アメリカの大手IT企業のグーグルを傘下に持つ持ち株会社は、ことし9月までの3か月間の決算を発表し、
主力の広告事業が好調で最終利益は3か月間の決算としては過去最高となったほか、
アマゾン・ドット・コムとマイクロソフトも増収増益となりました。
グーグルを傘下に持つ持ち株会社アルファベットが、26日発表したことし7月から9月までの3か月間の決算によりますと、
グーグルや動画共有サイトのユーチューブの広告事業が好調で、
売り上げは277億7200万ドル(日本円でおよそ3兆1600億円)となり、前の年の同じ時期に比べて24%増えました。
最終利益も67億3200万ドル(日本円でおよそ7670億円)と、
33%増えて3か月間の決算としては過去最高となったということです。
グーグルのスンダー・ピチャイCEOは、
電話会見でインターネット経由でデータの保存などを行うクラウドサービスをはじめとした幅広い事業が好調だったとして、
「すばらしい3か月間だった」と述べました。
また、アマゾン・ドット・コムのことし7月から9月までの決算では、
アメリカ国内外のネット通販やクラウドサービス事業が伸びたことなどから、売り上げが前の年の同じ時期に比べて34%増えて、
437億4400万ドル(日本円でおよそ4兆9800億円)となったほか、最終利益は1.5%増えました。
マイクロソフトも同じ期間の決算で増収増益となり、アメリカの大手IT企業は、
クラウドサービス事業がけん引する形で軒並み好調な決算となっています。
NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171027/k10011199671000.html