――キャラクターをデザインするうえで、とくに意識したことは?
生島:“地に足の着いた”キャラクターにすることです。本作ではカッコよさよりも、各キャラクターの人柄や立場、
住んでいる地域に紐づいていることを考えてデザインしました。たとえばプリムロゼは、男たちの集まる酒場で踊子
として舞っている中、悲しい生い立ちゆえの、憂いのある目をしている一瞬を描いています。そういう“人”が存在
しているという気持ちを持ってデザインしています。
浅野:シナリオのインタビューで、「1年弱ほど、作っては壊す作業をくり返した」とお話ししましたが、その時期には、
生島にはシナリオのプロットを見せ、主題となるモチーフの絵を描いてもらいました。まずはそういったコンセプトを
アートで形にしてもらい、8人の主人公が決まってからは、彼らがどんなキャラクターなのか、デザインを決める作業に
入っていったと記憶しています。私は、キャラクターを考えるときに、実際にいる俳優さんをイメージとして挙げることが
多いのですが、今回もそうしました。
https://www.famitsu.com/news/201807/17160714.html