どう読んでも、二画面を終わらせようって口ぶりじゃない
https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2017/170429.pdf Q8 前期のニンテンドー3DS の実績をみて、ゲーム専用機ビジネスのライフサイクルに対する考え方が
どう変わったか教えてほしい。今回、New ニンテンドー2DS LL が発表され、ニンテンドー3DS ハー
ドのサイクルが更新されているが、今後、Nintendo Switch も含めて、任天堂の中長期ビジネスの展
開として、ハードは更新を続けて寿命を伸ばしていくという考え方にシフトすることはあり得るの
か。
A8 君島:
ニンテンドー3DS ビジネスについて、前期はソフトウェアの販売数がポケモンのタイトルなどによ
って大きく伸び、ハードウェアを牽引したことで、ハードウェア・ソフトウェアともに販売数が前
年に比べて増加しました。また、プレゼンテーションの中でご説明しましたとおり、価格帯やハー
ドウェアそのものの魅力からニンテンドー2DS に対する需要が高く、ニンテンドー3DS 全体のビジ
ネスにおいて、ニンテンドー2DS の販売の割合が増加しています。
当期は New ニンテンドー2DS LL の発売を予定しています。New ニンテンドー2DS LL は、画面サ
イズが New ニンテンドー3DS LL と同じ大画面であり、過去に発売した 1,000 以上のニンテンドー
3DS タイトルを遊ぶことができ、価格面でもお求めやすくなっています。今後もソフトウェアで
しっかりと面白いものがご提案できれば、引き続き今のニンテンドー3DS シリーズで遊んでいきたい
というお客様のニーズに応えられるものと思います。今後も、どのようなソフトウェアをお客様が
求めておられるのか、それに対してどう応えていけるのかということを考えながら、ハードウェア
のサイクルを見極めていきたいと思っています。
したがってライフサイクルが何年かと決めるのではなく、お客様のニーズが変われば切り替えて
いかなければなりませんので、そこは柔軟に対応していきたいと考えています。
ハードウェア開発全体についても、同様の考え方で進めていきたいと思います。新しいハードウ
ェアを発売したら、次のハードウェアの開発に着手しており、お客様の動向によって、いつでも、
柔軟に対応できるような形でハードウェアのサイクルを考えていきたいと思っています。