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千砂都「かのんちゃんのコスプレをしてくれない?」 ->画像>1枚
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《1》
可可「はい?」
千砂都「クゥクゥちゃんさ、コスプレが趣味なんだよね」
可可「一応、そうですけど」
千砂都「だったら、かのんちゃんのコスプレをしてよ」
可可「あの、よく意味が……」
千砂都「……クゥクゥちゃんの、かのんちゃんへの理解度をチェックしようと思ってさ」
可可「理解度?」
千砂都「そう、私たちはスクールアイドル」
千砂都「5人、完璧に揃ったダンスを踊るためには、互いのことをいかに理解しているかが重要になるの」
可可「ふむ、言われてみると……」
千砂都「ダンスにおいては基本だけどさ」
千砂都「特にセンターを務めることの多いかのんちゃんとの連携は大事」
千砂都「クゥクゥちゃんも真ん中辺りにいることが多いから、なおさらね」
可可「ふむ、なんだかそんな気がしてきました」
可可「流石は千砂都です、私にはない視点を持っていますね」
千砂都「いやー、それほどでも」
可可「言いたいことはとても理解できました」
可可「少し恥ずかしいですけど、やってみるです」
千砂都「うんうん、素直でいいね」
可可「制服は、これでいいですかね、あとはウィッグやら……」
千砂都「はい、必要そうなものは用意してあるよ」
可可「準備いいですね!」
千砂都「基本だよ、基本」
千砂都「ちなみに、参考写真とかいる?」
千砂都「私のベストかのんちゃんコレクション、特別に見せてあげるけど」
可可「それは自前の写真がいっぱいなので問題なしです!」
千砂都「なるほど、流石だね」
可可「えへへ、かのんのことは大好きですから」
可可「ちゃんと理解していることも、このコスプレで証明してみるです」
千砂都「うん、その意気だよ」
【数分後】
可可(かのん)「どうですか、千砂都」
千砂都「……これは」
可可(かのん)「似てないですか?」
千砂都「ううん、似過ぎているというか」
千砂都「目の前に存在しているのはクゥクゥちゃんのはずなのに」
千砂都「そこに存在するのは、幼馴染の私でも見間違うほどに完璧なかのんちゃんで」
可可(かのん)「かのんのことはいつも間近で見ているので!」
千砂都「あとは、もう少し目つきをきりっと」
可可(かのん)「なるほど、こうですか?」キッ
千砂都「おー、いい感じ」
千砂都「あとはそうだなー、声も寄せてー」
可可(かのん)「あー、あー、あー……このぐらいですかね」
千砂都「いいねー、次は口調を真似てみよう」
可可(かのん)「これでいいかな」
千砂都「私の呼び方は?」
可可(かのん)「ちぃちゃん」
千砂都「……凄い、これはもうコスプレのレベルを超えているよ」
可可(かのん)「ちぃちゃん、今日も可愛いね」かのんボイス
千砂都「っ」
可可(かのん)「どうしたの?」
千砂都「……分かっているんだよ」
可可(かのん)「はい?」
千砂都「これはクゥクゥちゃんだって」
千砂都「本物のかのんちゃんじゃないんだって」
可可(かのん)「?」
可可(かのん)「よく分からないですけど、かのんへの理解度が高いということで大丈夫ですか?」
千砂都「……かのんちゃん」
可可(かのん)「あ、あり?」
千砂都「かのん、ちゃん」
可可(かのん)「ち、千砂都、なにか変ですよ」
千砂都「かのんちゃんは千砂都なんて言わない!」
可可(かのん)「す、すみません」
千砂都「そこは、『ご、ごめんなさい』の方がいいかな」
可可(かのん)「千砂都の声真似の方が似てるです」
千砂都「だから、かのんちゃんは」
可可(かのん)「あ、はい。ちぃちゃん」
千砂都「どうしよう、どうしよう」
千砂都「ちょっとした余興のつもりだったのに」
千砂都「クゥクゥちゃんのコスプレが、こんなにレベル高くて」
千砂都「これじゃあ、私、私」
可可(かのん)「ち、ちぃちゃん、落ち着いて」
千砂都「分かってる、分かってる、けど」
千砂都「……ちょっとだけ、いいかな」
可可(かのん)「な、なにかな、ちぃちゃん」
千砂都「ちょっとだけ、本当にちょっとだけだから」ハァハァ
可可(かのん)「ちょ、目が怖いです!」
可可(かのん)「それに息も荒くて、怖いですよ!」
千砂都「ごめんね、気持ち悪いよね」
千砂都「だけどね、かのんちゃんへの理解を深める為には必要なことなんだよ」ガッ
可可(かのん)「つ、掴まないでください、力強い!」
千砂都「分かってるんだよ、こんなことは駄目だって」
千砂都「本当はかのんちゃんじゃないことも、だけど」
ちぃかのに見せかけたちぃクゥですか。
大したものですね。
千砂都「ごめん!」
可可(かのん)「わっ」ドサッ
千砂都「かのんちゃん」チュッ
可可(かのん)「んっ、んん」
千砂都「かのんちゃん、かのんちゃん……」
可可(かのん)「ち、ちさと」
千砂都「ああ、ずっとこうしたかった」
千砂都「好きだよ、大好きだよ」ギュッ
可可(かのん)「ちさと……」
千砂都「ごめんね、ごめんね」
千砂都「でも、今だけはかのんちゃんでいてほしい」
千砂都「私、我慢できなくて、このままだともう、狂っちゃいそうです」
可可(かのん)「す、すでに狂っているです!」
千砂都「そこをなんとか! 耐えて!」
可可(かのん)「わ、わかりましたから」
千砂都「ありがとう――かのんちゃん!」ガバッ
可可(かのん)「わ、そんなところ触っちゃ駄目です!」
千砂都「うへへへへ、これが念願の、かのんちゃんの……」
可可(かのん)「ちょっ、あ、あぁ――――――――――」
【数時間後】
千砂都「…………」
可可「…………正気に戻ったですか?」
千砂都「……はい」
可可「もう、酷いですよ」
千砂都「……ごめん」
可可「凄い力でしたよ、全然抵抗できなくて」
可可「相手によっては、私が本気で嫌がっていたら犯罪ですよ」
千砂都「……我慢できなくて」
可可「千砂都はもっと理性的な人だと思っていたです」
可可「どうしてこんなことをしたですか」
千砂都「その、かのんちゃんへの……」
可可「かのんへの?」
千砂都「秘めたる想いというか、情念が爆発したというか」
可可「……」
千砂都「ごめん、秘めた欲望の間違い……」
可可「ですよね……」
千砂都「……こんなことしちゃったから、正直に言うけどさ」
千砂都「実はね、私はかのんちゃんのことが大好きなの」
千砂都「世界中の誰よりも、かのんちゃんのことを愛しているの」
千砂都「人生の全てをかのんちゃんに捧げたい、そう思っているの」
可可「……はぁ」
千砂都「……引いたかな、かなり重いよね」
可可「いや、大体想像通りですので」
千砂都「マジ? よく分かったね」
可可「いや、普段の千砂都を見ていれば誰でもわかるです」
可可「それで本人にそっくりの可可が現れたから欲望をぶつけてしまったと」
千砂都「……はい」
可可「やれやれ、千砂都らしくないですよ」
可可「そんなうじうじとした性格ではないでしょう?」
千砂都「そんなことないんだよ」
千砂都「グジグジの陰キャ、それが本来の私というか……」
可可「そうだとしても、かのんには遠慮をする間柄じゃないはずです」
可可「本人にその想いをぶつけてしまえばいいのに」
可可「かのんも千砂都の事が好きですし、もし性的指向が違っても受け入れてくれるかもですよ」
千砂都「……それは駄目だよ」
可可「どうして?」
千砂都「かのんちゃんはまっさらな歌姫でなければならないの」
千砂都「真円、穢れなき丸と一緒」
千砂都「あの子は純粋で、美しくなきゃ」
千砂都「受けいれてもらえても、重苦しい私の存在はかのんちゃんにとってのプラスにならない」
千砂都「絶対、彼女の負担になってしまう」
千砂都「理解できるでしょ」
可可「……正直、まあ」
千砂都「だから、ずっと我慢してきたの」
千砂都「それで何年も耐え続けてきて、我慢の限界でね……」
可可「な、なるほど」
千砂都「いつ自分がかのんちゃんに襲いかかるか、分からなくなった」
千砂都「本当は海外へ留学して逃げようかとも思ったけど……」
可可「え、ダンスの修行のためにではなく?」
千砂都「……まあ、要因は複合的というか」
可可「やべー奴だとは思っていましたが、ここまでとは……」
千砂都「私が頭おかしいのは否定しないよ」
可可「してくださいよ……」
千砂都「まあ、それはそれとしさ」
可可「切り替え速くないですか?」
千砂都「もしよかったらなんだけど、これからも同じことさせてくれない?」
可可「はっ?」
千砂都「だからね。今みたいにかのんちゃんのコスプレをして、その」
可可「え、えー……」
千砂都「いや、だってさ」
千砂都「罪悪感もあるにはあるけど、今めっちゃ晴れやかな気分なんだよ」
千砂都「なんか十数年来の重しが取れたというか」
可可「い、いや、恋人でもないのにそんな」
千砂都「じゃあほら、セフレ的な」
可可「いやいやいや、なにサラッと言ってるですか」
千砂都「いいじゃん、渋谷の女子高生なんてみんなそんなもんだよ」
可可「偏見です! 最低の偏見です!」
可可「可可は嫌ですよ、そんな危ない関係!」
千砂都「そこを何とか! たこ焼き週1で奢るから!」
可可「やすっ、私の価値安すぎます!」
千砂都「じゃあバイト代全額で!」
可可「極端ですね!」
千砂都「それぐらい、私には可可ちゃんが必要なんだよ……」
可可「いや、急にシリアスな空気出しても言ってることは最低ですから」
可可「駄目ですよ、可可は絶対そんなことしませんから」
可可「今日の事はまあ……正直悪くない体験だったので見逃してあげますけど」
可可「これからはもう、無しですからね!」
千砂都「えー」
時間も遅いんでとりあえずこの辺で
続きはボチボチ進めていきますね
◆
千砂都(なんてやり取りをしていたのに)
可可「千砂都―、どうしたですか?」
千砂都「いや、この奇妙な関係が始まった日のことをね」
可可「あー」
千砂都「あんなこともあったなー、と」
千砂都(思い返すと、我ながらなかなかにクレイジーな行動だったな)
千砂都(一歩間違えれば犯罪者になっていたし……)
千砂都(クゥクゥちゃんがいい子かつノリノリで助かったというか)
可可「今日は行為中も考え事が多かったですけど」
千砂都「可可ちゃん、かのんちゃんの演技上手くなったなーとね」
可可「えへん、そこは我ながら自信ありです」
千砂都(あの日から、私とクゥクゥちゃんの関係は始まった)
千砂都(私たちの距離はぐっと近くなって)
千砂都(普段は相変わらず仲良くでかのんちゃんを愛でる日々だけど)
千砂都(二人きりでいることも増えて)
千砂都(時々こうして、かのんちゃんになったクゥクゥちゃんといちゃついている)
千砂都「クゥクゥちゃんはさ、どうして私のことを受け入れてくれたの?」
可可「うーん、正直同情的な部分もありますよ」
可可「かのんの為というのも。暴走して二人とも不幸になるのは見たくないですから」
可可「でも一番は、千砂都のことを大切な仲間、同士だと思っているからですよ」
可可「可能な範囲で力になりたい、そう思ったからです」
千砂都「おっ、私の事も考えてはくれていたんだね」
可可「当然ですよ」
可可「千砂都だって、可可のこともそれなりに好きですよね?」
千砂都「……」
千砂都(クゥクゥちゃんのこと)
千砂都(この子への、私の気持ち、か)
可可「もー、そこはすぐに答えてくださいよ」
千砂都「あ、ごめん」
可可「本当にかのんしか見えていないんですから」
千砂都(そんな事はないよ)
千砂都(確かにみんなが思っているように、かのんちゃんの事は大好きだけど)
千砂都(他のみんなも大好き)
千砂都(特にこの子は……)
可可「ほらほら、はやく着替えてください。誰か来たら面倒ですか」
千砂都「ういーす」
千砂都(言っても信じてくれないだろうけどさ、きっと)
千砂都(かのんちゃんはいつだって私の大本命)
千砂都(だけど、最近は少しだけ方向性がずれてきた気がする)
千砂都(好きの方向性、向き)
千砂都(わからないけど、かのんちゃん以外にこんな好きを向けたことはないから)
可可「満足したでしょうし、いつものかのん語りしましょうよー」
可可「今日は良い写真が撮れたですよー」
千砂都「うん、そうしよっか」
千砂都(でも、今は考えなくていいかな)
千砂都(二人でこうしている時間が、楽しいから)
千砂都(この時間を終わらせたくないから)
公式はもっとクーチー推そう
1期3話で種は蒔いただろ
クーチーで組めれば無事かのすみが成立するんだよなぁ....
クーチーいけるならレンカノも問題なく存在できるから…っていうか2人、4話で相合傘してなかったです?
可可は千砂都の頭に手を乗せたりしてたような仲だからアリ
《2》
かのん「はぁ」
すみれ「どうしたのよ、ため息なんかついて」
かのん「あ、すみれちゃん……」
すみれ「うわっ、目の下にクマできているじゃない」
かのん「いやー、最近寝不足が続いてさ……」
すみれ「なによ、また作曲に苦戦中?」
かのん「そっちは特に問題ないんだけどさ」
すみれ「ないけど?」
かのん「ちょっとね、人間関係に悩んでいるというか」
すみれ「ふむ、なら力になれないわね」
かのん「えー、聞いてよー」
すみれ「私の対人関係の下手さは知っているでしょ」
かのん「最近はそんなことないじゃんかー」
かのん「話すだけでもいいからさ」
すみれ「はぁ、わかったわよ」
すみれ「それで、どうしたのよ」
すみれ「誰かと喧嘩でもした?」
かのん「うーん、喧嘩とかではないんだけど」
すみれ「だけど?」
かのん「ちぃちゃんとクゥクゥちゃんの事で、ちょっとね」
すみれ「千砂都とクゥクゥ?」
かのん「うん」
すみれ「なるほど、その二人関係だから相談相手が私になったと」
かのん「うん」
すみれ「だけど喧嘩したわけでもないんでしょ?」
すみれ「なら何事よ」
かのん「うーん、説明が難しいというか」
すみれ「傍からみる分には、あんたとあの二人の関係に変化は感じないけどね」
すみれ「あなたたちの関係は今までどおりじゃない」
すみれ「三人とも仲良しだし、あんたは愛でられているし」
かのん「そうかもだけどさ」
すみれ「だけど?」
かのん「……最近のあの二人、妙に仲良しじゃない」
すみれ「そう?」
かのん「仲良しのすみれちゃんなら分かるでしょ、クゥクゥちゃんの様子が変なの」
すみれ「別にそこまで仲良しじゃ――いや、確かに違和感はあるけど」
かのん「だよね!」
かのん「普段から妙に一緒に居るし」
かのん「こそこそと二人で帰ったりするし」
すみれ「確かに、思い当たる節はあるわね」
かのん「仲良くしている分にはいいんだけどさ」
かのん「何かを隠しているというか、秘密にされているというか」
すみれ「それで蚊帳の外、疎外感で寂しいと」
かのん「そ、そういうわけ――ではあるけど……」
すみれ「わかりやすわねー、かのんは」
すみれ「まあそれなら、少し探ってみましょうよ」
かのん「探る?」
すみれ「直接聞くのもあれでしょうし、こっそり調べてみればいいでしょ」
かのん「えー、いいのかな、それ」
すみれ「恋の時だって付け回して、結果的に解決につながったじゃない」
かのん「それは、そうかも」
すみれ「私が手伝ってあげるから、さっさとすっきりさせちゃいましょうよ」
かのん「すみれちゃん……」
すみれ「どうせあんたの考えすぎでしょうし」
すみれ「リーダーがそんなんじゃ、活動にならないわ」
かのん「あはは。そうだよね、ありがと」
すみれ「なに笑っているのよ」
かのん「いやー、すみれちゃんはいい人だなーと」
すみれ「なによそれ、ばっかじゃないの」
すみれ「今日の放課後、早速作戦会議ね」
かのん「作戦会議?」
すみれ「吐かせるところまで段取りを考えなきゃでしょ」
かのん「すみれちゃん、ノリノリだね」
かのん「なんだかんだ、すみれちゃんの可可ちゃんの事が気になっているんだー」
すみれ「今はそれよりあんたの事よ」
かのん「ふふっ、ありがたいですなー」
すみれ「もう、さっきから元気じゃないの」
かのん「そんなことないよー、シクシク、かなしいー」
すみれ「ワザとらしいわよ、馬鹿」
◆
千砂都(あー、やっと放課後)
千砂都(今日は練習もバイトもないし)
千砂都(かのんちゃんと一緒に帰れるかな)
千砂都(せっかくだし、Liellaのみんなも誘って五人で遊びに行くとか)
千砂都「かのんちゃん、今日さー」
かのん「ごめん。ちょっと先約が」
千砂都「え、そうなの」
千砂都(珍しいな、私以外との約束なんて)
千砂都(クゥクゥちゃんと? でもそれだったら、私も誘ってそうだし)
すみれ「ほら、早くしなさいよ」
千砂都(へっ)
かのん「ごめんごめん――ってわけだから、じゃあね!」
千砂都「う、うん」
千砂都(すみれちゃんと、二人で?)
可可「二人で遊びに行くですか? 可可も行きたいです!」
かのん「え、えっと」
すみれ「悪いけど今日は二人じゃなきゃいけない用事なの」
可可「はあ、そうなのですか」
かのん「そ、そう。だからクゥクゥちゃんも、また明日ね!」
>>17 クッソワロタ!
>千砂都「私、我慢できなくて、このままだともう、狂っちゃいそうです」
>可可(かのん)「す、すでに狂っているです!」
>千砂都「そこをなんとか! 耐えて!」
千砂都(行っちゃった……)
可可「珍しい組み合わせですね、かのんとすみれだけなんて」
千砂都「そうだね」
可可「せっかくのお休み、かのんと一緒の時間を過ごすつもりでしたのに」
可可「グソクムシにかのんを絡めとられてしまうとは誤算です……」
千砂都「まあ、かのんちゃんにも事情はあるだろうし」
可可「ぶー、千砂都は大人ですね」
千砂都(私だって、本音は似たようなものだけど)
千砂都(ここでそれを出すのはよくないし)
千砂都「ねえ、クゥクゥちゃん」
可可「はい?」
千砂都「誰もいないしさ、部室行かない?」
千砂都(部室へ行く)
千砂都(これは私たちの中で決められている一種の合図のようなもの)
可可「え、今日もやりますか」
千砂都「取り残された者同士、寂しいじゃん」
可可「それはまあ、確かに」
可可「ですが、今日は必要な物全然持ってきてないです」
可可「準備不足ですけど、正直」
千砂都「大丈夫、かのんちゃんセットの一部は持ち歩いているし」
千砂都「隠せるものは部室に隠してあるから」
可可「わーお、流石は千砂都です」
千砂都「あはは、照れるねー」
可可「褒めてないですよ、全然」
【部室】
千砂都「ほら、ここに」
可可「全然気づかなかったです……」
千砂都「見つかったらおしまいだしね」
可可「だったらわざわざ部室に置かないでくださいよ」
千砂都「そこはほら、自制ができればの話だから」
可可「理性0の思春期真っ盛り男子みたいなこと言うなです」
可可「そもそも、最近多くないですか?」
千砂都「今日はほら、かのんちゃんが帰っちゃったから寂しくて」
可可「それはそうかもですけど」
千砂都「普段もさ、ライブが増えて格好良いかのんちゃんを間近で見ることが増えたから」
可可「興奮ポイント多すぎますよ」
千砂都「でも理解はできるでしょ?」
可可「それを言われてしまうと難しいですけど」
千砂都「さて、今日はどんなかのんちゃんとのプレイにしようか……」
可可「ちょっと待つです」
千砂都「?」
可可「いつもプレイの内容を考えるのは千砂都の方ですよね」
可可「たまには可可の要望にも応えてくださいよ」
千砂都「あー」
千砂都(確かにいつも私が全部決めちゃっているかも)
千砂都「具体的には、どうしたいの?」
可可「ぶっちゃけ、攻めと受けを入れ替えたいと」
千砂都「ほう」
可可「いつもは可可、つまりかのんがタチじゃないですか」
可可「でも可可的には、かのんはネコ、受けなんですよね」
千砂都「いや、そこは解釈違いなんだけど」
可可「おや、そうなのですか?」
千砂都「うん、私はかのんちゃんは攻め派だよ」
千砂都「だって、ヒーローはいつも格好良くて」
千砂都「当然ベッドの上でも、ふふっ」
可可「うーん、もちろんその理論は分かりますよ」
可可「私だって、かのんに弄ばれる妄想をする事はよくあるです」
千砂都「だよね!」
可可「だけど、かのんには違う魅力もあります」
可可「千砂都が相手なら、特に」
千砂都「ほう」
可可「かのんの魅力の一つに、繊細さや弱点の多さもあります」
可可「普段はヒーロー、だけどベッドの上では弱い部分が出てくる」
可可「そこにあるギャップが可愛らしさ、かのんに別の彩りを与えてくれるのです」
千砂都「なるほど……」
千砂都(受けの、かのんちゃん)
千砂都「想像すると、ありかも」
可可「ですよね!」
千砂都「つまり、具体的にはどんなプレイなの?」
可可「えっとですね、この本を見てください」
千砂都「本?」
千砂都(タイトル『百合の迷路攻略法』?)
可可「これは某伝説のレズビアンスクールアイドルによる伝説の百合指南書なのですが」
千砂都「こんなのあるんだ」
可可「はい、ネットでたまたま見つけたのです」
可可「この中に、もっと映える導入行為として壁ドンというものが紹介されていまして」
千砂都「ほう」
可可「壁際に立つ私、千砂都はこうやって壁に手をついて、顔を近づけて」
千砂都「おお、なんかドキドキする」
可可「お、思ったよりも顔が近いですね」
千砂都「だよね」
千砂都(クゥクゥちゃん、自分で言いだしておいて顔が真っ赤)
可可「え、えと、それで、続きは」
千砂都「うん」
可可「今度は、空いている手で相手の顎をくいっと」
千砂都「こうかな?」あごクイ
可可「そ、そうです、そんな感じです」
可可「千砂都はいつも上手ですよね」
千砂都(……なんだろう)
千砂都(まだ、かのんちゃんのコスプレをしていないはずなのに)
可可「うー、この体制は照れてしまいますね」
千砂都(目の前にいるのは素のクゥクゥちゃんのはずなのに)
可可「さて、変な気分になってしまいそうですし、練習はこの辺りで切り上げて」
可可「本番ではここからいつものように身体を貪りあうということで」
千砂都「……クゥクゥちゃん」
可可「ふぇ?」
千砂都「このまま、始めちゃ駄目」
可可「え、でもまだ準備できてないですよ」
可可「かのんになりきれてないです」
千砂都「そうかもだけど、さ」
千砂都(私の理性が、段々ときかなくなって――)
ガタン!
千砂都「!」
可可「!?」
??「あっ……」
千砂都(よく見ると少しだけ開いた扉の外、物音、人の声)
可可「ち、千砂都」
千砂都(マズい、誰かに……)
千砂都「だ、誰!」
半端ですけど時間もあれなんでこの辺で
現時点で物語の3〜4割程度を消化しているので、あと数回の投稿で完結させられる予定です。
伝説のレズビアンスクールアイドル...一体誰なのか...
ちいかの以外を食わず嫌いしてた自分をブン殴りたい
それくらい可能性感じてる
恋「そ、その、ごめんなさい、覗くつもりは……」
千砂都「な、なんだ」
可可「レンレンですか……」
千砂都(正体が判明すると同時にめっちゃ気が抜けたよ……)
恋「な、なんですか、その反応は」
恋「仮にもワタクシは生徒会長ですよ!」
千砂都「恋ちゃんなら仲間だし」
可可「大丈夫かなと」
恋「確かにスクールアイドルの仲間ですか、それとこれとは」
千砂都「もっと言っちゃうと、百合好きじゃん」
恋「ギクッ」
千砂都「しかも過激なやつ」
可可「勝手に可可のパソコンその手のサイトを覗くから、履歴残ってるです」
恋「そ、それは、その……」
千砂都(実際、仲間を売るタイプの子じゃないからって安心感はあるし)
恋「……あんまり揶揄うと、理事長に報告しますよ」
可可「ちょ、それは困るです」
千砂都「ごめんごめん、許して」
恋「全く、今日は目撃者が私だったからよかったですけど」
恋「これが関係のない人間だった場合、どうなっていた事か……」
可可「そ、それは」
千砂都(学校の中でヤることヤっていたら問題になるよね)
恋「二人の関係や行動について、追及も詮索もしませんよ」
恋「個人の自由ですし、私も野暮ではないです」
恋「ただ、今後は部室でこのような行動は控えて」
恋「節度を持って行動してくださいね、お二人とも」
千砂都「うん」
可可「了解です」
恋「今日はまあ、何も見なかったことにしますから」
可可「レンレン、感謝です!」
恋「では、私はこれで」
千砂都「あれ、何か用事があったんじゃないの」
恋「少し自主練を、と思っていたのですが」
恋「今日は部室で集中できる気がしないので……」
千砂都「あはは、面目ない……」
恋「お二人も何もせずに帰ってくださいね」
千砂都「はーい」
千砂都「悪いことしちゃったかな」
可可「ですね」
千砂都「部室、ちょうどよかったんだけどね」
可可「今日は見逃してもらえましたけど、今度はそうもいかないです」
千砂都「でもさ、人が近づくような場所でもないし」
千砂都「部員のみんなさえ注意すれば安心だけど」
可可「今日、この事態を招いてしまった時点で説得力皆無ですよ」
千砂都「まあ、だね」
可可「これからは可可か千砂都の家以外は禁止にしましょう」
千砂都「そうしよっかぁ」
可可「ほら、今日は大人しく帰りますよ」
千砂都「えー、それはちょっと」
可可「この状況で部室では無理です」
千砂都「だけどさ、ここまで来て寸止めは辛いというか」
可可「……はぁ、仕方のない人ですね」
可可「それなら可可の部屋に来てください」
千砂都「いいの?」
可可「今日の千砂都をこのまま帰すのも心配ですから」
千砂都「……クゥクゥちゃん、やっぱりめっちゃいい子だよね」
可可「別に、かのんの為にも必要な事だからやっているだけです」
千砂都「あはは、分かってるよー」
千砂都「じゃあ、部室に隠してあった他のかのんちゃんセットも全部回収してと」
可可「他にも隠してあったですか!?」
千砂都「よーし、『クゥクゥちゃんの家に遊びに行って、家主が少し席を外した間にいちゃつく私とかのんちゃん』のプレイでいこう」
可可「やれやれ、千砂都は本当に調子がいいんですから」
《3》
【中庭】
かのん「はぁー」
すみれ「昨日も進捗はなしと」
かのん「だねー」
かのん(ちぃちゃんとクゥクゥちゃん)
かのん(関係を探り始めてずいぶん経ったけど)
すみれ「あの二人、本当にボロを出さないわね……」
かのん「うん……」
すみれ「今日も二人で帰っていったけど、追わなくてよかったの?」
かのん「うん、なんか衣装づくりとか言ってたし」
かのん「真面目な作業を邪魔しちゃ悪いかなーと」
すみれ「そこで突撃しないのはあなたらしいわね」
かのん「むっ、馬鹿にしてる?」
すみれ「いいえ、褒めているのよ」
かのん「本当に〜?」
すみれ「本当よ」
かのん「単純に私の気にし過ぎなのかな」
すみれ「そうは思えないけど」
かのん「でもさ、あんまり疑うのも二人に悪いし」
すみれ「確かにねぇ」
かのん「そろそろ止めておこうか、探るの」
かのん「協力してくれたすみれちゃんには申し訳ないけど」
すみれ「別にいいのに、このぐらい」
かのん「おかげで私も前より二人の関係が気にならなくなったしさ」
すみれ「少し残念ねー、なんて」
かのん「なにが?」
すみれ「かのんと一緒に探偵的の真似事をするの、割と楽しかったし」
かのん「あはは、それは私も」
すみれ「まあ確かに潮時かもね」
すみれ「あんまり疑い過ぎると、変にギクシャクしちゃいそうだし」
かのん「そうなんだよね」
かのん「最近、ちぃちゃんやクゥクゥちゃんと一緒に過ごす時間減っちゃってたし」
すみれ「そうなると、今日はどうしましょうか」
すみれ「どこか寄って帰る?」
かのん「そうだね、せっかくだし恋ちゃんも誘って――」
恋「あら、かのんさんとすみれさん」
かのん「お、噂をすれば」
恋「噂?」
すみれ「用事も済んだし、恋を誘って三人で帰らないかって話していたのよ」
恋「なるほど」
かのん「そういうわけなんだけど、どうする?」
恋「そうですね……。私は部室で自主練をするつもりだったのですが」
かのん「おお、真面目」
すみれ「流石ね」
恋「良かったらお二人も一緒にどうですか?」
すみれ「そうねぇ」
かのん「最近、練習不足だったからちょうどいいかも」
恋「そういえば、最近お二人でよく帰っていましたよね」
かのん「そうそう、それでちょっと練習が疎かになっちゃって」
恋「はぁ、一体なにをなさっていたのですか?」
すみれ「えー、それは」
かのん「ねえ、話しちゃってもいいんじゃない?」
すみれ「そうね、恋も情報を持っているかもだし」
恋「なにか?」
かのん「いや、ちょっとね」
すみれ「可可と千砂都の事で」
恋「えっ」
かのん「ん?」
すみれ「もしかして?」
恋「い、いや、何も知りませんよ」
かのん「でも今の反応は……」
恋「き、気のせいではないでしょうか」
かのん「いやいや、それは無理があるよ」
すみれ「あんた、絶対に何か知っているでしょ」
恋「え、えっと、そのー」
かのん「なに? ちぃちゃんとクゥクゥちゃんに何かあったの?」
恋「い、いえ、なにも、私はなにも」
恋「そ、そんなことよりも、ライブは近いのですよ!」
恋「ほら、私がダンスを見てさしあげますから、部室へ行きましょう!」
すみれ「まあ、部室へ行くのはいいわよ」
かのん「でもさ、練習の前にすこーしだけお話してもいいかな」
恋「え、いや、困ります、困りますから」
【部室】
千砂都「どう、あった?」
可可「うーん、確かこの辺りに置いたはずなんですけど」
千砂都(今日は衣装づくりも兼ねて、クゥクゥちゃんの家へ行っていた)
千砂都(そこで作業をしながら、かのんちゃんミーティングをする予定だったけど)
可可「あ、ありました」
千砂都「おー、新しい衣装?」
可可「はい!」
千砂都「良かったね、見つかって」
可可「鞄に入れていたつもりが置き忘れなんて、うっかりです」
千砂都「良かったよ、ちゃんと部室にあって」
可可「本当ですね、家に着いてからとはいえ気づいてよかったです」
千砂都「ちなみに、それはかのんちゃんの?」
可可「です! こだわりが詰まっていますよ!」
千砂都(かのんちゃんの、新しい衣装かぁ)
千砂都(今度の新曲はダンスが激しめだから、割とシンプルで動きやすい感じ)
千砂都(……今日、かのんちゃんはすみれちゃんと用事があるって言ってたな)
千砂都(恋ちゃんも、この時間に居ないってことはたぶん来ないだろうし)
千砂都「ねえ」
可可「どうしました?」
千砂都「試しにさ、着てみてくれない?」
可可「ふぇ、でもこれはかのんの衣装ですよ」
千砂都「だけどほら、実際に着て動いているところも見てみたいし」
可可「えー、必要です?」
千砂都「衣装チェックも兼ねて、ね」
可可「まあ、いいですけど」ぬぎぬぎ
可可「はい、どうですか?」
千砂都「いいね! 可愛い!」
千砂都(いつもかのんちゃんになっているだけあって)
千砂都(心なしか、表情や仕草も合わせてるし)
可可「問題なさそうなら、脱ぎますよ」
千砂都「いや、その前にさ。これも被ってみてよ」
可可「……どうして、かのんのウィッグを持っているですか」
千砂都「今日、クゥクゥちゃんの家に行くじゃん」
千砂都「だからちょうど鞄の中にね」
可可「……嫌です」
千砂都「どうして?」
可可「流石の可可も千砂都の考えはわかります」
可可「というかこの流れ、妙に懐かしさも感じますし」
千砂都「いやいや。私はたださ、極力試着のレベルを上げたくて」
千砂都「手伝うとき、よりリアルな絵が頭にあった方がやりやすいじゃん」
可可「白々しいですよ!」
可可「顔にやる気満々だと描いてあるです!」
千砂都「まあまあ、話はとりあえず被ってからさ」
可可「わっ、頭に乗せないでくださいよ」
千砂都「お願いだから、ね」
可可「……まあ被るだけですよ」
千砂都(ちょろい)
千砂都「ついでに声もかのんちゃんに」
可可「や、やっぱりその気じゃないですか!」
千砂都「いや、我慢できないよ。最近学校では二人になれなかったし」
千砂都「今日はみんな帰っているはずだから」
可可「最近部室では我慢していたじゃないですか!」
千砂都「こんな可愛いクゥクゥちゃんを前にしたら、無理だよ」ガバッ
可可「わっ、ちょ、ちょっと待つです、ウィッグまだ」
千砂都「いいから、いいから」
千砂都「クゥクゥちゃんのコスプレをしたかのんちゃんって設定でいけるから!」
可可「そんなむちゃくちゃな――んっ」
千砂都(最初はこんな感じだけど、一度スイッチが入っちゃえばクゥクゥちゃんはノリノリだし)
千砂都「ねえ、いいでしょ」
可可「……仕方ないですね」
千砂都「じゃあ――」
ガタッ
可可「な、なにか今」
千砂都「気のせいだって、ドアも開いていないし」
千砂都(あっても恋ちゃんだろうし、なんだかんだ見逃してくれるはずだから)
可可「千砂都は盛り上がると止められないから困るのですよ……」
◆
【中庭】
かのん「……」
すみれ「……」
恋「……」
かのん「……逃げてきちゃたけどさ」
すみれ「……」
かのん「……見たよね、キスしているとこ」
すみれ「……ええ」
すみれ「会話は上手く聞き取れなかったけど、あれはやっぱり」
かのん「……だよね」
すみれ「恋はそこまで驚いていなかったけど、知っていたの?」
恋「えっと、実は以前にも似たようなことが」
すみれ「あいつら……」
恋「ごめんなさい、もっと早く相談していれば……」
すみれ「恋のせいじゃないわよ、簡単に話せることじゃないし」
すみれ「あの子たち、あれかしら」
恋「あれ?」
すみれ「その、付き合っている?」
恋「普通に考えれば、そうですよね」
すみれ「それなら、最近いつも二人でいたことにも説明も付くし」
すみれ「ちょっと意外な組み合わせではあったけど」チラッ
かのん「…………」
恋「かのんさん、大丈夫ですか?」
すみれ「さっきから黙り込んでるけど」
かのん「うん、まあ……」
かのん「ちょっと、ショックだったかな……」
恋「そうですよね……」
かのん「知らなかった、考えもしなかった」
かのん「二人がいつの間にか、あんな風に」
かのん「あんな風に……」
かのん「私、心のどこかで思い込んでいた」
かのん「クゥクゥちゃんもそうだけど、特にちぃちゃんは」
かのん「きっと私を一番に想ってくれていて、大切にしてくれるって」
かのん「だけど、うぬぼれだった」
かのん「ちぃちゃんは、昔みたいに私の一番傍にいてくれない」
かのん「クゥクゥちゃんも、出会った頃のように私の事を見てくれない」
かのん「もっと大切な人ができてしまって」
かのん「私はどうでもいい存在になってしまったのかと思うと」
かのん「なんか、キツイ……」
すみれ「考え過ぎよ」
かのん「でも」
すみれ「例え二人にとって互いが一番大切な存在になったのだとしても」
すみれ「あの子たちは、今までと同じようにあんたのことも大切に想っているわよ」
かのん「そんなの、どうしてすみれちゃんに」
すみれ「そりゃ、私だって同じだから」
すみれ「かのんのこと、大切に想っている」
すみれ「同じ気持ちを持っている事、あの二人を見ていれば理解できるわよ」
かのん「すみれちゃん……」
恋「わ、私だってそうです!」
恋「かのんさんの事が大好きです! みなさんと同じ――ううん、それ以上に!」
かのん「恋ちゃん……」
すみれ「恋、ずいぶんと熱い告白じゃない」
恋「こ、こく!?」
すみれ「私までキュンときちゃった」
恋「か、揶揄わないでください、もう」
すみれ「無理する必要はないわよ」
すみれ「少し距離を取って、気持ちの整理ができたらちゃん話してみればいい」
恋「そうですよ、時間はあるのですから」
すみれ「心配しなくても大丈夫だと思うけどね、クゥクゥの奴はいつもどおりかのん信者だし」
恋「千砂都さんに至ってはかのんさん中毒ですから」
すみれ「中毒って」
恋「同科生程度の関係だった頃から、かのんさんへの熱い思いを語られていた私が言うのですから間違いないです」
かのん「そっか……」
恋「そうだ、今から気分転換に遊びに行きましょう」
すみれ「いいわね」
かのん「でも、練習」
すみれ「あんたもでしょうけど、私たちだってそんな気分じゃないわよ」
恋「そうだ。私この間気になるお店を見つけて」
恋「せっかくだし行ってみましょう!」
すみれ「恋の事だから、可愛いお菓子のお店とかでしょ」
すみれ「楽しい気分になれるし、今のかのんにはいいんじゃない?」
かのん「う、うん」
かのん「……私、二人と仲間で良かった」
すみれ「まあ、困った時はお互いさまよ」
恋「私たちだって、かのんさんに助けられてきたのですから。このぐらいは」
かのん「ありがとう、二人とも」
かのん「私も、同じぐらい二人の事を大切に想っているよ」
すみれ「なんか照れるわね……」
恋「で、ですね……」
かのん「よーし、じゃあそのお店に行こうよ」
かのん「早くしないと日が暮れちゃうよ」
すみれ「ええ」
恋「そうですね」
とりあえずここまでに
明日(今日?)はライブやらで書く時間が確保できるか怪しく、更新できるかは微妙な感じです。
可能でしたら保守などしていていただけると助かります。
かのんが好きな子にかのんのコスをさせるかのんが大好きな子
>千砂都「クゥクゥちゃんのコスプレをしたかのんちゃんって設定でいけるから!」
ちぃちゃんひでえw
《4》
可可「かのん、一緒にたこ焼きを食べに行きませんか?」
千砂都(放課後、真っ先にかのんちゃんの方へ飛んでいくクゥクゥちゃん)
千砂都(今日はたこ焼き屋のバイトの日)
千砂都(だからきっとかのんちゃんも誘って、遊びに来てくれようとしているのかな)
かのん「ごめんね、今日は恋ちゃんと作曲の打ち合わせがあって」
可可「えー、じゃあすみれー」
すみれ「私もその手伝いがあるから」
可可「すみれも? 新曲はグソクムシの歌なのですか?」
すみれ「違うわよ!」
かのん「今日はね、どうしてもすみれちゃんが必要な日なんだ」
可可「可可や千砂都では力になれないのですか?」
かのん「うん、今日だけは特にね」
可可「そうですか……」
かのん「じゃあそういうことで、また明日ね!」
可可「はいー」
かのん「ちぃちゃんも、バイバイ」
千砂都「う、うん」
千砂都(取り残されてしまった私たち)
千砂都「フラれちゃったね」
可可「うー、つまらないです」
可可「かのん、いつもこんな感じですよね」
千砂都「……だね」
千砂都(最近、かのんちゃんはすみれちゃんや恋ちゃんと仲良しで)
千砂都(私たちはどこか、避けられているというか)
千砂都(考え過ぎ、ではないと思う)
可可「寂しいですね、かのんと一緒に居られないのは」
千砂都「そうだね……」
千砂都(直接、何かをしたわけじゃない)
千砂都(考えられるとすれば、私たちの関係についてなにか感づかれたとか)
千砂都(そして、もしそれが事実だとしたら)
可可「かのん……」
千砂都(私は、自分勝手な行動でこの子まで巻き込んでしまったことになる)
可可「千砂都?」
千砂都「あ、ごめん。ちょっとね」
可可「……今日うちに来ます?」
千砂都「いや、バイトだから」
可可「なら終わった後とか。今日の千砂都は心配です」
千砂都(駄目だな、私)
千砂都(迷惑だけではなくて、心配までかけてしまって)
千砂都「大丈夫だから、帰ろうよ」
可可「……はい」
◆
千砂都「はぁ」
千砂都(お客さん、全然来ないな)
千砂都(その原因の一つは、きっとうかない顔をしている店員)
千砂都(営業スマイルぐらい、上手く作らなきゃなのに)
千砂都(……かのんちゃん、もうずっとここへ来ていない)
千砂都(そもそも、最後に一緒に帰ったのはいつだっけ)
千砂都(最後に遊んだのはいつだっけ)
千砂都(なにやってるんだろ、私……)
千砂都(……人、来ないかな)
千砂都(何かをしていたい)
千砂都(考えたくない)
??「すいませーん」
千砂都「あっ、いらっしゃい」
可可「千砂都ー、きたですよ」」
千砂都「く、クゥクゥちゃん」
千砂都「わざわざ来てくれたの?」
可可「違いますよー」
可可「今週のたこ焼きを貰いにきただけです」
千砂都「あったね、そんな話、すっかり忘れていると思ってた」
千砂都(というかそれをクゥクゥちゃんから言い出したの、始めてだし)
可可「そんなことありません、いっぱい食べたいので貯めているだけです」
千砂都(きっと、ちょうどいい理由を探して思い出したんだ)
千砂都(いい子だな、ほんと)
千砂都「一セットでいい?」
可可「いえ、二つお願いします」
千砂都「二つ?」
可可「千砂都も一緒食べませんか?」
千砂都「あはは、それは駄目だよ。私はバイト中だから」
可可「そうですか……」
千砂都「じゃあ一個でいいかな、なんかおまけはするよ」
可可「あ、ありがとうございます」
可可「相変わらず、器用に焼くですね」
千砂都「そう?」
可可「さらに上手になっています、修行の成果ですね」
千砂都「かもね」
千砂都(微妙に気まずい空気)
千砂都(気をつかってくれるクゥクゥちゃんと、そっけない私)
千砂都(私たちまで、ギクシャクしてしまっているみたいで)
可可「来る前、一応かのんも誘ったのですよ」
可可「だけど、今日はどうしても来られないと言われて」
可可「もしかして可可、かのんに嫌われてしまったのでしょうか……」
千砂都「そんなことはないと思うよ」
千砂都(かのんちゃんはそんな子じゃない)
千砂都(クゥクゥちゃんを嫌うなんてあり得ない)
千砂都(そのぐらいで煙たがられるようなら、私なんてしょっちゅう)
千砂都(私、なんて……)
可可「千砂都?」
千砂都「……はい、たこ焼き」
可可「わっ、いっぱい」
千砂都「おまけしておいたから、今日は帰って」
千砂都「私を一人にしてくれるかな」
可可「……ごめんなさい、しつこくて」
千砂都「ううん、心配してくれるのはありがたいよ」
千砂都「だけど、今日は話したい気分じゃないんだ」
千砂都「明日になったらいつもの私に戻るからさ」
可可「……わかりました」
千砂都(去っていくクゥクゥちゃんの背中は、どこか寂しそう)
千砂都(私はまた一人になってしまった)
千砂都(嬉しかったのに、もう少し一緒に居たかったのに)
千砂都(かのんちゃんの話をする気分じゃない)
千砂都(私とクゥクゥちゃんは、かのんちゃんを好きであるということ)
千砂都(それによって繋がっている)
千砂都(かのんちゃんがいないと、成立しない関係)
千砂都「……馬鹿みたいだ、私」
千砂都「クゥクゥちゃん」
千砂都(大切なのに)
千砂都「かのんちゃん」
千砂都(大好きなのに)
かのん「よ、呼んだ?」
千砂都「えっ」
千砂都(目の前には)
千砂都(紛れもない、かのんちゃんの姿)
遅くなって申し訳ないです、長期間の保守ありがとうございました。
近いうちに最後まで書いて投稿できるかなと思っています、もう少しだけお付き合いください。
ありがとうございます!
続きも楽しみにしていますが、くれぐれも無理の無いペースで。
あんなの見たのに表向き普通に接してくれる3人がすごい
かのん「う、ういーっす」
千砂都「かのんちゃん……?」
かのん「ちぃちゃん、久しぶり」
千砂都「久しぶりって、さっき学校で一緒に居たよね」
かのん「うん、でもさ」
かのん「久しぶりかな、って」
千砂都「かも、ね」
千砂都「作曲は済んだの?」
かのん「まあ、一応」
千砂都「クゥクゥちゃんとすれ違いだったね、残念」
かのん「知ってるよ、去り際までこっそりみていたから」
千砂都(見ていた?)
千砂都「それなら、声をかけてくれればよかったのに」
かのん「うん」
千砂都「クゥクゥちゃん、可哀想だよ。かのんちゃんにフラれたこと残念がってたし」
かのん「知ってる。だからお詫びも埋め合わせもちゃんとするつもり」
かのん「だけどね、今日はちぃちゃんと二人で話したいことがあったの」
千砂都「私と?」
かのん「うん」
千砂都(やっぱり、かのんちゃんは)
かのん「ちぃちゃん、最近元気ないよね」
千砂都「そ、そんなことないよ」
かのん「クゥクゥちゃんと、何かあった?」
千砂都「…………」
千砂都(私たちの事を、何か……)
かのん「見ちゃったんだ、私」
千砂都「見た?」
かのん「二人がその、部室でしていたの」
千砂都「えっ」
千砂都(ある程度の覚悟はしていた)
千砂都(実際、私は不自然な行動を取っていたし、感づかれていてもおかしくはないと)
千砂都(だけど、そこは予想外だし)
千砂都(絶対に、見られたくなかった部分で)
千砂都「……その、それはいつ見たの?」
かのん「割と最近、だけど」
千砂都(最近、でも部室では)
千砂都(気をつけていたはず、かのんちゃんに見つかるようなことは――)
『クゥクゥちゃんのコスプレをしたかのんちゃんって設定で――』
『気のせいだって、ドアも開いていないし――』
千砂都「あっ」
千砂都(あの時、もしかして学校へ、部室へ戻ってきていた?)
かのん「二人は恋人、みたいな感じなのかな」
千砂都(かのんちゃんは、私がクゥクゥちゃんにしている事を知らない)
千砂都(たまたまクゥクゥちゃんがかのんちゃんにならずに行為をしていた姿しか見ていない)
かのん「水臭いよ、幼馴染なんだから」
千砂都(だから、かのんちゃんからみた私たちの関係は)
かのん「クゥクゥちゃんのことが好きだったなら、教えてくれればよかったのに」
千砂都「そ、それは」
千砂都(違うよ)
かのん「ごめんね、最初は幼馴染と友達がって複雑な気持ちになって」
かのん「気づいた後も、なかなか言い出せなくて」
千砂都(間違った認識が、かのんちゃんの中で確信になっている)
かのん「大好きな二人の関係にさ、ジェラシー的なものを感じていたのかな」
千砂都(待って、待ってよ)
かのん「でも、すみれちゃんや恋ちゃんに相談するうちに気持ちを整理出来てさ」
かのん「二人がそういう関係だとしても、ちゃんと受け入れられるつもりだから――」
千砂都「違うよ!」
千砂都(自分でも信じられないぐらい、大きな声が出た)
かのん「ち、ちぃちゃん」
千砂都(わからない)
千砂都(私が一番好きなのは、かのんちゃん、だよね)
千砂都(かのんちゃんは私の全てで、憧れで、ヒーローで、大好きで)
千砂都(だけど、今はクゥクゥちゃんの事も頭に浮かんで)
千砂都(それでもここで、かのんちゃんの言葉を否定したくて)
千砂都(もう、なんだか)
千砂都(駄目、わからない)
千砂都「私はクゥクゥちゃんのことを好きなわけじゃない」
千砂都(違うのに)
千砂都「クゥクゥちゃんのことは、好きとかじゃなくて」
千砂都(好きなのに)
千砂都「私が好きなのは」
千砂都(言葉が、止まらない)
千砂都「私が、好きなのは」
かのん「…………」
千砂都(好き、なのは)
千砂都「クゥクゥちゃんじゃなくて――」
ドサッ
千砂都(何かが地面に落ちる音)
かのん「あっ」
千砂都「なっ」
千砂都(なんで)
可可「…………千砂都」
千砂都(呆然とした顔で、遠くから私たちを眺めるクゥクゥちゃん)
かのん「く、クゥクゥちゃん」
可可「あ、あの、可可は、やっぱり、千砂都を、一人にできない、と、思って」
千砂都(身体、震えている。目には涙が溜まっている)
千砂都(私はすぐに理解した)
千砂都(私が、私の言葉が、この子を深く傷つけたこと)
可可「っ」ダッ
千砂都「あっ……」
千砂都(走り去るクゥクゥちゃん)
かのん「待って!」
千砂都(追いかけるかのんちゃん)
千砂都「……………………」
千砂都(私は二人の背中を見送ることしかできなくて)
千砂都(地面にはクゥクゥちゃんの落とした、たこ焼きの残骸だけが転がっていた)
◆
可可「はぁ、はぁ」
可可(息、苦しい)
可可(ただ無意識)
可可(振り払うように、ひたすら走って、走って)
可可(ここがどこなのかさえ、わからない)
可可(泣いていたせいで顔もぐちゃぐちゃで)
可可(走り続けていたせいで、喉もカラカラで)
可可「……限界、です」
可可(地面に倒れ込む)
可可(汚いけど、動けない)
可可(どうしても千砂都を放っておけなくて)
可可(せめて一緒に居ようと、戻って)
可可(ショックでした)
可可(理解していたはずなのに)
可可(千砂都が好きなのはかのんで、可可じゃない)
可可(愛情を注いでくれるのは、かのんになった可可だって)
可可(可可の事は、別に好きでもないって)
可可「っ」
可可(駄目、また泣いちゃいそうに)
かのん「クゥクゥちゃん!」
可可「かのん……」
可可(追いかけてきてくれたですか)
かのん「だ、大丈夫?」
可可「……ごめんなさい、私」
可可「二人が、真剣な話をしていたのに」
かのん「そんなの関係ないよ」
かのん「ごめんね、気づけなくて」
かのん「事情も知らないのに引っ掻き回して」
かのん「ちぃちゃんに、あんな事を言わせて」
かのん「本当に、ごめん」ギュッ
可可(温かい、です)
可可(かのんはいつだってヒーローで)
可可(可可は、やっぱりかのんの事が大好きで)
可可(だからこそ苦しいむ)
可可(この人に手が届かない事)
可可(少し理解できてしまう、千砂都の気持ち)
かのん「……二人に、何があったの?」
かのん「私、力になりたい」
かのん「クゥクゥちゃんが困っているなら、助けてあげたい」
かのん「だから、教えて」
可可(どこまで教えてしまっていいのか、わからない)
可可(下手をすると、千砂都の十年以上の秘密を壊してしまうかもしれない)
可可(だけど、かのんを前にすると抗えない)
可可(楽になれる、日本に来たばかりの頃のように救ってくれる)
可可(私だけではなく、千砂都も含めて)
可可(そう、思えてしまうから)
可可「……絶対に、他の人には内緒ですよ」
かのん「うん」
―――
――
―
かのん「そんなことが……」
可可(話してしまいました)
可可(私と千砂都がしていたこと)
可可(千砂都の好きな人がかのんという部分と)
可可(かのんのコスプレをしていたという事実を隠して)
可可(全部、話してしまいました)
かのん「好きな人の代わりに、クゥクゥちゃんを……」
可可(怒っている。あのかのんが、千砂都に対して)
可可「違うんです、可可が悪いんです」
かのん「そんなわけないじゃん!」
かのん「そんなことに、クゥクゥちゃんを利用して!」
かのん「あり得ないよ!」
可可(かのんはいい人です)
可可(幼馴染相手とか、どちらが大切とか)
可可(そんなこと関係なしに、本気で怒ってくれる)
可可「かのん、聞いて」
かのん「でも!」
可可「聞いてください」
かのん「……うん」
可可「確かに最初は流されて受け入れてしまっただけでした」
可可「断れなかっただけ、複雑な気持ちがあったことも否定はしません」
可可「でも次第に」
可可「千砂都が可哀想になってきて」
可可(だって、出会ったばかりの可可でもかのんの事を考えると苦しいのに)
可可(ここまでの想いをずっと秘めていたなんて)
可可「母性、というか。放っておけないというか」
可可「この人を支えてあげないと、そう思えてきて」
可可「好きになってしまったんです」
可可「二人で身体を重ねていく内に、どんどん千砂都の事を」
かのん「クゥクゥちゃん……」
可可「でも、千砂都は他の人のことが好きで」
可可「どれだけ頑張っても、その人の代わりにしかなれなくて」
可可(それを、今日はっきりと知ってしまって)
可可「だから、だから……」
かのん「苦しかったんだね」
可可「……はい」
かのん「クゥクゥちゃんはいい子だから、余計に苦しんでいた」
かのん「私がもっと早く気づいていたら、クゥクゥちゃんを苦しめずに済んだのに」
可可「違いますよ、可可はそんないい子じゃないです」
可可「はっきり言い過ぎて、特にすみれにはつい強く当たってしまいますし」
可可「運動では足を引っ張る癖に妙に強気で、全然成長しなくて」
可可「今だって千砂都を困らせて、かのんの事だって」
かのん「そんなこと、言わないで」
可可「かのん……」
かのん「自分を悪く言わないでよ」
可可(かのんが、泣いている)
可可(可可も泣いてしまった)
可可(千砂都もきっと、一人で泣いている)
可可(いやです、こんなの)
可可(みんなが苦しむなんて、嫌です)
かのん「伝えるべきだよ、クゥクゥちゃんの気持ち」
かのん「ちぃちゃんに伝えないと、きっと後悔する」
可可「……そうですね」
可可(ここで逃げたら駄目です)
可可(逃げたらきっと、大好きな人『たち』がもっと苦しむことになる)
可可(だから、可可は……)
すげえイイところで追いついてしまった…
展開はベタだけど心情描写が上手いから面白い
最終章も期待
苦しくて痛くて辛い。だがそれがいい
スバラシイ百合恋愛模様…
《5》
千砂都「あー」
千砂都(最悪の目覚め)
千砂都(昨日、どうやってバイト先から帰ったんだっけ)
千砂都(混乱して、全然覚えていない)
千砂都(確認するのも怖いな、色々……)
千砂都(そんなことより)
千砂都(いや、仕事にそんな事とか言っちゃいけないのはわかっているけど)
千砂都「クゥクゥちゃん……」
千砂都(なんて謝ればいいんだろう)
千砂都(私は最低な事をした)
千砂都(かのんちゃんの方が好きとかならまだしも)
千砂都(好きじゃないとか、あんなの)
千砂都(嫌いだ、そう言ってしまったみたいで)
千砂都「あれは本心じゃない」
千砂都(パニックになって、思ってもない言葉を口走ってしまっただけ)
千砂都(そう言って信じてもらえれば、どれだけ楽か)
千砂都(昨日の私の行動は、最悪の連続)
千砂都(クゥクゥちゃんを泣かせて、かのんちゃんを困らせて)
千砂都(バイトはたぶん途中で投げ出して)
千砂都(むしろ心のモヤを増やしただけ)
千砂都(馬鹿だな、私)
千砂都「……学校いかないと」
千砂都(こういう日に限って朝練)
千砂都(早々に、二人に顔を合わせなきゃならない)
千砂都(まずはクゥクゥちゃんに会って、謝らないと)
千砂都(かのんちゃんには上手い事言って、昨日の事を誤魔化して)
千砂都(そうすれば今までどおり)
千砂都(……今までと同じで、いいのかな)
千砂都(そりゃ、同じに戻れたら上出来なんだけど)
千砂都(ギクシャクした感じは変わらないだろうし)
千砂都(なんかだかな……)
◆
千砂都「いってきます!」
千砂都(しまった、考え過ぎて遅刻だ)
千砂都(急がないと――)
可可「遅いですよ、千砂都」
千砂都「く、クゥクゥちゃん?」
可可「おはようです」
千砂都「お、おはよう」
千砂都「もしかして、待っていてくれた?」
可可「はい、話したいことがあったので」
千砂都「やっぱり、昨日の事?」
可可「まあ、そうですね」
可可「本当は登校しながら話をするつもりだったのですが」
千砂都「ご、ごめん、時間」
可可「いえ、伝えておかなかった可可も悪いので」
千砂都「……」
可可「もう、朝練には間に合わないですね」
千砂都「そ、そうだね」
可可「急げば途中からは参加できるかもですけど、学校へ着く前にどうしても話したいことがあるので」
可可「今日は二人で休むと連絡を入れてしまいました、ごめんなさい」
千砂都「……いや、私の方こそ、ごめん」
可可「だからいいですよ、可可にも――」
千砂都「そうじゃなくて、昨日の事」
可可「ああ、その事ですか」
千砂都(クゥクゥちゃんは、何でもないことのように言う)
可可「可可の方こそごめんなさいです、せっかくのたこ焼きを駄目にしてしまって」
千砂都(そんなこと、謝らないでよ)
千砂都「……酷いこと、言ったのに」
千砂都(傷ついていなかったわけがないのに)
可可「全部が本心じゃないことぐらい、可可にも分かります」
可可「だいたい、千砂都のかのんへの愛の重さは百も承知ですよ」
可可「かのんウォッチング仲間として、誰よりも近くで体感してきたのですから」
可可「いちいち気にしていたらやってられないです」
千砂都「……そっか」
千砂都(この子の言葉も、本心だとは思わない)
千砂都(だけど、強いな。根がいつまでも弱虫な私とは大違い)
可可「もう無理に隠す必要はないのではないですか?」
千砂都「へっ?」
可可「本当は、言いたいんでしょう」
可可「綺麗事や理想を抜きにして、かのんに本当の事を言いたいんでしょう」
可可「だからこそ、昨日の千砂都はそれを告げてしまいそうになった」
千砂都「……」
可可「全部隠して、今の関係を無理して続ける方がよっぽどかのんへの負担になってしまいます」
可可「千砂都のかのんへの気持ちは隠しましたが、昨日話してしまいました」
可可「千砂都には好きな人がいること、可可との関係はあくまで代わりだということ」
可可「かのんはおそらく、千砂都の気持ちにも少しは気づいているんだと思います」
可可「加担してしまった私が言えることではないかもですが」
可可「結局、千砂都は言い訳を重ね、関係が終わることが怖がって逃げているだけです」
可可「言えばいいじゃないですか、好きな気持ちを隠してないで」
可可「かのんに、好きだと」
可可「キスして、抱き合って、セックスしたいんでしょう」
可可「ずっとずっと、かのんの一番近くにいたいんでしょう」
可可「千砂都が欲しいのは、可可が演じるかのんじゃない」
可可「本物のかのん、ですよね」
千砂都「それは……」
可可「今日の放課後、かのんに千砂都と二人で話してくれるように頼んであります」
可可「無理をする必要はありません」
可可「だけど、可可はこれ以上千砂都に苦しんでほしくはないです」
千砂都「でもさ、クゥクゥちゃんもかのんちゃんの事が好きなんじゃないの?」
千砂都「いいの、そんな風に私の背中を押して」
可可「好きですよ、大好きです」
可可「だけど千砂都のかのんへの気持ちとは少し違います」
可可「二人が恋人になっても素直に祝福できる。そんな種類の好きです」
千砂都(……そんなわけ、ないのに)
千砂都「……わかった」
可可「じゃあ」
千砂都「私、かのんちゃんに話すよ」
千砂都「自分の気持ち、全部」
可可「千砂都!」
千砂都「クゥクゥちゃんの言うとおり」
千砂都「このまま逃げ続けるのは、よくないと思うから」
可可「頑張ってくださいね」
千砂都「うん」
可可「結果だけ、ちゃんと教えてください」
可可「一人で抱え込もうとしないでくださいね」
可可「もし駄目でも、しばらくは今まで見たいに可可がかのんの代わりになってあげますから」
可可「本物に比べれば意味なんてないかもしれないですけど、少しは気持ちも楽になりますよね」
千砂都「ありがとう、クゥクゥちゃん」
千砂都(放課後……)
千砂都(かのんちゃんと私が話をすべき場所)
千砂都(気持ちを伝えるのに相応しい場所は、やっぱり)
千砂都(『かのんちゃんへ』と)
千砂都「ねえ、クゥクゥちゃんも一緒に来てくれない?」
可可「ふぇ?」
千砂都「出てこなくていいからさ、影で見守っていてほしいんだ」
『放課後、昔よく遊んだ公園へ来てくれる?』
◆
千砂都「かのんちゃん、まだかな」
千砂都(少し用事を済ませてから行きたいというかのんちゃんを)
千砂都(小さい頃、よく乗ったブランコに揺られて待つ)
千砂都(黄昏時、綺麗な空)
千砂都(昔、かのんちゃんと二人でよくこの時間まで遊んでいたっけ)
千砂都(最初は人がちらほらいたけど、夕やけこやけの音楽と共に、子どもたちは帰り始めて)
千砂都(私は昔みたいに、ひとりぼっち)
千砂都(この公園内での自分以外の登場人物は、かのんちゃんだけだったな)
千砂都(目を瞑って振り返ると、蘇る記憶)
千砂都(子どもの頃の二人)
千砂都(小学生の時の二人)
千砂都(中学生の時の二人)
千砂都(そしていま、高校生の――)
トントン
千砂都(肩を軽く叩かれる)
千砂都(目を開かなくても、相手は分かるよ)
千砂都「かのんちゃん」
かのん「ちぃちゃん、さっきぶり」
千砂都(良かった、ちゃんと来てくれた)
かのん「ごめんね、待った?」
千砂都「うーん、少しだけ」
かのん「良かった、帰っちゃったか少し心配だったから」
千砂都「帰らないよ、自分からお願いしたことだし」
千砂都「なにより、かのんちゃんとの約束だもん」
千砂都「私はいくらでも待つよ」
かのん「あはは、それはそれで困るよ」
千砂都「ありがとね、今日は」
かのん「私の方こそ、ちゃんと話したかったから」
千砂都「……だよね」
かのん「クゥクゥちゃんと、話したんだよね」
千砂都「うん。昨日の事も謝って、たぶん許してもらえたと思う」
かのん「そっか、よかった」
かのん「二人があのまま、仲違いしたら嫌だったもん」
千砂都「ごめんね、心配かけて」
かのん「ねえ、ちぃちゃん」
千砂都「うん」
かのん「今日、ちぃちゃんが話したいことって、昨日の続きだよね」
千砂都「そうなるかな」
かのん「わかった、だったら一つだけ」
かのん「話す前に教えてほしいことがあるの」
千砂都「教えてほしい事?」
かのん「ちぃちゃんは、クゥクゥちゃんのこと、どう思っているの?」
千砂都「どう?」
かのん「勝手に申し訳ないけど、何となく話は聞いたよ」
かのん「好きだから、あんな事をしたの?」
かのん「それとも、他の人の代わりに利用していただけなの?」
かのん「それを知らないと、私はちぃちゃんと前を向いて話すことができない」
千砂都(……やっぱり、かのんちゃんは)
千砂都「最初は、利用していた側面がない、とは言えない」
千砂都「でもクゥクゥちゃんの事を好きじゃなきゃあんな事はやらない」
千砂都「私はちゃんと、クゥクゥちゃんの事が好き」
かのん「うん」
千砂都「だけど他に大切な人もいる」
千砂都「ずっと、想い続けてきた相手がいる」
千砂都「それも、事実」
かのん「そっか……」
千砂都「これじゃあ、答えとしては駄目かな?」
かのん「そんなことはない」
かのん「十分だよ、ありがとう」
千砂都「じゃあ、私の話をしてもいいかな」
かのん「う、うん」
千砂都(緊張感が漂う)
千砂都(こんなシーン、ずっと思い描いていた)
千砂都(小さい頃から、想像の世界で)
千砂都(相手は決まってかのんちゃんで)
千砂都「あの、ね」
千砂都(情けない私は、なかなか言い出すことができず)
千砂都「私、ね」
千砂都(言葉にしてしまえば、たった二文字)
千砂都「その、ね」
千砂都(だけど重い、その言葉を口に出せずに)
かのん「……ちぃちゃんは」
千砂都(だからいつも助けてくれるの)
かのん「ちぃちゃんは、私にしてほしいことはない?」
かのん「なんでも受け入れる。私にできることなら、なんでもする」
かのん「大切な幼馴染の為なら、どんなことでもできるよ」
千砂都(想像の世界と一緒だ)
千砂都(こうやっていつもどおり。私を引っ張ってくれる)
千砂都(大切な人、大好きな人)
千砂都「……かのんちゃんには」
かのん「うん」
千砂都(きっと、最後のチャンスだ)
千砂都(ここで好きと言えば受け入れてくれるかもしれない)
千砂都(幼い頃から秘め続けていた願いが成就するかもしれない)
千砂都(夢の世界でしかみたことのなかった、幸せな世界へ辿りつけるのかもしれない)
千砂都(でも)
千砂都「私にとってのかのんちゃんは、世界で一番の人」
千砂都「格好いい、永遠の、私のヒーロー」
千砂都「だから」
千砂都(これを言った時点で、終わる)
千砂都(叶わない夢は、夢でさえなくなってしまう)
千砂都(怖い、この決断を後悔するかもしれない、けど)
可可(……………)
千砂都(視界の隅、物陰のクゥクゥちゃんが目に入る)
千砂都(それで、覚悟は決まった)
千砂都「かのんちゃんにはこのまま、まっすぐに羽ばたいてほしい」
千砂都「高く高く、誰の手も届かないような場所まで、辿りついてほしい」
千砂都「そうして、私たちを連れて行ってほしい。知らない世界へ」
千砂都(私はそれを支える裏方、もしくは観客)
千砂都(直接触れてはならない、それもまた、私が思い続けていた事)
かのん「ちぃちゃんは、それでいいの?」
千砂都「うん」
かのん「そっか、分かったよ」
千砂都(最初は少しの困惑、だけどすぐに何かを悟ったように頷く)
千砂都(理解してくれたんだろうな、きっと)
千砂都(やっぱりかのんちゃんは、最高の幼馴染だよ)
かのん「よし、ちぃちゃんの本音も聞けてすっきりした」
千砂都「うん、よかった」
かのん「ちぃちゃんがこれ以上話すことがないなら、私は帰るよ」
かのん「外、暗くなってきたし。ちょっといい曲のアイディアが浮かんでさ」
千砂都「わかった」
かのん「ちぃちゃんはどうする?」
千砂都「私はもう少し、ここに残ろうかな」
かのん「そっか、じゃあバイバイだね」
千砂都「うん、バイバイ」
かのん「また明日、学校でね」タタッ
千砂都(元気に走り去っていくかのんちゃん)
可可「いいんですか、あれで」
千砂都(入れ替わるように、姿を表すクゥクゥちゃん)
千砂都「うん、いいんだよ」
可可「結局、逃げちゃったんですね」
可可「それはそれで、やさしい千砂都らしいのでしょうか」
千砂都「違うよ、本心からこれでいいと思っちゃったんだ」
千砂都(かのんちゃんへの私の感情は、これで)
可可「……千砂都には、もう少し自分を大切にしてもらいたいです」
千砂都(私のセリフだよ、それは)
可可「本当に、仕方のない人」
千砂都(やさしく抱きしめてくれる)
千砂都(何かを勘違いしたまま、それもそれでクゥクゥちゃんらしい)
千砂都(言わなきゃ伝わらない事)
千砂都(いっぱい、いっぱい、あるんだね)
可可「千砂都はすぐに溜め込んじゃうので、可可が傍にいて支えてあげます」
千砂都「……じゃあさ、さっそく甘えてもいいかな」
可可「もちろんですよ」
千砂都「クゥクゥちゃんの家、行ってもいい?」
可可「はい、大歓迎です」
可可「今日のかのんのコスプレは何にします?」
可可「大出血サービスで、どんなことでも応えてみせますよ!」
千砂都「うーん、そうだな」
千砂都(最初は違った、それは確か)
千砂都(だけどある日から、それが変わって)
千砂都(心のどこかでは気づいていたんだ)
千砂都(私が求めていたのは、仮初のかのんちゃんじゃなくて)
千砂都「コスプレじゃない、生身のクゥクゥちゃんがいいな」
可可「また可可のコスプレをしたかのんですか。千砂都も変わった趣味をしていますね」
千砂都「あはは、そうだね」
千砂都(その裏側にいた、君のことだって)
以上です
思いのほか時間が取れずご迷惑をおかけしましたが、完結まで辿りつけたのはみなさんのおかげです。
久しぶりにSSを書けて楽しかったので、また気が向いたら何かを書きたいと思います。
最後までお付き合いいただいた方、途中で保守などしてくださった方、本当にありがとうございました。
お疲れ様でした
可可がいい子で報われて良かった
素敵な作品をありがとう
台本調だけど少し地の文もあって良かった
ちーちゃんに感情移入しすぎて苦しかったけど楽しかったよ
おつ!面白かった
ちぃちゃんのエゴで振り回す感じが青春って感じでとてもよかった
かのんちゃんからちぃちゃんへの好きの種類はどういう好きだったのかな
完結乙
お話としては綺麗にまとまっていて良かった
でも最後の選択肢でかのんを選んで更に泥沼にハマっていく世界線も見てみたいなと思ったり
乙
ドロドロなはずなのにどこか爽やかさを感じるお話だった
最後の最後にかのんへの想いを押し殺して(しまったように見えて)しまうのが千砂都らしいなと
全てが報われず救われないからこその良き三角関係エンド、乙。つらい!
イチャイチャかのちぃばっか読んでたから凄い心揺さぶられたssでした!
でも面白かった…
おつおつ!
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