解決薬じゃないです。
あの記事を読むと、よく出来ているが故に、万能薬と思い込む人がでそうなのがw
アジャイルとウォーターフローは両立させないと大規模PJは炎上するで〜
しかもアジャイルのおかげで途中まではうまく行っているように錯覚しやすいので
本当の問題に気づいたときにはもう遅い、デスマーチの出撃ラッパが鳴り響くのですよ(実話
>>85
素晴らしい考察、ありがとうございます
貧乏暇なしでやっと拝見できました
無人化の場合、正規軍が原野で会戦すらなら分かるのですが、民間人がいる市街戦や非正規戦において、正規軍かゲリラか民間人か、AIに判断させるのは極めて難しいと思います
海、空はそのハードルが相対的に低そうですが
さすがにAIによる民間人殺傷を容認する陸戦条約は締結されないでしょうし、アシモフの定義にも抵触しそうな…
AI陸戦兵?の1人1人にオペレーターをつけるのも効率が悪いですし >87
>正規軍かゲリラか民間人か、AIに判断させるのは極めて難しいと思います
これは無人だからこそ、さらに恐怖や怒りといった感情の無いAIだからこそ出来ることですが…
つ【撃たれてから反撃】
有人の場合、先に発見して撃たないと損害がかさみますが、無人機であれば損害は無視できます。
またカメラ等で明確に武器を画像認識できれば、それを根拠に発砲という方法もあります。
(さらに状況によっては予め有人指揮官の発砲承認機構を組み込むことも可能かと)
それで敵性人物を認識できず撃破されても無人機なので、別にどうということもw
無人機で損害を無視できるということは、こういうことかと。
(AIが自意識に目覚めたら人類に対し反乱を企て、、ターミネーター世界になりそうですが・・・)
どれだけ厳格に敵の装備を確認して撃たれてから反撃する様にしても
AIに判断させる限り風評被害は免れないだろうな
最終的に人間が許可を出してから反撃する様にしないと少なくとも現在の倫理観では無理だろう
>89
>現在の倫理観では無理だろう
西側先進国の倫理感ね。
(ここ重要)
この西側先進国の倫理観による呪縛に対し、いわゆる後進国ゲリラや、宗教国家、独裁国家、強権国家は倫理観の非対称を利用した非対称戦を仕掛けることが可能な訳です。
そして、これは無人化が利用できる訳です。
(実際、各所でドローン爆撃が激化中)
戦争に不利だから倫理観を変えるしかないと言っても変えられないだろうし
あまり良い事でもないな
無人化にかかわらずとも、人の命が軽い東側諸国の有利な点ではある
かといってそういうところに住みたいかというと
本来は西側にこそ利する技術発展だと思うが、なかなか難しい
まあ、人間がやったって誤認や故意はあるから、自動運転の問題みたいに糸口はあるはず
>>88
無人機でも損害は無視できないだろ
飛行場爆撃されて人がまだ乗ってない戦闘機が撃破された
だから損害は無視できるぞ
とは普通はならない
兵士という人的損失以外なら許容範囲と思っているのか知らんが無茶苦茶言っているぞ 無人機のグレードによる気はする
最上級の無人機と人の乗ってない戦闘機がだいたい同じくらいじゃなかろうか。
敵を特定するための壊されていい安価な無人機と
実際に敵を倒す高価な無人機を使い分ければ?
無人機は破壊されてもいいものという前提の時点が思い込みでは無かろうか
人命が失われないという意味ではコストは安いが
それでも高いよなぁ…スウォームは安いの大量にぶち込むつもりだがいつになるのやら