ｶｰ ｶｰ ｶｰ
千砂都「はい」ﾋﾟｼｯ
すみれ「...」
千砂都「はい」ﾋﾟｼｯ
すみれ「...」ﾁﾗｯ
千砂都「...」ｼﾞｰｯ
すみれ「どうぞ、嵐さん」
千砂都「明日土曜日だけどさ、なにか用事ある？すみれちゃん」
すみれ「ある」
千砂都「えー。そっか」
すみれ「...」
千砂都「...」
すみれ「...」
千砂都「あっ」ﾋﾟｺﾝｯ
すみれ「？」
千砂都「はい」ﾋﾟｼｯ
すみれ「どうぞ」
千砂都「それはどんな用事ですか、 その用事と私とどっちが大切ですか」
すみれ「用事。」
千砂都「えー。そっか」
すみれ「...」
ちさすみって10話の何さんでしたっけ？以外で絡みあったけ？
千砂都「...それはどんな用事なんだろね」
すみれ「内緒」
千砂都「...」ﾑｽｯ
すみれ「うわ。」
千砂都「なに、うわって」
すみれ「やば、声出てた？」
千砂都「うん、思いっきり出てた」
すみれ「そっか」
千砂都「そっか、じゃなくて」
すみれ「んじゃ、私は帰るわね」
千砂都「ちょいちょいちょいちょい」
すみれ「？、わたし呼ばれた？」
千砂都「そう、あなた、この部屋、すみれちゃんと私しかいないでしょ」
すみれ「気のせいじゃない？」
千砂都「怖いこと言うね」
すみれ「あんたのさっきの表情ほどでもないわね」
千砂都「だから『うわっ』て言ったんだ」
すみれ「正解、じゃーね」ﾌﾘﾌﾘ
千砂都「ちょいちょいちょいちょい」
すみれ「...」ｷｮﾛｷｮﾛ
千砂都「いや、すみれちゃんだよ！？この部屋私とすみれちゃんしかいないんだよ」
すみれ「気のせいじゃない？」
千砂都「きいた、それさっき聞いた、同じ流れ」
すみれ「誤魔化せなさそうね」
千砂都「正解」
すみれ「で、用件は」
千砂都「あー...うんとね」
すみれ「はい」
千砂都「今日でね、今日二人っきりで練習したことでね、私とすみれちゃんの心が近づけたと思うんだよね」
すみれ「気のせいじゃない？」
千砂都「気のせいじゃないよ！なんでさっきから気のせいにしようとするの！？」
すみれ「、、、」ﾌﾌｯ
千砂都「なんで笑うの！！」
すみれ「んくく...ごめんなさい...それで？」
千砂都「うん、それでね、せっかく明日お休みだし、もっと仲良くなりたいしさ、二人で明日お出かけでもーって」
すみれ「なるほど」
千砂都「理解が早くて助かるよ」
すみれ「ありがとう」
千砂都「それじゃあさ...」
すみれ「私とあんたってさ」
千砂都「？」
すみれ「私と千砂都って、もう結構仲良しだと思うのよね」
千砂都「そうかな」
すみれ「だからこれ以上仲良くなる必要あるのかしらって」
千砂都「というと」
すみれ「明日は不要かなぁと」
千砂都「なるほど」
すみれ「理解が早くて助かるわ」
千砂都「ありがとう」
すみれ「それじゃ」ﾌﾘﾌﾘ
千砂都「ちょいちょいちょいちょい」
すみれ「なに、まだ用？」
千砂都「1回座ろ？ここ、ほら」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
すみれ「...」
千砂都「ねぇ、いくら私でもそんな顔されたら傷つくよ」
すみれ「どんな顔してたかしら」
千砂都「目、冷たすぎる、瞳が」
すみれ「ショービジネスで鍛えたからね、技」
千砂都「そんな技を大切な友達に使うのはどうかと思うけど」
すみれ「明日の用事以下の友達だけどね」
千砂都「あー、心のガラスが割れそう、まぁるいガラス玉だったのに」
すみれ「ごめん、言いすぎた」
千砂都「大丈夫、冗談なのわかってるから」
すみれ「なら安心ね」
千砂都「精神的DVを受けました」
すみれ「...」
千砂都「ほら、めんどくさいって顔したよ、今」
すみれ「してないしてない、無意識」
千砂都「もっとタチ悪くない？」
すみれ「はぁーあ」ﾃｸﾃｸ
ﾖｯｺｲｾ
千砂都「おかえり」ﾆｺﾘ
すみれ「...ただいま」ｼﾞｯ
千砂都「迷惑？」
すみれ「迷惑」
千砂都「そっか」ﾆｺﾆｺ
すみれ「なに笑ってんのよ」
千砂都「それでもここに居てくれるんだなぁって」
すみれ「私も、可愛い千砂都のことが気になってるからかしらね」
千砂都「大丈夫、冗談なのわかってるから」
すみれ「なら安心ね」
千砂都「精神的DVを受けました」
すみれ「半分冗談よ」
千砂都「はんぶん...」
すみれ「...ﾌﾟﾌｯ」
千砂都「ねぇ！私のことからかってるでしょ！」
すみれ「ええ」ｸｽｯ
千砂都「むぅ！！」
すみれ「あんたの怒った顔、好きなのよね」
千砂都「冗談でしょ！」
すみれ「ううん、ほんと」
千砂都「ねぇ！！！」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝｯ
すみれ「あはは」
千砂都「乾いた笑いやめてよ！」
すみれ「まぁそんな話は置いといて」ｽﾝｯ
千砂都「いきなりスンッってしないで！」
すみれ「私になにか用事、あるんじゃなかったの？」
千砂都「あ、えーと...あったけど...」
すみれ「うん」
千砂都「だって、すみれちゃん...」
すみれ「...」
千砂都「...」
すみれ「はぁ」
千砂都「どうしてすみれちゃんがため息つくの...」ｼｭﾝ
すみれ「...午後から」
千砂都「え？」
すみれ「明日は午前家の手伝いがあるから、午後からならいいわよ、お出かけ」
千砂都「ほんと！！！？」ﾊﾟｧ
すみれ「それとも、冗談にしとけばいいかしら」
千砂都「だめ、もう予約したから、キャンセル不可、嵐さまで二名予約しました」
すみれ「そっか」ｸｽｯ
千砂都「うん！」ﾆｺｯ
すみれ「、っ...」ｸﾙｯ
千砂都「？、どうしたの？」
すみれ「ううん、なんでもないわ」
千砂都「あっ！また顔見てくれない！」
すみれ「うるさいわね」
千砂都「恥ずかしがり屋さん」ﾂﾝﾂﾝ
すみれ「明日風邪ひくかも、強制キャンセル」
千砂都「ごめんなさい」
すみれ「ふんっ」
千砂都「...」
すみれ「...」
千砂都「あ、明日、どこ行こっか？」
すみれ「そうね...、ランチ...カフェとかで」
千砂都「かのんちゃんち？」
すみれ「あんたがそれでいいなら」
千砂都「そういえば、かのんちゃんたち練習来なかったね」
すみれ「ばかね」
千砂都「なにが？」
すみれ「今日は練習お休みにしようねって、昨日言ってたじゃない」
千砂都「え、そうだっけ？...あれ、それじゃすみれちゃんはどうして今日...」
すみれ「...」
千砂都「すみれちゃん？」
すみれ「さぁ？、まぁいいんじゃない、あいつらよりも一日多く練習して差をつけたって考えたら」
千砂都「あー誤魔化した」
すみれ「帰る」ｶﾞﾀｯ
千砂都「私も帰る」ｶﾞﾀｯ
すみれ「いいわよ、無理して一緒に帰らなくても」
千砂都「イジワル」
すみれ「ふふっ」
ｶﾞﾁｬ ﾊﾞﾀﾝｯ
千砂都「すみれちゃんには騙されたなぁ」
すみれ「なによ、人聞きの悪い言い方」
千砂都「さっきすみれちゃん、ずっと帰るフリしてたけどさ」
すみれ「フリじゃないわよ」
千砂都「結局はじめから私とお出かけしてくれるつもりだったのかな」
すみれ「フリじゃない」
千砂都「優しいなぁ」
すみれ「うるさいわね...からかってたのよ」
千砂都「？」
すみれ「あんたが右往左往するの見て、楽しんでたの」
千砂都「性格悪くない？」
すみれ「嫌いになった？」
千砂都「なったかも」
すみれ「そう」
千砂都「でも、すみれちゃんだって私のこと嫌いって言ってたよね」
すみれ「そうだったかしら」
千砂都「おそろっちだね、おそろっちおそろっち」ﾆｺｯ
すみれ「楽しそうね」
千砂都「すみれちゃんは？明日たのしみ？」
すみれ「...」
千砂都「あっ、楽しみーってお顔してる」
すみれ「あんた程そんな良い顔してないわよ」
千砂都「あれーおかしいなぁ」
すみれ「なにがよ」
千砂都「恥ずかしがり屋のすみれちゃんのことだから、私の顔見てくれてないんだろうなぁって思ってたのに」ｸｽｯ
すみれ「ほんと嫌なやつ」
千砂都「ありがと」ﾆｺｯ
おわり
乙
やっぱり同じ人じゃったか
軽い雰囲気のちさすみ好き
好き〜 大好き！
すみれとのカプ相手はどの子もそうだけど、めちゃくちゃ可愛くなるよな ちさすみ良き
ちさすみ、日常系っぽい良さがある
アニメ描写で足りなかったそこの君、2人の時間という聖書があるんじゃよ
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