![葉梨法相〝死刑ハンコ〟発言はブーメラン!? 12年前に民主・柳田法相を追及 [きつねうどん★]YouTube動画>1本 ->画像>2枚](https://tokyo-sports.ismcdn.jp/mwimgs/2/8/800w/img_2844d56a7fbbea97544ccb2d494764de122977.jpg)
失言した葉梨大臣
12年の時を越えてブーメランが突き刺さった。岸田政権の葉梨康弘法相の失言が話題だが、かつて2010年には民主党政権で柳田稔法相の失言があった。あの時、自民党は何と言っていたか。
葉梨氏は9日夜に都内で行われた会合で「だいたい法相は朝、死刑(執行)のはんこを押す。昼のニュースのトップになるのはそういうときだけという地味な役職だ」「法相になってもお金は集まらない。なかなか票も入らない」と話していたことで、野党から「死刑執行という厳粛な任務への冒涜だ」などと批判の声が上がった。また、与党内からも苦言を呈されている。
批判を受けて葉梨氏は発言を撤回したものの、辞任は否定。しかし、10日に衆院本会議で予定されていた民法改正案の採決が先送りになるなど、失言による影響が出始めている。
思い出されるのが2010年の柳田法相の失言だ。柳田氏は地元広島のパーティーで「個別の事案については答えを差し控える」「法と証拠に基づいて適切にやっている」とお決まりのフレーズを例に挙げ、「法相はいい。この二つを覚えておけばいい。分からなかったらこれを言う」と発言。辞任に追い込まれた。
当時、野党だった自民党は柳田氏と民主党政権を責め立てていた。例えば小泉進次郎氏は「すごい発言だ。それなら法相はロボットでいい。柳田氏の言う通りなら、柳田氏は法相として適格じゃないですか」と皮肉を言い、幹事長を務めていた石原伸晃氏は「(法務省で働いている人からしたら)ウチの社長はバカじゃねーかとなるでしょ」と話していた。
職責軽視という点では葉梨氏も柳田氏も似たようなもの。当時の柳田氏への批判には、そのまま葉梨氏に当てはまるものもありそうだ。
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