著名投資家マーク・キューバン(Mark Cuban)氏は、設立間もない仮想通貨ファンド1confirmationに出資した。ブロックチェーンなどの仮想通貨関連のニュースメディアCoinDeskが報じた。
8月22日火曜日(現地時間)に設立された同ファンドは、仮想通貨関連を中心に投資を行う計画だ。アメリカ証券取引委員会(SEC)への提出書類から分かった。同ファンド創業者ニック・トマイノ(Nick Tomaino)氏は、カリフォルニア州パロアルトに本拠を置く2億7000万ドル(約295億4000万円)規模のベンチャーキャピタルRuna Capitalのプリンシパル。2000万ドル(約21億8000万円)の調達を目指している。
「ニックは業界最高クラスの鋭敏な知性の持ち主だ。今後、ブロックチェーンを基幹技術として世界に変革をもたらすアプリケーションが生まれるだろう」とキューバン氏はCoindeskに語った。
同氏は先週Twitterへの投稿の中で、本人自らがビットコイン・ブームに乗る意向を明かした。
「このブログ記事を全て書き直し、株式をビットコインに換えるべきかもしれない。とうとう、いくらか買う必要が出てきたようだ」
キューバン氏が仮想通貨の世界に本格参入したことは、大きな「転向」だといえる。2カ月前には「ビットコインはバブルだ」と発言していたからだ。6月上旬、ビットコイン価格が2900ドル(約32万3000円)に迫る勢いで急騰した直後、同氏は反発が来るおそれについて警告していた。
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