スマートフォン業界でSamsungとAppleが競合していることは誰もが知る事実であり、どちらのフラッグシップモデルも甲乙つけがたい性能を持っています。
しかしSamsungのGalaxyは、ある一点においてAppleのiPhoneに大きく差をつけられています。
1カ月後に49%下がったGalaxy S8
個人売買を仲介するイギリスのWebサイトmusicMagpieによれば、iPhoneとGalaxyとでは、購入後の価格の下がり方に大きな差があるのだそうです。
同サイトの最近の調査によると、SamsungのGalaxy S8の場合、小売価格は689ポンド(約10.8万円)ですが、発売後1カ月で中古取引市場での価格は49%も下落しました。その後も毎月2〜3%下がり続け、9カ月後の価格は当初よりも59%下がっています。
Galaxy S8+(小売価格779ポンド=約11.6万円)も、発売後1カ月で48%下がりました。9カ月後には65%落ちています。
iPhone8は1カ月で30%下落にとどまる
一方iPhone8の発売後1カ月の下落幅は30%、iPhone8 Plusは同33%でした。
iPhone Xの発売でiPhone8の再販価格はさらに6%下がったものの、下落幅は36%にとどまっています。
iPhone Xについては、発売後1カ月の下落幅は27%でした。
今に始まったことではない?下落速度の差
musicMagpieでマーケティング・ディレクターを務めるリアム・ハウリー氏は、車は購入した瞬間に20%価値が下がる程度なのに対し、テクノロジー製品は箱から出した瞬間に平均で65%も価値も下がるとしつつ、「iPhoneのほうがSamsungのデバイスに比べ、価値が長持ちする」ことが調査からわかっている、と述べています。
しかし実はこの現象は今に始まったことではありません。2013年5月にPiper Jaffrayが公開した調査報告書でも、iPhone4/4S/5に比べ、Galaxy S III/Note IIのオークション市場における価値の下がり方が激しいことが指摘されています。
2018年2月20日 02時38分
https://iphone-mania.jp/news-203436/