Googleが非常に派手な売り込みをかけたクラウド型ゲーム機・Stadiaは
発売からここまで苦戦が続いており、今のところ僅か100万人の利用者しか獲得できていない。
しかも、その大半は無料ユーザーだ。
この不振の原因はどこにあるのだろう。
少なくとも、その一つとして同社の誇大広告に求めるのが可能ではないだろうか。
彼らは当初ハイエンドPC並の画質と遅延のまったくないゲーム体験を約束していたが
それらは全く実現できていない。
そして、この点について失望しているのは何もゲーマーだけではないようだ。
Take2のストラウス・ゼルニック社長もまたこのゲーム機が過大な約束をしすぎた点を問題視しているようである。
彼は以下のようにして現状を説明していた。
「Stadiaの売れ行きはここまで伸び悩みが顕著です。
おそらく発売前にクラウドによってあまりにも多くのことが可能になると
実態以上の誇張をしてしまったがために、消費者の失望を招いたように思いますね」
Take2はここまで、このクラウドゲーム機の最大の支持者のうちの1社だ。
ボーダーランズ3にNBA2K20、さらにレッドデッドリデンプション2を供給しているのだから。
だが、これが今後も持続するのかというと難しいのかもしれない。
ゼルニック氏はこの先について次のように語っている。
「多くのハードに供給すれば潜在的に多くのユーザーに向けて強くアピールすることが出来ますよ。
だからこそ、私達はここまで3作を発売してきました。それに今後も高品質なストリーミングサービスを行いたいと考えています。
将来的には、この分野が強い成長を見せると信じているからです。
ただ現状はといえば、お金を支払ってもよいと考える消費者はあまりいないようですね」
彼らは今年もマフィアのリマスター版やゴルフPGAツアー2K21などをStadiaに発売する。
しかし、その後はどうなるのだろうか?
あるいは考えを改めるというのもあり得るのかもしれない。
https://wccftech.com/google-stadia-overpromised-stadia-take-two-ceo/