にこ「面倒な私たち」 [無断転載禁止]©2ch.net

にこ「笑顔の裏側に」 [無断転載禁止]
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1464878420/
これの続編っぽいもの
キャラ崩壊注意

穂乃果「にこちゃんっ！ 今日も一緒に帰ろうよっ！」ﾀﾞｷｯ

にこ「今日も？ あんたも飽きないわよねぇ……」

穂乃果「飽きる訳無いじゃんっ」

穂乃果「にこちゃんといる時間ってあっという間に過ぎちゃうんだよねぇ」ｴﾍﾍ

にこ「……しょうがないわねぇ 今日もあんたに付き合ってあげるわよ///」

穂乃果「にこちゃん、ありがとうっ！」

穂乃果「……それとね、今日も穂乃果の話聞いてくれる？」

にこ「……こういうところで遠慮しなくてもいいって、にこ言わなかったっけ？」

穂乃果「……うん、でもせっかくにこちゃんに放課後付き合ってもらうんだもん」

穂乃果「穂乃果ばっかりにこちゃんに頼って迷惑にはなりたくなかったし……」

穂乃果「きっとにこちゃんにとっては楽しい話じゃないだろうしね……」

にこ「……あんたは肝心なときは自分より他人のことを優先しちゃうところがあるのよね」

にこ「前にも言ったけどあんたはもっと自分のことも大事にしなさいよ」

にこ「あんたの話ぐらいなら私も聞いてあげられるんだし」

にこ「そんなことで遠慮しなくたっていいのよ」

穂乃果「……にこちゃん」

にこ「……それにあんたにはたくさん迷惑かけられてるんだし少し増えるぐらいどうってことないわよ！」

穂乃果「にこちゃん、ひどいよぉ〜」

にこ「……だからあんたはつまんないことなんか気にせずに私を頼りなさい！」

穂乃果「……うんっ！ にこちゃんありがとうっ！」

穂乃果「にこちゃん大好きっ！」ﾓｷﾞｭｰｯ

にこ「ちょっ！？ 人前で抱きつくのはやめなさいよっ！///」

私が穂乃果の相談を聞いて以来、あいつと私は一緒にいる時間が増えたの

それに、あいつは少しずつではあるけど本当の意味で私を頼ってくれるようになったわ

その時改めて気づいたのは、あいつは表では明るく悩みなんて無いように振舞ってたっていうこと

多分私たちが無意識的に抱いていた『μ'sのリーダー高坂穂乃果』をあいつは律儀に守ろうとしていたんだと思うの

実際のあいつは、それこそ私たちと同じ迷う時もあれば悩みもある普通の女の子だったの

そんな自分を見せずにみんなの前では『高坂穂乃果』としてあいつは振舞っていたのよね……

期待

そんな本当の『高坂穂乃果』を知ってから私はあいつのことを守ってあげたいって思うようになったの

今のままひとりで無理し続けてたら、きっとあいつは壊れてしまうだろうし……

私に諦めていた夢をもう一度見せてくれたあいつの力になりたいと思ったのよ

にこ「それで今日はどうしたのよ？」

穂乃果「実はね、最近不安になるんだ……」

にこ「不安って何がよ？」

穂乃果「私たちっていつまで一緒にいられるんだろうってね……」

穂乃果「少なくてもにこちゃんたち3年生が卒業したらきっと今までみたいには会えなくなるでしょ……？」

穂乃果「いつかはみんなと離れ離れになるって思っちゃうとね……」

にこ「……そりゃみんなそれぞれの道になるだろうし、今までみたいに一緒にいるってのは難しいかもしれないわね」

にこ「でもね、それは物理的な距離的の話でしょ？」

にこ「私たちは目に見えなくたって心では繋がり合ってると思うわよ」

にこ「そんな物理的な距離を感じさせないほどにね」

にこ「……だからあんたはそんな心配なんてしなくてもいいのよ」

穂乃果「……本当？」

にこ「ええ、本当よ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

穂乃果「……よかった」

穂乃果「にこちゃん、話を聞いてくれてありがとうね」

にこ「可愛い後輩の相談なんだしいつでも聞くわよ？」

にこ「それに…… あんたが悩みを一人で抱え込む方が私は不安だしね」

穂乃果「にこちゃんは優しいね……」

穂乃果「……にこちゃんがいてくれて本当によかったよ」ﾆｺｯ

にこ「……そりゃよかったわ///」

結局のところ私はあいつに対して友情以上の感情を持っているのだろう

じゃないと毎回あいつの相談に付き合ったりしないだろうし

最初は穂乃果に救われたから恩を返すためにあいつに付き合ってるのだと思っていたのだけど……

でも本当の穂乃果を見たときに感じたあいつの支えになりたいという気持ち

これはきっと……

希「恋やね」ﾆﾔﾆﾔ

にこ「はぁ……？ 何がよ？」

希「にこっち、今恋しとるやろ？」

にこ「と、突然なによ？」

希「いやぁ、最近にこっちと穂乃果ちゃんが一緒にいること多いなぁって思ってな」

希「それに二人ともお互いを見てること多いやん」

にこ「っ…… あんたこういうところは鋭いわね……」ﾊｧ

絵里「それにしても意外ね」

絵里「にこが穂乃果のことを好きだなんて」

にこ「別に絵里たちには関係ないでしょ……？」

希「いやいや、親友が恋してるんやから関係ないことやないやろ？」

絵里「そういうことよ」

希「うちらがいくらでも相談に乗るよ？」ﾆﾔﾆﾔ

絵里「にこにも幸せになってほしいもの」

にこ「あんたたちに任せても嫌な予感しかしないんだけど……」

希「じゃあまずは告白からやね」

にこ「なんでよっ！」

絵里「まあまあ、にこ 希にもなにか考えがあっての発言だろうし最後まで聞きましょ？」

希「だってどう見ても両想いやん……」

にこ「そうかしら……？」

にこ「あいつは私のことを姉みたいに思ってるんじゃないかしら……？」

にこ「そもそもあいつって恋愛映画を見たとき開始三分で寝てたじゃない」

にこ「そんなんだし恋愛自体に興味がないのかもしれないわ……」

にこ「それに告白することで今の関係を崩すことになるのが嫌なのよ…」

にこ「成功するのならともかく失敗したときのことなんて考えたくないわ……」

にこ「そんなことになるぐらいなら今の関係で私は十分よ……」

絵里「にこって、なんていうかめんどくさい性格してるわね……」

希「にこっちって意外と臆病やったんやな」

にこ「しょうがないでしょ」

にこ「それにあいつとの関係が崩れたせいでμ'sがギクシャクするのも嫌だしね」

希「……多分大丈夫やと思うけどなぁ」

ｺﾝｺﾝ

海未「取り込み中すみません 」

絵里「あら？ 海未とことりじゃない」

絵里「どうかしたの？」

ことり「ちょっとにこちゃんに用事があるの」

海未「にこ、今時間は大丈夫ですか？」

にこ「別にいいけどどうしたのよ？」

海未「まず、先日はありがとうございました」

ことり「無事穂乃果ちゃんと仲直りできたよ」

にこ「……それはよかったわ もしかしてそれを言いに来たの？」

海未「いえ、ここからが本題なんです」

ことり「私たちの関係が戻った日から穂乃果ちゃんがボーッとすることが多くなったの……」

海未「特に最近は上の空で話を聞いていないことが多くて困ってるんです……」

ことり「穂乃果ちゃんに聞いてみてもはぐらかされちゃうし……」

海未「だからにこに探ってきてほしいのです」

ことり「最近穂乃果ちゃんとにこちゃん仲がいいみたいだしね」

にこ「……わかったわよ」

海未「今穂乃果は教室にいるはずですのでよろしくお願いします」

にこ「えっ？ 今からなの？」

海未「早めに解決しないと今後の練習にまで影響があるかもしれませんしね」

ことり「にこちゃんおねがぁい……」

にこ「……まったく、しょうがないわねぇ」

にこ「わかったわよ 聞いてくればいいんでしょ？」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

希「二人ともにこっちを追い出すようにしてどうしたん？」

絵里「なんだか強引にも感じたんだけど」

ことり「実はね、穂乃果ちゃんもにこちゃんのこと意識してるみたいなの」

絵里「じゃあはぐらかされたってのは……」

海未「はい、嘘ですよ」

希「なんでそんな嘘なんかを……？」

ことり「にこちゃんも最近穂乃果ちゃんを意識してるでしょ？」

海未「ことりはそう言うのですがそうなのですか？」

海未「私はそういうことに疎いのでピンと来ないのですが……」

ことり「海未ちゃんのそういうところも可愛いんだよねぇ」ﾆｯｺﾘ

絵里「惚気けるのは後にしてくれないかしら……？」ﾊｧ

希「まあそうやね さっきにこっちも穂乃果ちゃんに恋してるって認めてたし」

ことり「……せっかくの両思いなのにこのままだと進展しないままになりそうだって思っちゃったの」

海未「それに穂乃果が最近上の空なのは本当ですしね」

ことり「それにね、穂乃果ちゃんってああ見えて自分の悩みとかを抱え込むところがあるの」

ことり「それこそ私たち2人にも話してくれないことだってあるし……」

海未「私たちが付き合ってることを公表した日があったじゃないですか」

海未「あの時も穂乃果はショックを受けたらしいのですが、そのことすら一人で抱え込もうとしていました」

海未「そんな穂乃果の悩みをにこは聞き出せたんです」

ことり「だからにこちゃんになら穂乃果ちゃんを任せられるって思ったの」

希「話を聞いてると二人とも穂乃果ちゃんの保護者みたいやねぇ」

海未「実際そうかもしれませんね」ｸｽｯ

ことり「それにわたしと海未ちゃんのことで穂乃果ちゃんに迷惑かけちゃったし……」

ことり「だから罪滅し的なこともあるのかも……」

絵里「まあまあ、もう問題は解決したのでしょ？」

絵里「いつまでもそんなに思いつめた顔してたら穂乃果を不安にさせるだけよ？」

希「あとはにこっちがどう出るかやね」

希「期待しとるよ、にこっち」ﾆｯｺﾘ

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

にこ「穂乃果、いる？」

穂乃果「にこちゃん？ どうかしたの？」

にこ「……あんた最近上の空なことが多いらしいじゃない」

にこ「どうしたのよ？」

穂乃果「……にこちゃんには言えないよ」

にこ「どうしてよ？」

にこ「……また何かを抱え込もうとしてるの？」

穂乃果「……っ！？」

にこ「……やっぱりね　あんたが一人で何かを抱えこんでるのを見るのは辛いのよ」

にこ「だから話してくれないかしら……？」

穂乃果「……にこちゃんはなんでここまでしてくれるの？」

にこ「えっ！？」

穂乃果「ねえ、にこちゃん…… 私が悩んでたのはにこちゃんのことなんだよ？」

穂乃果「あの日にこちゃんに言ってもらった言葉、すごく嬉しかったんだ……」

穂乃果「それこそにこちゃんのことが好きになっちゃうくらいにね……」

穂乃果「にこちゃんはそう思ってないかもしれないけど、私にとってあの言葉は救いになったんだ……」

穂乃果「それこそ好きな気持ちが抑えられないくらいから、にこちゃんと一緒にいるようにしてたし」

穂乃果「……でもね、気づいちゃったんだ」

穂乃果「私は好きでもにこちゃんはそうじゃないのかもしれないって……」

穂乃果「私がそうしてることがにこちゃんにとっては迷惑なんじゃないかって……」

穂乃果「……きっとね、にこちゃんは優しいからそんなんじゃないって言ってくれるだろうけど……」

穂乃果「それでも穂乃果はにこちゃんに迷惑かけてるんじゃないかってずっと悩んでたの……」

穂乃果「ごめんねにこちゃん、穂乃果迷惑だったよね……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

期待

ﾁｭｯ

穂乃果「えっ！？」

にこ「勝手に人の気持ちを決めつけて落ち込んでんじゃないわよ！」

にこ「私もあんたのことが好きよ！」

にこ「好きでもないやつの相談なんかに毎回乗ってあげるほどにこはお人好しでも暇人でもないわよ！」

にこ「あんたのことが好きだから毎回あんたに付き合ってたのよ」

にこ「……それにね、私はあんたが本当の姿を見せてくれて嬉しかったのよ」

にこ「……こんなにも私を信頼してくれてるってね」

にこ「……だからこそこの関係を壊すのが怖かったの」

にこ「……私が臆病なせいであんたにこの気持ちを伝えられなかったのよ」

にこ「こんなにも不安にさせちゃってごめんね……」

穂乃果「……それって本当？」

にこ「ええ、 不安なら何度でも言ってあげるわ」

にこ「私はあんたのことが好きよ！」

にこ「これからもずっとあんたを支えていきたいって思うぐらいにね！」

穂乃果「でも穂乃果なんかでいいの……？」

穂乃果「穂乃果には何もないし……」

穂乃果「それにメンドくさい性格だよ……？」

にこ「馬鹿ねぇ…… あんただから私は好きになったのよ？」

にこ「それにあんたは素晴らしいものをたくさん持ってるじゃない」

にこ「あんたがリーダーでいてくれたからこそμ'sがここまで来れたんだしね」

にこ「前も言ったけどあんたは自分を低く見すぎよ？」

にこ「あんたはもっと自分に自信を持ちなさい！」

にこ「なんたってこの宇宙No.1アイドルの私の心を奪ったんだから！」

穂乃果「にこちゃん、ありがとう……」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

にこ「あんた、泣きすぎよ」ｸｽｯ

穂乃果「だって嬉しすぎるんだもん……」

穂乃果「好きなのは穂乃果だけなんじゃないかって思ってたし……」

にこ「それで告白の返事は……？」

穂乃果「……もちろん喜んでっ!」ﾆｺｯ

こうして私と穂乃果は付き合うことになったわ

そして次の日の練習の時にみんなに発表することにしたの

穂乃果「海未ちゃんとことりちゃんの時みたいだね」

にこ「そういえばあの時から始まったのよね」

穂乃果「うんっ！」

穂乃果「……みんなはどういう反応するのかな」

にこ「祝福してくれるに決まってるじゃない」

にこ「……まあ何人かは冷やかしてくるだろうけど」

にこ「……だから不安にならなくても大丈夫よ」

穂乃果「……うん、そうだねっ!」

穂乃果「ねえ、にこちゃん これからも穂乃果のことをよろしくねっ！」

穂乃果「にこちゃんがいてくれたらどんなことでも乗り越えられると思うから」

にこ「当たり前よ！ 何があろうと私はいつまでもあんたのそばにいてやるわよ！」

穂乃果「うんっ!」

にこ「それじゃ行きましょうか」

こうして私は屋上の扉に手をかけた

反対側はあいつのと固く結ばれていた

おしまい

展開がワンパターンしか思いつかなくてで辛いにこ…
もっと上手く書けるようになりたい…

おつおつ

乙ぽのか

乙にこ

ワンパターンと言っても作風ってのがあるからそんな気にしなさんな
面白かったよ乙

良かったよ乙

最高