https://mainichi.jp/articles/20200823/k00/00m/010/017000c
毎日新聞2020年8月23日 08時19分(最終更新 8月23日 08時19分)
8月25日に一部開庁する市川市役所の新本庁舎。1、2階部分は階段の追加設置工事をしている=千葉県市川市八幡で、小林多美子撮影
千葉県市川市が建設を進めていた市役所の新本庁舎(同市八幡)が25日に一部開庁する。建物は当初の予定通りに7月に完成したが、1階と2階の間に階段を追加設置するため、庁舎の一部で工事をしている中で4〜7階部分のみが開庁する。
旧庁舎を解体し、跡地に建設された。地上7階、地下1階建てで、延べ床面積は約3万400平方メートル。解体工事費を除く工事費は約147億円となる。
新庁舎の建設は2017年に始まったが、その後に初当選した村越祐民市長が19年8月に、新たに階段を設置するため工期を5カ月延期する意向を表明。市議らから「市議会や市民の意見を聞いていない」などと反発が起き、8月開庁を求める決議が可決された経緯がある。階段の設置には従来の工事費とは別に約1億5000万円がかかる。
今回開庁する部分には市長室と議場、総務部や企画部などの管理部門が入る。市民部や福祉部、こども政策部など主な市民窓口がある部門は、21年1月の全面開庁まで現在の仮本庁舎(同市南八幡)で業務を行う。新本庁舎に間違えて訪れる市民がいた場合に備えて、証明書交付の行政サービス端末を設置する。
村越市長は階段の設置について、市民が一つの窓口で手続きができる「ワンストップサービス」を導入するためとしている。【小林多美子】
毎日新聞2020年8月23日 08時19分(最終更新 8月23日 08時19分)
![【千葉・市川】市役所新庁舎一部が25日に開庁 全面開庁は追加の階段設置後 [ひよこ★]->画像>1枚](https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/08/23/20200823k0000m040016000p/9.jpg)
8月25日に一部開庁する市川市役所の新本庁舎。1、2階部分は階段の追加設置工事をしている=千葉県市川市八幡で、小林多美子撮影
千葉県市川市が建設を進めていた市役所の新本庁舎(同市八幡)が25日に一部開庁する。建物は当初の予定通りに7月に完成したが、1階と2階の間に階段を追加設置するため、庁舎の一部で工事をしている中で4〜7階部分のみが開庁する。
旧庁舎を解体し、跡地に建設された。地上7階、地下1階建てで、延べ床面積は約3万400平方メートル。解体工事費を除く工事費は約147億円となる。
新庁舎の建設は2017年に始まったが、その後に初当選した村越祐民市長が19年8月に、新たに階段を設置するため工期を5カ月延期する意向を表明。市議らから「市議会や市民の意見を聞いていない」などと反発が起き、8月開庁を求める決議が可決された経緯がある。階段の設置には従来の工事費とは別に約1億5000万円がかかる。
今回開庁する部分には市長室と議場、総務部や企画部などの管理部門が入る。市民部や福祉部、こども政策部など主な市民窓口がある部門は、21年1月の全面開庁まで現在の仮本庁舎(同市南八幡)で業務を行う。新本庁舎に間違えて訪れる市民がいた場合に備えて、証明書交付の行政サービス端末を設置する。
村越市長は階段の設置について、市民が一つの窓口で手続きができる「ワンストップサービス」を導入するためとしている。【小林多美子】