電気自動車メーカーのテスラが、独自の音楽ストリーミングサービス構築にむけて主要レーベル各社と交渉中です。音楽レーベルの話では、テスラは車内エンターテインメント機能のために、インターネットラジオなど複数のプランを提供しようとしている模様です。
ただ大きな疑問として頭に浮かぶのが、テスラは国によってはすでにSpotifyという超メジャー音楽ストリーミングサービスを車内エンタメ用に無料提供しているということ。普通に考えれば、Spotifyひとつでほとんどの音楽はカバーできるはずで、わざわざ音楽レーベルと交渉・契約をしてまで独自の音楽ストリーミングサービスを提供する必要性はないはずです。
ただ、テスラがSpotifyを提供しているのは、当初車内エンタメ用にRdioを提供していたいくつかの国のみ。米国ではSlackerというインターネットラジオサービスの提供にとどまっています。
このため独自の音楽ストリーミングサービスを提供して、既存のテスラオーナーおよび40万台の予約があるModel 3のオーナーら一人ひとりの好みに対応できるようにするのは、「顧客に優れた車内体験を提供する」というテスラにとって重要なことなのかもしれません。
ちなみに最新の数字では、Spotifyの有料ユーザー数は5000万人(2017年3月)、Apple Musicは2700万人(同6月)と言われています。
http://japanese.engadget.com/2017/06/22/ev/