インスリン注射器で「1瓶7回」 カギは日本人の皮下脂肪
2021年3月8日
fnn.ismcdn.jp/mwimgs/7/5/600wm/img_75d97b82ea02856ef0c103acae99e691387119.jpg
8日、京都・宇治市の病院で行われていたワクチン接種。
使われていたのは、ワクチン用の注射器ではなかった。
宇治徳洲会病院・末吉敦院長「ファイザー社ワクチンの入手が、なかなかペースが上がってこない中、
5本しか打てないんじゃなくて、こういうやり方で7本打てると、皆さんのためになると思って発表した」
この注射器を使うと、ワクチン1瓶からの接種回数を7回に増やせるという。
現在行われている医療従事者への優先接種では、1瓶から6回接種できる特殊な注射器が使われている。
しかし、この特殊な注射器については、十分な数を確保できていない。
河野規制改革相「高齢者の優先接種についても、5回接種の針と注射器でスタートすることになります」
こうした中で、ある工夫をすれば、1瓶から7回の接種が可能との見解を示した宇治徳洲会病院。
注目したのは、どこの病院にもあるという針の短いインスリン用の注射器。
宇治徳洲会病院・末吉院長「インスリン用の注射器だと、デッドスペースがほとんどゼロであって、きちんと7本分はとれることがわかります」
なぜ、インスリン用の注射器なら、ワクチン1瓶から7回の接種が可能なのか。
関係しているのが、日本人とアメリカ人で異なる“皮下脂肪の厚さ”。
日本人は、アメリカ人に比べて皮下脂肪が少ないため、短い針でもワクチンが筋肉に到達。
その分、長い針の注射器に比べ、針や注射器に残る、いわゆるワクチンロスが減り、7回の接種が可能だという。
宇治徳洲会病院・畑倫明医師「このやり方ができたら、多分かなりの病院が(接種希望者)全員分とれると思う」
接種人数の増加につながる可能性のある注射器の工夫。
加藤官房長官は、「7回分の採取については、現在、厚生労働省において事実関係を確認している」と述べている。
https://www.fnn.jp/articles/-/153146
2021年3月8日
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8日、京都・宇治市の病院で行われていたワクチン接種。
使われていたのは、ワクチン用の注射器ではなかった。
宇治徳洲会病院・末吉敦院長「ファイザー社ワクチンの入手が、なかなかペースが上がってこない中、
5本しか打てないんじゃなくて、こういうやり方で7本打てると、皆さんのためになると思って発表した」
この注射器を使うと、ワクチン1瓶からの接種回数を7回に増やせるという。
現在行われている医療従事者への優先接種では、1瓶から6回接種できる特殊な注射器が使われている。
しかし、この特殊な注射器については、十分な数を確保できていない。
河野規制改革相「高齢者の優先接種についても、5回接種の針と注射器でスタートすることになります」
こうした中で、ある工夫をすれば、1瓶から7回の接種が可能との見解を示した宇治徳洲会病院。
注目したのは、どこの病院にもあるという針の短いインスリン用の注射器。
宇治徳洲会病院・末吉院長「インスリン用の注射器だと、デッドスペースがほとんどゼロであって、きちんと7本分はとれることがわかります」
なぜ、インスリン用の注射器なら、ワクチン1瓶から7回の接種が可能なのか。
関係しているのが、日本人とアメリカ人で異なる“皮下脂肪の厚さ”。
日本人は、アメリカ人に比べて皮下脂肪が少ないため、短い針でもワクチンが筋肉に到達。
その分、長い針の注射器に比べ、針や注射器に残る、いわゆるワクチンロスが減り、7回の接種が可能だという。
宇治徳洲会病院・畑倫明医師「このやり方ができたら、多分かなりの病院が(接種希望者)全員分とれると思う」
接種人数の増加につながる可能性のある注射器の工夫。
加藤官房長官は、「7回分の採取については、現在、厚生労働省において事実関係を確認している」と述べている。
https://www.fnn.jp/articles/-/153146