にこ「共に過ごせる日々の中で」 [無断転載禁止]©2ch.net

穂乃果の様子がおかしい

そのことに気づいたのはラブライブ決勝が終わり、私達の卒業式を残すだけとなった時だったの

元気には振舞ってるんだけど……

時々私たち3年組を見るときの目が寂しそうに見えるのよね……

絵里や希もそのことに気付いてるみたいだったし

……まあなんとなくだけど理由はわかるのよね

ここは先輩らしく話を聞いてあげましょうかね

……もしかしたらこういうのも学生としては最後になるかもしれないしね

穂乃果「にこちゃん、話って何かな？」

にこ「私はまどろっこしいのは苦手だから単刀直入に言うわね」

にこ「あんた最近様子が変よ？」

にこ「もうすぐ卒業式なんだから……」

にこ「あんたは生徒会長なんだからね？」

穂乃果「……うん、わかってるよ」

にこ「……それであんた、何か悩みがあるんじゃないの？」

穂乃果「な、悩みなんて……」

にこ「当ててあげましょうか？」

にこ「あんた、今になって寂しくなってるんじゃないの？」

にこ「私たちと卒業したら離れ離れになっちゃうってね」

穂乃果「……にこちゃんはすごいね」

穂乃果「……でも、どうしてわかったの？」

にこ「簡単な話よ」

にこ「私もちょっと前まではそうだったしね」

にこ「一人ぼっちだった私が初めて心からぶつかれる仲間と出会ったんだもの」

にこ「そんな仲間と離れることが寂しくないわけないわよ」

にこ「このままずっと一緒に居たいって思ったりもしてたわ」

にこ「それこそ留年することも考えちゃうくらいにはね」

穂乃果「……にこちゃんもそうだったんだ」

にこ「……でもね、そんな仲間にかっこ悪いところは見せたくないって思ったのよ」

にこ「安っぽいプライドなのかもしれないけどね」

にこ「……私がアイドルを目指してるって言ってもね、家族以外の人は本気にしてくれなかった」

にこ「あんた達が初めてだったのよ…… 私の夢を信じてくれたのは」

にこ「だからこそ私は夢に向かって進みたいのよ」

にこ「そしてね、あんた達に信じてもらった以上の景色を見せてあげたい……」

にこ「あんた達が自慢できるぐらい輝きたいって思ってるのよ！」

にこ「……それにね、会えなくなってもあんた達はにこの大切な仲間なのよ」

にこ「きっと私だけじゃなくて他のメンバーだってそうなんだと思うわよ？」

にこ「これはこの先どんなに時間が経ってもそれだけは変わらないの」

にこ「……だからね、きっと心のどこかでは繋がってんのよ」

にこ「一生切れることはないんじゃない？」

にこ「だから会う時間が減ったぐらいじゃ私たちの絆は無くならないわよ」

にこ「……まあそれでも寂しくなるときはあるかもしれないわね」

にこ「そんなときはね、私達の嬉しかったことや楽しかったことを思い出せばいいのよ」

にこ「思い出は場所を取らないから、何処へだって持っていけるしね」

穂乃果「うん…… そうだよねっ！」

穂乃果「私ね、卒業したらもう会えないんじゃないかって思っちゃってたんだ……」

穂乃果「だからね、にこちゃんありがとう！」

穂乃果「にこちゃんのおかげで気持ちが楽になったよ！」

にこ「お礼なんていいのよ」

にこ「その代わり……卒業式期待してるわよ？」

にこ「最高の門出にしなさいよね！」

穂乃果「うんっ！」

きっと私達はずっと一緒にはいられないんだと思う

なぜなら私達はそれぞれの未来進んでいくのだから

……でもそれは距離的なことだと思うの

きっと心ではみんな一緒でいられるって私は信じてるわ

共に過ごせる日々の先でも、みんなで輝きましょうね

きっとそれだけで私達は繋がっていれるんだから

期待

おしまい

リハビリがてらに書いたけど何書いてんのかわかんなくなったにこ……
次はもっとプロット練ります

ほのにこ好き

イケメンにこ好き