アメリカの電気自動車メーカー、テスラは2024年の世界での新車販売台数が前の年を下回り、178万台余りだったと発表しました。中国のEVメーカーとの競争が激しくなっているほか、アメリカ市場においても、伸び悩みが続いていることが背景にあるとみられます。
テスラは2日、去年1年間の世界での新車販売台数が、前の年と比べておよそ1%少ない178万9226台だったと発表しました。
テスラのおととしの新車販売台数は前の年の2022年と比べておよそ38%増えるなどしていて、これまで順調に販売台数を増やしてきただけに今回、急ブレーキがかかった形です。
AP通信やブルームバーグなどによりますと、前の年を下回るのは10年以上ぶりだということです。
EV市場をめぐっては、会社は価格の値下げを行ってきましたが、中国のEV最大手BYDなどとの競争が激しくなっているほか、主力としているアメリカ市場においても、EV需要が一巡し、伸び悩みが続いていることが背景にあるとみられます。
2025年1月3日 6時36分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250103/k10014684531000.html