ドキュメンタリーとしての驚きや技巧の旨さはあまりない。
親にとりあえず付き合っている娘たちが印象的。
とはいえ、元九州人としては一人でも多くの外国人に関心を持ってくれることが嬉しい
1979年公開のマッドマックスが核戦争への恐怖を下敷きにしたように、彼がフランスのテレビに出演したのも80年代になっても核兵器が増え続けたことが背景にあるのかもしれない。
イザベラ・タウンゼント氏はIMBMによると映画俳優としての仕事がほとんどないのだが、演劇畑の人なのだろうか。
監督・撮影 川瀬美香
オフィシャルブログ
https://essay.tokyo イザベラ・タウンゼントのプロフィールは公式に載ってる
現在は舞台演出家
観た
たぶん誠実に作ってるんだろうけどあんま面白いわけではなかったな
流れをもっと整理して編集したほうがよかった。同じようなくだりが多かった。長崎の港でたたずむあたりで終わっても良かったと思う。子どもたちの戦争劇は蛇足に思えた
原作の、2018年に復刊された版が地元の図書館にあったので読んでみたが、
とても詳しく取材して書かれてると感じた。
被爆者の谷口さんが存命だったら、また違った構成になったと思うけど、
原作者の娘のイザベルが、取材時の録音テープから、父と谷口さんの交友に思いを馳せる
感じが、切なくて良い仕上がりだと思う。
イザベルが、家族も同行して巡った、長崎での盆や海辺の情景が、
戦後の谷口さんの家族にもあった生活なんだと感じられたのが良かった。
ピーター・タウンゼンドの書斎にスピットファイヤーの絵が沢山
ここは譲れなかったんだろうな
と思いつつ、ピーター、イザベル親子の優しさに触れた
原爆に対する怒りよりも落とされた人達への優しさに包まれた作品
ピーターも谷口さんももう居ないからこそ、こういうのを撮れたんじゃないかな
ここ5年くらいに観たドキュメンタリーの中でも秀逸
川瀬美香さんも顔出ししとけばよかったのに