前四半期は連続で20%減だったため、同四半期も減少とはいえ、回復の兆しが見えるとしている。Gartnerのシニアリサーチディレクター、アンシュル・グプタ氏は、コロナ禍で消費者は支出を抑えているが、「スマートフォンの売り上げは第2四半期から第3四半期にかけて緩やかな成長を遂げた。これは前四半期からの需要の停滞によるものだ」と語った。
メーカー別ランキングでは、韓国Samsung Electronicsが前四半期に続けてトップだった。2位以下は、中国Huawei、中国Xiaomi、米Apple、中国OPPO。XiaomiがAppleを抜いて3位になったのはこれが初だ。
![【スマホ】7〜9月の世界スマートフォン販売、5.7%減 Appleは4位にランクダウン [エリオット★]->画像>2枚](https://image.itmedia.co.jp/mobile/articles/2012/01/l_yu_lanking.jpg)
2020年第3四半期のメーカー別世界スマートフォン販売トップ5(単位:千台、資料:Gartner)
前年同期で増加したのはSamsungとXiaomiのみだった。Xiaomiは34.9%増。Xiaomiは米国による制裁で苦戦するHuaweiから市場を奪った形だ。
□米商務省がHuaweiに対する「輸出一時許可」を延長せず スマホやタブレットへの影響は? - ITmedia Mobile
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2008/18/news071.html
4位に落ちたAppleは、前年比で0.6%減。例年9月に発売するiPhoneの新モデルを10月発売にしたのが主な原因とGartnerは指摘する。iPhone発売月を含む第4四半期にはシェアの差が1ポイントのXiaomiを抜き返しそうだ。
□関連リンク
プレスリリース
https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2020-11-30-smartphone-market-share-3q20
2020年12月01日 12時08分 公開
ITmedia Mobile
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2012/01/news067.html