「誰ですか?誰かがやらないことには、こんな物が出てくるはずがないでしょう」と金■少佐がまた言った。
その通りである。 しかし誰も答えない。 二分、三分と沈黙が続いた。そのうちに私はふと「私がしましたと
誰かが買って出たとしたら、それこそ面目まるつぶれになる」と思いついた。まさに一番積極的にやったのは
この私だったからである。 そこで思いきって「私がやりました」と手を上げた。 まことにお恥ずかしい次第
だが、その声はだいぶ震えていた。
「何を作っていたのですか」「碁石です」私はそこで金■少佐の顔から眼を放した。 「馬鹿者ッ!」という
大喝がとんでくると思ったからである。ところが「あなたは正直に言いました。それは非常に良いことです」
という低い声がかえってきたのである。私が唖然として少佐の顔を見上げると「しかしこんな事をすることは
よいことではありません。改めなければなりません。中国は今、革命直後で、物資も之しく困難な時期です。
労働者も農民もみんな乏しきを分け合って闘っているのです。君たちはみんな、昔、米の飯を食い、肉や魚で
贅沢三味な生活をしていた。だから高梁飯なんか、自分たちの口にするものではないと考えているのだろう。
だが私たち中国の人民はそうは思っておりません。食糧はどんなものでも、農民たちが汗水流して作った尊い
労働の結晶であり、人間の命をつなぐ宝物だと思っております」
「人間は必ず過ちを犯します。だからそのことは余り恥ずかしいことではありません。しかし過ちを悔い改め
ない人は、とても恥ずかしい人間だと思います」
まず「怒鳴られる」と思い、こんなことで睨まれはじめたら、今後「ろくな事になるまい」と青くなっていた
私は、ほっとして胸をなでおろした。そして「中国の共産党の奴、なかなか味なことをいいやがるな」と、
胸をなでおろしたり、感心したりしていた。
日本が中国共産党を作ったのに何でみんな知らないの?
日本軍は毛沢東と友だちんこで検索
なにが寛容だ
なもんプロパガンダだろ。日本に冤罪きせるプロパガンダ圧力外交だろうがボケ