2021.2.9 08:00
水中写真コンテスト「アンダーウオーター・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」のポートレート部門で優勝作品に選ばれたコブダイの写真(伊藤亮平さん提供)
世界的な水中写真コンテスト「アンダーウオーター・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー(UPY)」の2021年大会で、埼玉県吉川市の美容師、伊藤亮平さん(36)の作品がポートレート部門で優勝に輝いた。日本人の優勝は全部門を通じて初めてとなる。伊藤さんは「目標としてきた海外の写真家たちと名前を並べることができ、信じられない気持ちだ」と喜びを語った。(内田優作)
撮影は一期一会
優勝した作品は、千葉県館山市沖の海で撮影したベラ科の魚「コブダイ」の写真だ。名前の由来である頭のこぶと大きなあごを迫力ある構図で表現した。海外の人にとって珍しい魚だと考えて題材に選び、十数回の撮影を重ねた末、「最も『質感』が伝わる」と感じた1枚を選んだ。今大会にはモルディブ沖の海で撮ったマンタの写真も出展し、新人部門で2位となった。
9年前に旅行で訪れたサイパンで初めてダイビングを経験し、海の美しさに魅せられた。海のない埼玉県の出身だけに「海に憧れがあった。サンゴ礁やカラフルな魚にきれいだなと感動した」。中学生時代から写真が趣味だった伊藤さんは、やがて水中写真にのめり込むようになった。
「海での撮影は一期一会。同じ海は二度と見ることができない。季節や潮の流れによって違う景色を目にすることができる」
吉川市で美容室を経営するかたわら、週1回は千葉県や静岡県の海で水中写真を撮影し、年2回ほど海外にも出向く。
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https://www.sankei.com/life/news/210209/lif2102090006-n2.html
水中写真コンテスト「アンダーウオーター・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」のポートレート部門で優勝作品に選ばれたコブダイの写真(伊藤亮平さん提供)
世界的な水中写真コンテスト「アンダーウオーター・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー(UPY)」の2021年大会で、埼玉県吉川市の美容師、伊藤亮平さん(36)の作品がポートレート部門で優勝に輝いた。日本人の優勝は全部門を通じて初めてとなる。伊藤さんは「目標としてきた海外の写真家たちと名前を並べることができ、信じられない気持ちだ」と喜びを語った。(内田優作)
撮影は一期一会
優勝した作品は、千葉県館山市沖の海で撮影したベラ科の魚「コブダイ」の写真だ。名前の由来である頭のこぶと大きなあごを迫力ある構図で表現した。海外の人にとって珍しい魚だと考えて題材に選び、十数回の撮影を重ねた末、「最も『質感』が伝わる」と感じた1枚を選んだ。今大会にはモルディブ沖の海で撮ったマンタの写真も出展し、新人部門で2位となった。
9年前に旅行で訪れたサイパンで初めてダイビングを経験し、海の美しさに魅せられた。海のない埼玉県の出身だけに「海に憧れがあった。サンゴ礁やカラフルな魚にきれいだなと感動した」。中学生時代から写真が趣味だった伊藤さんは、やがて水中写真にのめり込むようになった。
「海での撮影は一期一会。同じ海は二度と見ることができない。季節や潮の流れによって違う景色を目にすることができる」
吉川市で美容室を経営するかたわら、週1回は千葉県や静岡県の海で水中写真を撮影し、年2回ほど海外にも出向く。
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