落語家の桂春蝶さん(42)が30日、神戸市中央区の神戸朝日ホールで独演会を開く。
第2次世界大戦末期の沖縄戦で、看護要員として動員された女子学生の「ひめゆり学徒隊」をテーマに創作した新作落語「ニライカナイで逢あいましょう」を高座にかける。「オチはないのですが、座布団の上でお客さんの心に訴える話をするのが落語だと思っています」と、あえて重いテーマに挑む。(彦坂真一郎)
創作落語「ニライカナイで逢いましょう」について思いを語る桂春蝶さん(神戸市中央区で)
創作落語「ニライカナイで逢いましょう」について思いを語る桂春蝶さん(神戸市中央区で)
春蝶さんは1993年の父(二代目・桂春蝶)の死をきっかけに、仕事を継ぎ、名前を継いで落語家として活動していくうちに「命の大切さを語り継ぐことも自分の役割と感じるようになりました」と話す。
鹿児島県の知覧特攻平和会館(南九州市)に残された特攻隊員たちの手記を読み、「生きたかった人が死ななければならなかった時代を知り、今生きていることの幸せに思い至りました」。特攻隊をテーマにした創作落語「明日ある君へ」を2013年に手がけたのをはじめ、戦争や海難事故など「人の生死」をテーマにした作品を発表しており、今回が4作目だ。いずれも上方落語では数少ない人情話に属するものだ。
「ニライカナイ」は、沖縄の言葉で「あの世」や「理想郷」を意味する。ひめゆり学徒隊らが逃げ込んだ洞窟へ連日続けられる米軍の艦砲射撃を、自らに引きつけて撃墜された特攻機が登場する「明日ある君へ」と一対となるようなストーリーだ。元隊員の手記を読み、昨夏に沖縄で証言を聞いて書き下ろした。
滑稽さはないこの作品を通じて、「多くの人が自殺してしまうニュースにふれますが、沖縄戦では、志半ばにして死なねばならなかった人たちがいることを知ってほしい。話を聞いて、生きる気力を持ってくれるきっかけになればうれしいです」と話している。
作品は1時間を超える大作。1月に大阪で初演した際は追加公演が決まるほどの評判を呼んだ。4月から神戸のほか、千葉や東京、沖縄で公演する。
午後2時開演で全席指定。前売り3000円(当日3500円)。チケットは同ホールなどで販売中。問い合わせはラジオ関西事業部。
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