NTTは、独自に開発を進めているワイド画面のカメラを使ったスポーツイベントの中継で、アメリカ大リーグと提携することになりました。NTTとしては、知名度の高い大リーグとの提携をテコに、北米をはじめとする海外事業を強化したい考えです。
NTTとMLB=アメリカ大リーグは、4日、ニューヨークで記者会見を開き、澤田純社長とマンフレッド・コミッショナーの双方のトップが出席しました。
NTTは、4年前から、複数のカメラで撮影し、高性能なワイド画面を作る技術を使って、遠隔地でライブ映像を見ることができるシステムの開発を進めていて、今回の提携で、大リーグの試合の模様をイベント会場などで中継します。
今シーズンのワールドチャンピオンを決める来月からのポストシーズンの試合もこのシステムを使って中継するということです。
NTTは、前の年度には過去最高の売り上げと利益を記録しましたが、固定電話の収入減少など国内の売り上げは縮小傾向にあります。
現在、グループの売り上げ11兆8000億円余りのうち海外はおよそ2兆円で、今回のような知名度の高い相手との提携をテコに、ブランドを浸透させ、北米をはじめとする海外事業を強化したい考えです。
大リーグ コミッショナー「NTTとの連携でさらにIT強化」
アメリカ大リーグのマンフレッド・コミッショナーは記者会見で「NTTとの提携は、私たちに新たなライブの仕組みと、より多くのファンに試合を届ける機会を与えてくれる。大リーグは、ITや技術の面でも非常にすぐれているが、NTTとの提携によってさらに強化されることになる」と述べました。
NTT 澤田社長「NTTブランド、北米で広める」
また、提携の狙いについて、NTTの澤田純社長は、「NTTのブランドを北米で広めるため、日本人にもなじみのあるスポーツでもあり、大リーグという最も歴史のあるところとの提携は重要だ。新しい技術を見てもらい、ファンを楽しませ、顧客を広げていきたいと思っている」と述べました。
2019年9月5日 4時22分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190905/k10012064071000.html
NTTとMLB=アメリカ大リーグは、4日、ニューヨークで記者会見を開き、澤田純社長とマンフレッド・コミッショナーの双方のトップが出席しました。
NTTは、4年前から、複数のカメラで撮影し、高性能なワイド画面を作る技術を使って、遠隔地でライブ映像を見ることができるシステムの開発を進めていて、今回の提携で、大リーグの試合の模様をイベント会場などで中継します。
今シーズンのワールドチャンピオンを決める来月からのポストシーズンの試合もこのシステムを使って中継するということです。
NTTは、前の年度には過去最高の売り上げと利益を記録しましたが、固定電話の収入減少など国内の売り上げは縮小傾向にあります。
現在、グループの売り上げ11兆8000億円余りのうち海外はおよそ2兆円で、今回のような知名度の高い相手との提携をテコに、ブランドを浸透させ、北米をはじめとする海外事業を強化したい考えです。
大リーグ コミッショナー「NTTとの連携でさらにIT強化」
アメリカ大リーグのマンフレッド・コミッショナーは記者会見で「NTTとの提携は、私たちに新たなライブの仕組みと、より多くのファンに試合を届ける機会を与えてくれる。大リーグは、ITや技術の面でも非常にすぐれているが、NTTとの提携によってさらに強化されることになる」と述べました。
NTT 澤田社長「NTTブランド、北米で広める」
また、提携の狙いについて、NTTの澤田純社長は、「NTTのブランドを北米で広めるため、日本人にもなじみのあるスポーツでもあり、大リーグという最も歴史のあるところとの提携は重要だ。新しい技術を見てもらい、ファンを楽しませ、顧客を広げていきたいと思っている」と述べました。
2019年9月5日 4時22分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190905/k10012064071000.html