御坂「違うわよ!入れろと言ったのは、家にじゃないわよ!」
上条「じゃどこに入れるんだよ?」
御坂「なっ、そんなこと私に言わせるんじゃないわよ!このスケベ!」
御坂「本当に散らかってるわね……」
上条「なんかカメラが部屋中にあってさ。本当は捨てようとしたんだけど、どっかの馬鹿が全部壊しやがってさ。その残骸がそっこら中にあるんだよ」
サンジェルマン『……すまなかったと言ったじゃないか。みみっちいやつめ』
上条「言っとくけど上条さん結構ねちっこいからな!!少なくともこのネタで3週間はネチネチするぞ!」
サンジェルマン『小さい男め』
上条「なんだとこのやろうーーー!!」
御坂「さっきからなんなのよあんた?まさか……あんたまた頭怪我したんじゃないでしょうね!?」
上条「いやいや違う違う違うから!ちょっとサンジェルマン!お前のせいで誤解されちまっただろうが!」
サンジェルマン『………』
上条「なんか喋れよ!てか喋んないなら一々代わるんじゃねーよ!!」
御坂「ねぇ?本当に大丈夫なの?どこも怪我してない?私、あんたになにかあったら……」
上条「いやいや、大丈夫だから!なんもないから。あ、そうだ!御坂、もしよかったら掃除手伝ってくれないか?」
御坂「え、あ、し、仕方ないわね!!あんたがそこまで言うなら手伝ってあげるわよ!!」///
上条「ありがとう御坂!それじゃリビングの方を頼む。俺はバスルームの方やってるから」
御坂「分かったわ」
タッタッタッタ
サンジェルマン『……いいのか?そんな簡単に容疑者1を家にあげて』
上条「御坂は絶対そんなことしてないから大丈夫だって。ていうかなんだ容疑者1って。まるで他にもいるみたいな言い方だな」
サンジェルマン『はぁ、君がここまで馬鹿だとは思わなかったよ』
上条「よおし分かった。お前は掃除よりも喧嘩を売りたいらしいな。いいぜ買ってやる」
サンジェルマン「あの小娘は能力者だろう?なら魔術を使ったらあんなピンピンはしてないだろう。つまり、容疑者は他にもいるんだよ』
上条「な、なるほど」
…………………………………
上条「まぁ、御坂のことだから大丈夫だと思うけどな。どうせ勝手に冷蔵庫でも漁って、なに?あいつ冷蔵庫も空っぽなの?本当にどうしようもないやつね、とか言ってるよ」チラ
御坂「うえっへっへっへ……これで、今まで通り当麻と暮らせるわ……うえっへっへっへ」
上条「………いっけなーい!上条さんどうやら最近戦いすぎて頭がおかしくなっちゃったみたいだ。御坂が気持ち悪い笑い声で机になんか埋め込んでるのなんて幻だ幻」
サンジェルマン『現実を見ろ』
上条「現実?あぁ現実ね。もちろん見てるよ。あれだろ?御坂が床の上でブレイクダンスしてるんだよな」
サンジェルマン『それは幻覚だ。いいから、もう一回見てみろ』
上条「………」チラ
御坂「ぷっふるへらぁ……やっぱり時代はセンサー付き盗聴器よね。これなら当麻が食べるものも分かるんだもの。あとはあのカミツキガメの音声を拾わないように設定すれば……ぷっふるへらぁ……完璧だわ」
上条「……御坂、なにしてるんだ」
「えっ、なによ、ちょっとお風呂が汚れてないか見てただけよ!べ、別にいいじゃない。毛を集めようとしてたとか思ってんじゃないでしょうね?」
御坂「なにって、そりゃあ新婚セットを……ってあんたなんで!?」
上条「いや……その……掃除終わったかなぁって見にきたんだよ」
御坂「もしかして、見てた?」
上条「いやいや!全然、なにも、見てないぞ!
御坂変な笑い声あげながら盗聴器仕込んでるなんて見てない見てない!!」
御坂「あーよかった。チン毛集めてるのバレなくて・・・」
上条「おい、お前熱でもあるのか?顔真っ赤だぞ。」