お肉や野菜、果物など、全国各地の特産品をふるさと納税の返礼品として楽しみにしている人も多いと思います。ところがことし「返礼品がなかなか届かない!」「想定外のものが来た!」などというケースが相次ぎました。調べてみると天候不順の影響を受けた自治体と農家の苦しい事情がありました。(
神奈川県平塚市の津久井克紀さんは3年前から各地の果物や野菜などの返礼品を楽しみに、毎年、およそ10の自治体にふるさと納税をしています。
ことし、津久井さんの目にとまったのは、北海道遠軽町のアスパラガス。早速寄付をして返礼品が届くのを待ちました。届く予定は8月。しかし9月に入っても届かず、「遅いな」と心配していたとき、町から返礼品が届きました。
箱を開けてみると、中身は手紙とご当地のレトルトカレーでした。手紙には「夏の低温や日照不足でアスパラガスが不作で、次の旬の時期まで待ってほしい」と書いてありました。レトルトカレーは“おわびの品”だったのです。
津久井さんは「やっぱり自然相手なので不作の年があるのはしかたのないこと。わざわざお手紙とカレーを送っていただいて私のほうが逆に申し訳ないと感じました。来年の春を楽しみに待ちたいと思います」と話していました。
天候不順によるふるさと納税への影響は、ことし、各地に広がっています。
千葉県館山市の人気の返礼品の一つ、ドラゴンフルーツ。夏場の長雨や日照不足の影響で生育に1週間から2週間ほどの遅れが出たということです。返礼品の出荷などを請け負う施設では寄付者にメールや電話で発送が遅れることを伝えました。
施設の担当者は「できるだけ早めにお届けしたいのですが、規定に満たないものを出すのはやはり気が引けるので、大きく育つまでやむをえず待っていただくことにしました」と話していました。
また、去年、館山市の返礼品に加えたところ、大人気となったマンゴー。ことしは日照不足などが影響して実が十分に大きく育たないものが目立ち返礼品としては出荷できなくなりました。
マンゴー農家は「かなり不作でした。不作と天候には勝てません。待っていてくれた方には申し訳ないです」と肩を落としていました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171004/k10011167841000.html
神奈川県平塚市の津久井克紀さんは3年前から各地の果物や野菜などの返礼品を楽しみに、毎年、およそ10の自治体にふるさと納税をしています。
ことし、津久井さんの目にとまったのは、北海道遠軽町のアスパラガス。早速寄付をして返礼品が届くのを待ちました。届く予定は8月。しかし9月に入っても届かず、「遅いな」と心配していたとき、町から返礼品が届きました。
箱を開けてみると、中身は手紙とご当地のレトルトカレーでした。手紙には「夏の低温や日照不足でアスパラガスが不作で、次の旬の時期まで待ってほしい」と書いてありました。レトルトカレーは“おわびの品”だったのです。
津久井さんは「やっぱり自然相手なので不作の年があるのはしかたのないこと。わざわざお手紙とカレーを送っていただいて私のほうが逆に申し訳ないと感じました。来年の春を楽しみに待ちたいと思います」と話していました。
天候不順によるふるさと納税への影響は、ことし、各地に広がっています。
千葉県館山市の人気の返礼品の一つ、ドラゴンフルーツ。夏場の長雨や日照不足の影響で生育に1週間から2週間ほどの遅れが出たということです。返礼品の出荷などを請け負う施設では寄付者にメールや電話で発送が遅れることを伝えました。
施設の担当者は「できるだけ早めにお届けしたいのですが、規定に満たないものを出すのはやはり気が引けるので、大きく育つまでやむをえず待っていただくことにしました」と話していました。
また、去年、館山市の返礼品に加えたところ、大人気となったマンゴー。ことしは日照不足などが影響して実が十分に大きく育たないものが目立ち返礼品としては出荷できなくなりました。
マンゴー農家は「かなり不作でした。不作と天候には勝てません。待っていてくれた方には申し訳ないです」と肩を落としていました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171004/k10011167841000.html