すると、稲垣吾朗がこう口を開いたのだ
「自信がないとなると、大きなものがあるとなんか頼りたくなるというか。ネット右翼の人たちもそうかもしれませんし」
稲垣吾郎の口から「ネット右翼」という言葉が出てきたのは驚きだが、
番組はこの後「ナショナリズム」とヘイトスピーチなどの排外主義が表裏一体の関係にあることにまで踏み込んでいく。
「気がつけば、目にする機会が増えてきたナショナリズム。『日本人すごい』『韓国が嫌い』『メディアは反日だ』『霊性に回帰せよ』」
こんなナレーションが挿入され、VTRには嫌韓を煽る本や雑誌、そして道徳の教科書。クローズアップされたネトウヨ雑誌「ジャパニズム」の表紙には、「森友問題は安倍総理夫妻と無関係」の文字も並んでいた。
このあと、ヤマザキマリが「自分を守るための誇張した甲冑みたいにナショナリズムを使っているというのが、
すごく痛々しかったりとか、そうじゃないんじゃないかと思うときがある」と感想を語り
そして、番組の最後、稲垣吾郎がこれまでの議論をまとめたのだが、何か芸能人らしく「ナショナリズムは一概に悪いことではない」といった発言でバランスをとるのかと思いきや、稲垣が口にしたのはこんなセリフだった。
「すぐ近くにいる人のことを違うなって思っても、それを受け入れられる。そういう許容、寛容みたいなものって絶対に(必要)。それが広がっていくのかな、なんて、ちょっと夢みたいなことを言ちゃいますけれども」
ここからも、稲垣とこの番組の姿勢がいまの日本に横行する歪んだナショナリズムとは真逆の姿勢をもっていることがよくわかるだろう。
ソースは>>2
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