大手電機メーカー「ソニー」の40代の男性社員が、海外に赴任していた3年前に、心臓の病気で死亡したのは長時間労働が原因の過労死と認められたことがわかりました。
労災と認められたのは、「ソニー」で働いていた45歳の男性社員です。
会見した遺族と代理人弁護士によりますと、男性は2007年、正社員として入社し、2015年にアラブ首長国連邦のドバイに赴任しました。
マーケティング部門に所属し、カメラやビデオ機器の販売などを担当していましたが、2018年1月、心臓の病気で死亡しました。
遺族からの労災申請を受けて労働基準監督署が調査した結果、男性は、亡くなる直前の3か月間の時間外労働が1か月平均でおよそ80時間に上っていたことがわかり、先月、長時間労働が原因の過労死と認められました。
遺族と弁護士によりますと、タイムカードなどの勤務の記録がなく、会社が行った調査では、残業時間は労災の認定基準に満たないとされたことから遺族が勤務で使われたパソコンのデータや同僚などの証言を独自に集めたということです。
以下ソース
2021年3月16日 0時24分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210316/k10012916971000.html