外食チェーンのサイゼリヤは、社内のサーバーがサイバー攻撃を受け、従業員や取引先などの個人情報およそ6万件が漏えいした可能性があると発表しました。
サイゼリヤではことし10月、社内の複数のサーバーでシステム障害が発生し、「ランサムウエア」と呼ばれる身代金要求型のサイバー攻撃を受けていたことが明らかになりました。
会社は外部のセキュリティー対策企業と被害の詳しい状況などの調査を行い、その結果を発表しました。
それによりますと、サイバー攻撃による不正アクセスの影響で、会社の従業員とその家族、取引先などの氏名や住所、メールアドレス、それに電話番号などの個人情報があわせて6万1000件あまり漏えいした可能性があるということです。
会社によりますと、これまでのところ個人情報の不正な利用による新たな被害の報告は受けていないということですが、個人情報保護委員会に報告したうえで、警察にも相談をしているということです。
サイゼリヤは「事態を大変重く受け止めており多大なるご迷惑、ご心配をおかけしていることを重ねておわび申し上げます」とコメントしています。
2024年12月11日 11時19分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241211/k10014664591000.html