原題 The Glorias
製作年 2020年
製作国 アメリカ
配給 キノシネマ
上映時間 147分
女性解放運動のパイオニアとして活躍したグロリア・スタイネムと活動家の仲間たちとの物語。若き日のグロリアを演じたのは、『リリーのすべて』でアカデミー賞R助演女優賞に輝いたアリシア・ヴィキャンデル。40代以降のバトンを受け継いだのが、『アリスのままで』で同賞の主演女優賞を受賞したジュリアン・ムーア。世代を超えた名女優の二人が、波乱に満ちた彼女の生涯をリレー形式で演じ切った。活動家の盟友には『アンテベラム』のジャネール・モネイや、『フォー・ザ・ボーイズ』のベット・ミドラーが存在感を放つ。監督には『フリーダ』のジュリー・テイモア。自由奔放で解放的なイマジネーションを駆使して、グロリアとその仲間たちの迸るドラマを描き尽くした。彼女たちの勇気があるから、いまの私たちがある──。パワフルで勇敢な闘いの軌跡が、すべての女性たちの明日をきっと励ましてくれる!
大学生でインドに留学をしたグロリアは、男性から虐げられている女性たちの悲惨な経験を聞き、帰国後はジャーナリストとして働き始める。だが、社会的なテーマを希望しても、女だからとファッションや恋愛のコラムしか任されない。そこでグロリアは高級クラブの「プレイボーイ・クラブ」に自らバニーガールとして潜入。その内幕を記事にして暴き、女性を商品として売り物にする実態を告発する。更にはTVの対談番組に出演するなど、徐々に女性解放運動の活動家として知られ始める。40代を迎えた頃は仲間たちと共に女性主体の雑誌「Ms.」を創刊する。これは、未婚女性=Missや既婚女性=Mrs.とは別に、どんな女性にも使える新しい敬称=Ms.として、全米各地の女性に受け入れられていく──。
試写観
アメリカの女性解放運動/フェミニズムにおける重要人物 グロリア・スタイネムの自伝『My Life on the Road』がベースの物語。
グロリア・スタイネムを4人の女優が演じてます。
子供時代: ライアン・キーラ・アームストロング
ティーン時代: ルル・ウィルソン
20歳〜40歳: アリシア・ヴィキャンデル
40歳以降: ジュリアン・ムーア
骨董品のセールスマンで不在&移動がちの父、うつ病の母と暮らすグロリア。
大学卒業後、2年間のインド生活を経て、編集者となり、性差別やセクハラを受けつつ、バニーガールの体験記事により一躍有名に。
ドロシー(ジャネール・モネイ)らとの出会いにより、活動家としての道を歩み、仲間とフェミニズム雑誌『Ms.』を創刊・・・
といったグロリアの物語が描かれる。
ラストに、2017年にワシントンD.C.で行われた「Women’s March」で多くの観衆の前でスピーチする80歳を越えたご本人の健在な姿も登場。
名前も聞いたことのなかった女性のことを知ることが出来ましたが、脚本・演出・キャスティング…いまひとつハマれず。
時系列飛びまくりで脳が疲れてくる
そこにきて、ひたすら持論展開の会話劇
本人のスピーチが一番ハッとさせられたね