鳥取県米子市の小・中学校で7日、韓国の食文化を取り入れた給食が登場しました。
こうした学校給食の場などで徹底されてきた「黙食」ですが、緩和に向けた動きが進んでいます。
児童たちがおいしそうに食べるのは、韓国ののり巻き「キンパ」、それに「スンドゥブ」。
米子市は韓国・束草市と姉妹都市提携を結んでいて、海外の食文化に興味を持ってもらおうと、韓国の食文化を取り入れた「国際交流給食」を実施しています。
児童は
「おいしかったです」
「のりにご飯を敷いて、お肉とかを上にのせて巻いて食べました。とてもおいしかったです」
米子市立尚徳共同調理場 松浦彩乃 学校栄養職員
「日本とはまた違う食文化を知る・興味を持つきっかけになったり、日本の料理と比べてみて、日本の料理の良さというのも改めて感じてもらえると良いと思います」
一方、学校給食をめぐっては、こんな動きも…
小林健和キャスター
「こちらの学校でも徹底されているのですが、学校給食の場での黙食。これについていま緩和の動きが進んでいます」
コロナ対策として、これまで学校給食の場で徹底されてきた「黙食」。
この日の給食で行われていた「牛乳じゃんけん」でも、児童らは無言のジェスチャーでグー・チョキ・パーを出していました。
文科省は11月29日、都道府県教委などに給食の際に適切な対策をとれば「会話は可能」とする通知を出しました。
これを受け米子市教育委員会は、児童・生徒同士の距離を取るなどの対策をしたうえで黙食を緩和する方針を決定。
具体的な時期や内容については、各校への指導の混乱を避けるため、県のガイドラインを確認したうえで決めるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3782436c8554bf38fff054c05ffac7322c4a031