マネックスグループ(8698)が26日発表した2018年3月期連結決算(国際会計基準)は、純利益が前の期比23倍の67億円だった。国内外で株式売買が活発で手数料収入が伸びた。システム関連費用の減少も利益を押し上げた。売上高にあたる営業収益は536億円と17%増えた。年間配当は1株あたり10円(前の期は5円20銭)とした。19年3月期の連結業績の見通しは「予想が困難」として従来と同様に開示しなかった。
同時に16日に完全子会社化を完了した仮想通貨交換業者、コインチェック(東京・渋谷)の18年3月期業績の概要を発表した。売上高は626億円、営業利益は537億円だった。仮想通貨NEM(ネム)の流出問題に伴い473億円の特別損失が生じ、税引き前利益は63億円だった。マネックスGはコインチェックについて「サービス停止後・一部再開後の期間も営業利益は黒字」と説明している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2018/4/26 12:24
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL26HFB_W8A420C1000000/