歩夢「うん。じゃあ先に帰ってるね」
侑「ごめんね!」
歩夢「ううん。頑張ってね」
歩夢「……」トボトボ
しずく「あっ」
歩夢「あっ」
しずく「今帰りだったんですか?」
歩夢「うん。しずくちゃんも?」
しずく「はい。すいません。今日は同好会の方に顔出せなくて。一人ですか?」
歩夢「うん。侑ちゃんはやる事あるからって」
しずく「そうなんですね」
歩夢「うん。途中まで一緒に帰ろうか?」
しずく「そうですね」
しずく「それで彼方さんて一度寝たらなかなか起きないでしょう?もう大変で」
歩夢「そうだったんだ。侑ちゃんも朝なかなか起きれなくてね」
しずく「起こしてあげてるんですか?」
歩夢「うん。そうなの」
しずく「へ〜…あっ、私電車なので」
歩夢「家遠いし大変だね」
しずく「もう慣れました。それじゃあ」
歩夢「うん。また明日」
しずく「また明日」
歩夢「うん。バイバイ」
しずく「はい」
歩夢「うん」
しずく「それでは」
歩夢「はーい」
歩夢「さて……コンビニでも寄って帰ろうかな」
ウィーーン
いらっしゃいませ
歩夢「……おやつ買って帰ろうかな」
しずく「あっ…」
歩夢「え?あっ…」
しずく「あれ?どうしたんですか?」
歩夢「うん…ちょっとね…帰ったんじゃなかったの?」
しずく「電車がまだだったので…」
歩夢「そうなんだ」
歩夢「へ〜」
しずく「はい」
歩夢「そっか…」
しずく「あはは…何か買うんですか?」
歩夢「おやつ…何か美味しのあるかな?」
しずく「あっ…どうでしょう?」
歩夢「あ…これ美味しそう」
しずく「美味しそうですね」
歩夢「ねー!買って帰ろうかな」
しずく「美味しかったら教えて下さい」
歩夢「うん。食べたら…LINEするね」
しずく「はい。あっ!もう電車来るかな?」
歩夢「そうかも」
しずく「じゃあ」
歩夢「うん。あっ…LINEするね」
しずく「え?」
歩夢「あ…感想」
しずく「はい。そうですね。楽しみにしてます!」
歩夢「じゃあね」
しずく「はい」
歩夢「………さて買って帰ろう」
アリガトウゴザイマシター
ウィーーン
歩夢「……あっ!そう言えばあの本…今日発売だったっけ?どうしよう…本屋さんも寄ろうかな」
しずく「あっ…」
歩夢「あっ…」
しずく「えっと…」
歩夢「あれ?帰ったんじゃ…」
しずく「いや…あの…本…発売日なの思い出して」
歩夢「あ〜…そうなんだ。私も」
しずく「そうなんですね」
歩夢「うん。何の本?」
しずく「小説です。あの〜…好きな映画の原作…」
歩夢「が今日発売なの?」
しずく「あっ…その原作の人が書いてる新作が今日発売で」
歩夢「そうなんだ」
しずく「そうなんですよ。歩夢さんは?」
歩夢「私も今日発売日の…」
しずく「小説ですか?」
歩夢「雑誌…」
しずく「そうですか」
歩夢「うん」
しずく「さっきのコンビニには置いて無かったんですか?」
歩夢「あるかもだけど…お会計した後にもう一度行くの恥ずかしくて」
しずく「分かります。ありますよね」
歩夢「そうなの」
しずく「うん」
歩夢「ね〜」
しずく「はい…あ…私…お会計してくるので」
歩夢「うん。また明日ね」
しずく「え?」
歩夢「え?」
しずく「あっそうですよね」
歩夢「うん」
しずく「それじゃあまた明日」
歩夢「また明日」
歩夢「どうしようかな」
歩夢「しばらく立ち読みでもして時間潰そうかな」
歩夢「そうしよう」
歩夢「あっ…」
しずく「あっ…」
歩夢「よく会うね」
しずく「そうですね」
歩夢「まだ帰らないの?」
しずく「電車遅延してるみたいで」
歩夢「え〜…そうなんだ」
しずく「はい」
歩夢「へ〜」
しずく「はい」
歩夢「あ〜」
しずく「なんか恥ずかしいですね」
歩夢「え?」
しずく「別れたのに直ぐに会うとなんか恥ずかしくないですか?」
歩夢「分かるよ」
しずく「ですよね!」
歩夢「うん。サヨナラしたのに直ぐに会うとちょっと照れ臭いよね」
しずく「そうなんです。すごく照れ臭いんですよ」
歩夢「何を喋っていいか分からなくなっちゃうよね。さっきまで一緒に帰ってたのに急にね」
しずく「そうなんですよ。難しいですよね。これ」
歩夢「うん。難しいよね」
しずく「毎日会ってるのにですよね」
歩夢「そうなの」
歩夢「で…しずくちゃんはどうするの?」
しずく「え?」
歩夢「いや…電車…」
しずく「待ちますよ」
歩夢「ここで?」
よかった…ぽむと離れたいから適当に嘘ぶっこいてるしずくちゃんなんていなかったんだ。遅延じゃしょうがないよね。
いや僕にはぽむをストーキングしてるようにしか見えないね間違いない
しずく「え…いえ…どうしようかな…」
歩夢「電車が来るまで一緒に待とうか?」
しずく「でも…悪いですから」
歩夢「そんな…気にしなくてもいいよ」
しずく「そうですか?」
歩夢「うん。私は家もすぐそこだし」
しずく「そう言えばそうでしたね」
歩夢「そうなの。あっ、もし良かったら遊びに来てよ」
しずく「え?」
歩夢「え?嫌だった?」
しずく「あ…嫌とかじゃなくて。そんないきなり行って迷惑じゃないですか?」
歩夢「いきなり…?あ〜……今度ね。今日じゃなくて」
しずく「え?あ…そうですよね。嫌だ私ったら。勘違いしちゃって」
歩夢「私が誤解する様な言い方したからだよね。あ…でも…別にこれから来ても…」
しずく「帰れなくなっちゃいますよ」
歩夢「そんなに楽しい所でもないよ?」
しずく「そう言う事ではなくて…って言うと語弊がありますけど…。あまり遅くなると電車が…」
歩夢「そうだよね。ごめんね」
しずく「いえ…大丈夫」
歩夢「しずくちゃんって…たまに…敬語じゃなくなるよね」
しずく「え?あっ…不愉快でした?若輩者なのに…ごめんなさい」
歩夢「違うの。不愉快なんて…逆だよ逆」
しずく「……愉快ですか?」
歩夢「愉快…と言うかあの…普段敬語の子がたまに喋り方変わるとキュンとしちゃうなって」
しずく「キュンと?」
歩夢「キュンと」
しずく「キュンと…ですか」
歩夢「キュンとです」
しずく「なんか…恥ずかしい…」
歩夢「あっ…ごめんね」
しずく「な、なんで謝るんですか?」
歩夢「嫌なのかと思って」
しずく「嫌じゃないですよ。ちょっと恥ずかしかっただけで」
歩夢「そっか」
しずく「はい」
歩夢「うん」
私とあなたは友達じゃないけど、あなたの友達と私は友達
しずく「なんか…気を使いますね。お互い」
歩夢「……そうだね」
しずく「こう言うのって焦る必要はないと思いませんか?」
歩夢「うん。そうだね。無理するのは良くないよね」
しずく「はい。人生って長いですから。焦らずマイペースに行きましょう」
歩夢「そうだね。私達のペースで」
しずく「あっ!そろそろ電車来る頃かもです」
歩夢「ほんと。じゃあ」
しずく「そうですね。歩夢さんまた明日」
歩夢「うん。また明日」
歩夢「なんだかしずくちゃんとの距離が縮まった気がするな〜。ふふっ」
歩夢「あっ!!?」
しずく「あっ!!?」
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 微笑ましいSSだったね、乙だよ