上智大学法学部の学生で法曹を目指す学生の多くは中央大学法科大学院に進学する。
中央大学法学部の学生で法曹を目指す学生の多くは慶應義塾大学法科大学院に進学する。
慶應義塾大学法学部の学生で法曹を目指す学生の多くは在学中の予備試験合格を目指す。
予備試験合格が叶わないときは慶應義塾大学法科大学院にそのまま進学する。
「法曹コース」の設置後は変化があるかもしれないが。
「予備試験合格」→「司法試験合格」。
今や法科大学院ルートに比べて、圧倒的に時間的・経済的負担が少ないこのコースが法学部学生の法曹になるためのメインルートになっている。
このため、法科大学院に学生を呼び戻すための方策として政府は法学部からの既修者のための「法曹コース」の設置を認めることになった。
また現在の法科大学院の未修者コースも実態として法学部出身の学生が多くを占めていたことも、このコース設置を促したらしい。
法学部在学中は体育会などの部活や課題活動などに学生生活の軸足を置いていた学生は未修者コースに入学することが多かった。
法学部在学中から既に司法試験合格のために集中して勉強している学生を他の学生から切り離して、最短コースに載せて司法試験を目指してもらう。
予備試験コースから法科大学院の既修者コースに法学部の学生を呼び戻そうとする政策。
法曹コースは大学法学部の2年進学時にコースを選択し法科大学院の定員の半数を上限に、法学部を3年で早期卒業してそのまま法科大学院に入る5年一貫制度。
従来より司法試験受験までの年限を1年短縮できる。
また他大学法学部との連携枠の設置できるようになった。
例えば、明治学院大学法学部であれば、早稲田大学、慶應義塾大学、中央大学、明治大学、千葉大学、都立大学の6校の各法科大学院と連携協定を締結して、法曹コースを設置した。
他大学法学部法曹コースと連携枠を多く設置したのは「中央大学法科大学院」で8大学法学部と連携枠を設置した。
ただし、「法曹コース」への進学・卒業には、「厳格な成績評価」が求められているため、法律科目を中心とした大学の学部成績が優秀であることが必要とされている。
2020年度より司法試験へのメインルートして予備試験コースから法科大学院に戻すためこの法曹コース制度がスタートする。
未修者コースは引き続き残ることにはなる。
ちなみに「中央大学法学部」で司法試験を目指している優秀な学生の多くは、司法試験の合格率が高い慶應義塾大学法科大学院や早稲田大学法科大学院に進学していき、中央大学法科大学院はその他の大学法学部の学生を多く受け入れている現状がある。
慶應義塾大学法科大学院の学生で、出身大学として多く在籍しているのは「中央大学法学部」出身の学生で「慶應義塾大学法学部」出身の学生より多いくらい。
東京大学、慶應義塾大学、京都大学、一橋大学の4大学の法科大学院は司法試験の合格率がアピールポイント。
中央大学の法科大学院は合格者数がアピールポイントで、数で勝負。だから、多くの他大学の出身者を集めている。
早稲田大学の方針は上記4大学と中央大学の中間。
http://2chb.net/r/jsaloon/1602993623/168