1期12話の次の日あたりを想定しています@
☀(・８・)ﾁｭﾝﾁｭﾝ
⎛(cV„- _ -V⎞
⎛(cV„~ _ ÓV⎞ﾊﾟﾁｯ
侑（……朝だ）
侑（珍しく、歩夢からモーニングコールが来る前に目が覚めたよ）
侑（なんか二度寝する気分じゃないし、起きちゃうか…）
侑（……）
@侑の自室（侑ちゃんは布団に入って考え事してるみたいです）
侑（昨日の歩夢の言葉、すごく素敵だったな…）
侑（ずっと私にくっついてた歩夢が、”みんなのため”に歌うって言ってて…）
侑（少し寂しい気持ちもあるけど、私も頑張らなきゃって元気をもらったよ）
侑（……）
侑（…ここ最近ずっともやもやしてたこともちゃんと話せてよかった）
侑（私の夢、歩夢の夢をお互い認め合って、尊重して…）
侑（今までよりもずっと良い関係になれたって、心から思うよ）
侑（うん、昨日は間違いなくお互いにとって一生の記念日だね）
侑（……）
侑（今日子ちゃんたちから話しかけられた時はびっくりしたけど…）
侑（みんな本気で歩夢のステージを良くしたいって思ってて）
侑（そのために私に話しかけてくれたんだもんね…）
侑（ステージを作ってるときのみんなの表情、本気だった）
侑（本当に歩夢のことが好きで応援してくれてるんだって、嬉しかったよ）
侑（……）
侑（そういえば最近、歩夢と一緒に登校してるとき話しかけられることも多くなったよね）
侑（スクールアイドルを始める前の私たちは、当然誰かから話かけられることなんてなかったけど…）
侑（おばあちゃんに道を訊かれたくらいかな？）
侑（最近はしょっちゅう歩夢ちゃん！応援しています！って話しかけられるよ）
侑（ニジガクの生徒だけじゃなくて、中学生とか大人の方もたまに話しかけてくるよね）
侑（隣にいる私としては鼻が高いけどね）
侑（私の幼馴染可愛いでしょってね）
侑（……）
侑（最近はSIFの準備もあって、歩夢と一緒に帰ることが少なくなったけど…）
侑（クラスの子によると、歩夢は下校中もよく話しかけられてるって言ってたな…）
侑（歩夢ってばすごく優しいから、悪いファンに着いていきそうでちょっと心配だよ）
侑（私が隣にいて守ってあげないとね、うん）
侑（……）
侑（…あれ、歩夢のこと好きな人多くない？）
侑（今日子ちゃんたちだけじゃなくて、ニジガクの生徒だけでもなくて…）
侑（SNSにたくさんコメントがついてるってことは、全世界にファンがいるってことだよね）
侑（う〜ん私としては嬉しいはずなんだけどね…）
侑（なーんかもやもやするなぁ…）
侑（……）
はい爫され止艹推ᒐ
受され 步㝱推ᘂ
爱され步夣推し
愛ꯂれ.歩梦消
愛ㄜれ歩夢推し
侑（…歩夢を最初っから可愛いって思ってたのは私なんだよ）
侑（私は歩夢の幼馴染なんだよ）
侑（小さい頃からず〜っと歩夢と一緒にいた）
侑（どんな思い出にも、歩夢が一緒にいる）
侑（どんなにファンが増えたって、熱烈なファンがいたって…）
侑（私が一番歩夢のこと知ってるんだよね）
侑（……）
侑（なんか重くなっちゃったな）
侑（何考えてるんだろ）
侑（やっぱり昨日のことが印象に残りすぎてるね、うん）
侑（……）
侑（歩夢が可愛いのはもちろんなんだけどさ）
侑（成長とともに、大人っぽい麗しい雰囲気も出てきてさ）
侑（いつもいい匂いするし）
侑（近くにいてどうにかなっちゃいそうだよ）
侑（その上料理も上手、たまに作ってくれるお菓子も美味しいし、家事はなんでもできちゃうんだよね）
侑（しかも学校では真面目で優秀だし、勉強もそつなくこなすんだよ）
侑（誰にでもすごく丁寧に接するし、優しいんだよ）
侑（…そんな完璧な女の子が、スクールアイドル始めちゃったよ）
侑（小さい頃からなんとなくセンスは感じていたけど、歌もダンスもすっごく上手でさ）
侑（非の打ち所がないよね）
侑（……）
侑（あれ、いや、なんとなく気づいてたけど…）
侑（もしかしなくても、歩夢って最強の幼馴染じゃない？）
侑（なんで気づかなかったんだろう…）
侑（いや、いつも一緒にいるから、当たり前すぎて歩夢を客観視したことがなかったのかも）
侑（よくよく考えてみたら、こんな幼馴染とずっと一緒にいて）
侑（昨日なんか手を繋いで帰って部屋に呼んじゃった私、幸せすぎない？）
侑（あれ、ヤバいな…）
侑（意識すればするほど、動悸がヤバいというか、全身が疼いてくるよ）
侑（脳裏にある歩夢の表情とか声とかが細胞に染み渡って悦んでるのを感じるよ）
侑（……）
侑（こうしちゃいられない…）
侑（こんなにみんなから愛されてるんだもん、いつか私の元から離れちゃうかも）
侑（…ならば今すぐ歩夢の部屋に行くしかないよね）
@歩夢の家
侑「」ｺﾝｺﾝ
侑「おはようございます」
歩夢母「あれ、侑ちゃんじゃない！おはよう」
歩夢母「こんな朝早くにどうしたの？」
歩夢母「歩夢なら、まだ寝てるけど…」
侑（ヤバい、何も口実を考えてなかったよ）
侑「いつも歩夢に起こしてもらってるから、今日は私が起こしてあげようと思いまして」ｱｾｱｾ
侑「ついでにご飯とか作っちゃっても良いですか？」
歩夢母「あら〜ちょうど今作ろうと思ってたところだから助かるわ〜」
歩夢母「手伝ってくれる？」
侑「はい！」
〜しばらくして〜
⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞ 朝ご飯ができたよ
歩夢母「侑ちゃんありがとう。とても助かったわ〜」
侑「いえいえ、お義母さんのお手伝いをしたまでで…」
歩夢母「でも、このたまごやきは侑ちゃんが作ったじゃない！」
侑「いつもは歩夢に作ってもらってますから、そのお返しです」
侑「歩夢みたいに綺麗な形じゃないけど、喜んでもらえたら良いなぁ」
歩夢母「歩夢泣いて喜ぶんじゃないかしら」
侑「じゃあ、歩夢起こしてきますね！」ﾀﾀﾀｯ
歩夢母「ありがとう。よろしくね」
歩夢母「……」
歩夢母「…あれ、さっき侑ちゃん”お義母さん”って呼ばなかったかしら？」
歩夢母「いつもは歩夢ママとかなのに…」
歩夢母「…今夜は赤飯かしら？」
@歩夢の部屋
侑「」ﾄﾝﾄﾝ
侑「失礼しま〜す…」
歩夢「」zzz
侑（さすがの歩夢も寝てるね）
侑（でも、もうそろそろ起きるはずだよ）
侑（いつもは私が起こされる身だからなぁ）
侑（きっとビックリするよね）
歩夢「」zzz
侑（……）
侑（寝顔可愛すぎない？）
侑（ヤバいよ、私の60兆個の全細胞が疼いてるよ）
侑（てかよく考えたらめちゃくちゃ良い匂いするなこの部屋）
侑（濃すぎるわけじゃなくて、優しくて、なんだか包まれるような…）
侑（意識し出したらヤバいね、正気でいられなくなっちゃう）
侑（……）
侑（…よし、起こす作戦は一旦保留にしよう）
侑（私の方が先に起きてるなんてなかなかないチャンスなんだ）
侑（一緒に寝る作戦に切り替えよう）
侑（嗚呼、なんて私は天才なんだ）
侑「失礼しま〜す…」ﾓｿｯ
歩夢「…う〜ん」zzz
侑（起こさずに布団に侵入することに成功しました）ﾓｿﾓｿ
侑（あったかいなぁ…歩夢の温もりが…）
侑（てかこの状況ヤバくない？）
侑（目の前に歩夢の寝顔、寝息が触れる距離、すごく優しい匂い）
侑（長年一緒にいる私じゃなきゃ我慢できないね）
歩夢「…えへへ、ゆぅちゃ〜ん…」ｷﾞｭｯ
侑（ゑ！？！？）
侑（抱きつかれちゃったよ！？）
侑（起きてないよね！？無意識なの歩夢さん！？）
侑（困ったね、全く困った幼馴染だ）
侑（……）
侑（さて、このままだと私の理性が持たないし、やっぱりそろそろ起こそうか…）
侑「歩夢、起きてよ歩夢」ﾕｻﾕｻ
歩夢「…う〜ん？」zzz
歩夢「う〜ん…」
歩夢「！？！？！？」ｶﾞﾊﾞｯ
歩夢「な、なんで侑ちゃんが私の布団にいるの！？///」
歩夢「夢！？///」
侑「あ、う〜ん…夢じゃないよ？」
侑（ヤバい、言い訳を考えてなかったよ）
侑「いつもお世話になってるからさ、たまには私が起こしてあげようと思って」ﾊﾔｸﾁ
侑「歩夢の部屋に入ったらさ、私も眠くなっちゃって」ﾊﾔｸﾁ
侑「気づいたら歩夢の布団にいたんだよね」ﾊﾔｸﾁ
侑（なんだこの言い訳…）
歩夢「あ、そ、そうなんだ///」
歩夢「とりあえず、起こしてくれてありがとう侑ちゃん」
歩夢「びっくりしちゃったけど、良い目覚めだったよ！」
侑（天使かな？）
侑「実は、朝ご飯がもうできてるんだ」
侑「私一人じゃうまく作れないから、お義母さんのお手伝いって感じだったけどね」
侑「着替えたらリビングで一緒に食べよう、先に行って待ってるよ」
歩夢「う、うん…///」
侑「それじゃ」ｶﾞﾁｬ
歩夢「……」
歩夢（昨日のこともあってか、なんだか侑ちゃんがすごく愛おしく思えるよ…///）
歩夢（…いつも朝がよわよわな侑ちゃんが、急にどうしたんだろう？）
歩夢（なんだかまだ夢を見てるみたい///）
歩夢（…てかお義母さんって、私のお母さんのこと！？///）
@リビング
侑「それじゃ、手を合わせて…」
上原ファミリー「いただきま〜す！」
歩夢母「いや〜朝早く急に侑ちゃんが家にきて、びっくりしちゃったわ」
侑「あはは…」
歩夢母「私としては手伝ってもらっちゃってすごく助かったけど、急にどうしたの？」
歩夢父(母)「何か用事でもあったのかい？」
侑「そういうわけではないんですけどね…」
侑「なんというか、歩夢にはいつもお世話になってるから、たまにはお返しをと思いまして…」ｱｾｱｾ
侑「私には、歩夢みたいに美味しくて綺麗な料理は作れないけど」
侑「感謝の気持ちは込めました！」
侑「歩夢、いつもありがとう！！」
歩夢母「侑ちゃん、それ以上はやめてあげて」
侑「？」
歩夢母「歩夢泣いてるから」
歩夢「うぅっ」ｸﾞｽｯ
歩夢父(母)「歩夢どうしたんだ！お腹でも痛いのか！？」
歩夢母「そんなわけないでしょ」
歩夢「侑ちゃんの気持ちが嬉しくて…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
歩夢「ありがとう、侑ちゃん！」ﾆｺｯ
侑「！！」ﾄﾞｷｯ
侑（涙ぐみながらの笑顔は反則でしょ///）
侑（歩夢の家にいると心臓がもたないな///）
侑（……）
侑（…でも、私ってずっと前から一緒にいたはずだよね）
侑（歩夢の家だって何度も来たことがある）
侑（なのに…なのに…）
侑（なんで今日はこんなに心臓がうるさいんだろ？///）
@歩夢の家の玄関
侑「それじゃ」
歩夢「行ってきま〜す」
歩夢母「気をつけてね〜」ﾌﾘﾌﾘ
歩夢母「……」
歩夢母「…あなた、今日は赤飯よ」
歩夢父(母)「おっ！どうしたんだ？」
歩夢父(母)「何かめでたいことでもあったのか？」
歩夢母「ﾊｧ…」
@例の階段の前
歩夢「侑ちゃん、今日はどうもありがとう」
歩夢「って言っても、まだ朝だし今日はこれからだけどね」ｴﾍﾍ
歩夢「昨日のこともあったから、ちょっとビックリしちゃった！」
侑「……」
歩夢「明日からはまた私が起こしに行くから、安心してね！」
侑「……」
歩夢「…侑ちゃん？」
侑「…歩夢、伝えたいことがあるんだ」
歩夢「…どうしたの？」
侑「さっきさ、普段歩夢にお世話になっているお返しがしたいってお義母さんに言ったじゃん」
侑「あれ、嘘だったんだ」
歩夢「えっ」
侑「違うの、本当はそんな綺麗な感情じゃない…」
侑「……何を言っても引かない？」
歩夢「ひ、引いたりなんかしないよ！」
歩夢「侑ちゃんの気持ち、教えて？」
歩夢「このままうやむやにされたら不安だから…」
侑「…ありがと」
侑「……」
侑「実はね、今日たまたま早起きしちゃったんだ」
侑「目覚ましをかけたわけじゃないんだけど…」
侑「それでね、ベッドの中で昨日のこと、これまでのこと、歩夢のことをずっと考えていたんだ」
歩夢「……」
侑「色々考えてるうちに、私気づいちゃったんだ…」
歩夢「…何に？」
歩夢「…まさか、お別れとかじゃないよね？」
侑「ち、違うよ！」
侑「その…えっとあの…///」
侑「歩夢って、最強の幼馴染だなって…///」
@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ「えっ！」
侑「歩夢のことを考えるうちにね、なんて魅力的なんだって思ったんだ」
侑「今までずっと一緒にいたから気づかなかったみたい…///」
侑「そして同時に、スクールアイドルとしての歩夢を好きな人が今たくさんいるわけで…」
侑「歩夢を取られたくないって、そう思ったの！」
侑「もちろん、ファンの人はとても大切だよ？」
侑「でもやっぱり私は、これからもずっと歩夢の一番隣にいたい！」
侑「…朝、こんなふうに思ってたら、不安でいてもたってもいられなくなって」
侑「何も考えずに歩夢の家の戸を叩いちゃったんだ」
侑「あとはその場しのぎでそれっぽく装って…」
侑「なんか私、ちょっと変だよね」ｴﾍﾍ
侑「でもね、歩夢の家族と一緒にご飯を食べてる時、改めて気づいたの！」
侑「今まで意識してなかっただけで、ずっと歩夢に恋してたって！」
侑「距離が近すぎてきっと気づかなかっただけ」
侑「その証拠に、今朝から歩夢のこと意識し出したら途端におかしくなっちゃったもん///」
侑「だからね、えっと、あの、その…」
侑「私と一緒の人生を、歩んでくれますか…？」
侑「…ッ」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
歩夢「……」
歩夢「……」ｽﾀｽﾀ
歩夢「」ｷﾞｭｯ
侑「！」
歩夢「もちろんだよ！」ｳﾙｳﾙ
歩夢「私だって、もちろんファンのみんなのことは大好きだよ？」
歩夢「だけど、ずっと小さい頃から、初めて出逢ったあの時から、」
歩夢「侑ちゃんのこと、大好きだもん！///」
歩夢「私がみんなのために歌うようになって、侑ちゃんが自分の夢を歩むようになっても…」
歩夢「私はずっと、侑ちゃんの隣にいたいって思ってるよ！」
歩夢「…侑ちゃんは気づかなかったかもしれないけど」
歩夢「私はずっと侑ちゃんに会うたび、話すたびドキドキが止まらなくて…」
歩夢「必死に隠してたんだよ…///」
歩夢「家に帰って一人の時だって、ずっと侑ちゃんのことで頭がいっぱいだったんだから！///」
歩夢「それが小学生の頃からだよ？///」
歩夢「だからね、侑ちゃん…」
歩夢「これからも、よろしくお願いします…///」
侑「……」
侑「…歩夢〜！！！」ｷﾞｭｯ
侑「よかった、よかったよぉ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
歩夢「私が侑ちゃんのこと、好きじゃないわけないじゃない！」ｸｽｸｽ
侑「そんなの、わかんないよぉ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
侑「でもよかった…本当によかった…」
歩夢「…またこの階段の思い出が増えちゃったね」
侑「…そうだね」
侑「小さい頃からずっと、思い出の場所だったけど…」
侑「歩夢が私にスクールアイドルをやりたいって想いを伝えてくれたのもここ」
侑「新たな夢への想いを伝えてくれたのもここ」
侑「そして、一生ものの約束を結んじゃったのもここ！」
歩夢「も、もう！///」
侑「歩夢、昨日も言ったけどさ」
侑「…これからもよろしくね！」ｷﾞｭｯ
歩夢「…うん！」
歩夢「私こそ、これからもよろしく！」ｷﾞｭｯ
🌸cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ ゆうぽむ♡Happy End♡⎛(V> ᴗ <„Vɔ⎞
真夜中に失礼しました。
歩夢ちゃんを意識し始める侑ちゃんを描きたくて、勢いで書いてしまいました。
典型的なゆうぽむかもしれないですが、付き合うまでのピュアな感じが一番好きかもしれません。
これからも素敵なあなぽむ、ゆうぽむSSが咲き誇りますように。
愛され歩夢推しによる愛され歩夢推しの為のSS乙でした♪
いや〜ゆうぽむなんてなんぼあってもいいですからね〜!
|;:;:…. |このスレは最強の幼馴染に監視されています
|;:;:…. |
|;:;:…. |ﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ
|;:;:…. |Ò ᴗ ÓV⎞
|;:;:…. |⊂ノ
|;:;:…. |-Ｊ
`ｰ-‐
｡*☆∴｡ ｡∴☆*｡｡
★*ﾟ ﾟ*★∵★*ﾟ ﾟ*★｡
. ☆ﾟ ﾟ☆ﾟ .ﾟ☆
★*. *★ﾟ
☆｡@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ(Ò ᴗ Ó„V⎞ ｡☆ﾟ
*★｡ （ ⊂ ） ｡★*
∵☆｡と_＿))((_＿つ｡☆∵
ﾟ*★｡ ｡★*ﾟ
∵☆ﾟ*☆*ﾟ∵
ﾟ★ﾟ
すぐに侑ちゃん母父（母）にも伝わって家族ぐるみのお祝いになりそう
* *
* + ときめいた！
n
⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞E)
Y Y *
>>34
夜しか眠れないのに深夜にSS書いてくれてありがとうな 隣にいるのが当たり前という関係から一歩進もうとする時の不安や葛藤が幼馴染カプの醍醐味の一つでもあるよね
┌○┐
│感｜˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ
│謝_| ／/
└○┘ (⌒)
し⌒
素敵なSSをありがとう
これからもゆうぽむを量産して欲しい...
