若いカップルやサラリーマンらが行き交う賑やかな池袋駅前。西口近くの小さな雑居ビルに、そのクリニックはある。
エレベーターで6階に上がると、目に飛び込んできたのは白とブルーを基調とした清潔感あふれる待合室だ。おしゃれで爽やかなインテリアは、一見するとポップなカフェの雰囲気にも思える。
実はここ、クラミジアや淋病、梅毒など、最近問題になっている性感染症(STD)の検査が専門の「池袋駅前ライフクリニック」。医療従事者による正しい検査を誰でも気軽に安心して受けられる診療所を目指し、今年5月7日に開院した。
クリニックを立ち上げたのは、元AV女優の夏目ミュウさんだ。黒髪のボブに端正な顔立ちの美女。一部上場企業のOLを辞め、AV業界に飛び込んだのは24歳の時。
国内や海外の作品に出演しながら、最近までAV女優が所属するプロダクションも経営していた。セックスに関することが仕事の業界では、女優や男優の性感染症対策は深刻な問題だ。業界の事情を知るからこそ、第二の人生で取り組みたいと思ったのが、性感染症の早期治療と拡大予防だった。
その思いの種が芽生えたのは今から15年ほど前。撮影でよく訪れていたアメリカ・ロサンゼルスでの経験が発端だった。夏目さんは明かす。
「当時、日本のAV業界では定期的な性感染症の検査が必ずしも必要ではなかったのです。しかし、ロスでは現地に到着したらすぐ検査機関で性病の検査をしなければならない。そして次の日に撮影というのが普通でした。
検査に行くと、エイズの末期患者の写真がそこら中にいっぱい貼ってあるんです。ビジョッとした膿や血にまみれてボコボコの男性器の写真とか、目を覆いたくなるものばかり。性病の実態を目の当たりにして、検査しないのはヤバいなと思ったんです」
ロスの検査機関は、とあるAV女優が設立したクリニックだった。その事実を聞いた時、「衝撃と感銘を受けた」と、夏目さんは振り返る。
「女優発信でここまで立派な施設を作るのってすごいなと。社会のための奉仕の心でここまでするのは、なかなか出来ることじゃない。その思いが、日本に帰ってからもずっと頭の隅に残っていたんです」
その後、実際に行動を起こしたのは昨年の始め。日本のAV業界でもコンドームを使用しないセックスの撮影現場などが増え、ほとんどのプロダクションで性感染症検査が義務付けられるようになった時期だ。
AV関係者はもちろん、性風俗業界、ゲイ、レズビアン……そして一般の人にも、もっと検査の重要性を伝えることが必要だと強く感じ、大学病院の教授に相談したり、さまざまな医療機関を訪れて思いを話して回った。
その中で、開院への協力に名乗りを挙げたのが、西池袋で長年にわたり女性のための診療に力を入れていた「池袋クリニック」。渋谷にも分院があり、婦人科をはじめカップル性病検査など幅広い診療に信頼と実績がある病院だ。
「池袋クリニックは1日300人ぐらいの患者さんを診察していて規模も大きい。院長や事務長に私の思いをお話しすると非常に共感してくださり、ぜひ一緒にやりましょうということになったんです」
こうして「池袋駅前ライフクリニック」は、母体となる「池袋クリニック」の傘下による性感染症検査専門の診療所としてスタートした。
4月16日から3週間のプレオープンの期間中は、トータルで約60人のAV女優や男優が検査に訪れ、診察結果の受け取り方法の改善など多くの意見が集まったという。15年前に感じたロスでの衝撃を原点に、ようやく新たに動き出した取り組み――。夏目さんは力を込める。
「準備は大変だったけど、こうしてクリニックを設立できたことに大きな達成感があります。でも、始めてみなければ分からないこともたくさんある。改善しながら、これから性感染症検査の啓蒙をしていくことが重要。まずは1日100人の検査が目標です」
続く
以下ソース
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55893
★関連板★
■えっちな話題なら”ピンクニュース”
http://mercury.bbspink.com/hnews/
■新作AV情報なら”AV情報+”
http://mercury.bbspink.com/avplus/
エレベーターで6階に上がると、目に飛び込んできたのは白とブルーを基調とした清潔感あふれる待合室だ。おしゃれで爽やかなインテリアは、一見するとポップなカフェの雰囲気にも思える。
実はここ、クラミジアや淋病、梅毒など、最近問題になっている性感染症(STD)の検査が専門の「池袋駅前ライフクリニック」。医療従事者による正しい検査を誰でも気軽に安心して受けられる診療所を目指し、今年5月7日に開院した。
クリニックを立ち上げたのは、元AV女優の夏目ミュウさんだ。黒髪のボブに端正な顔立ちの美女。一部上場企業のOLを辞め、AV業界に飛び込んだのは24歳の時。
国内や海外の作品に出演しながら、最近までAV女優が所属するプロダクションも経営していた。セックスに関することが仕事の業界では、女優や男優の性感染症対策は深刻な問題だ。業界の事情を知るからこそ、第二の人生で取り組みたいと思ったのが、性感染症の早期治療と拡大予防だった。
その思いの種が芽生えたのは今から15年ほど前。撮影でよく訪れていたアメリカ・ロサンゼルスでの経験が発端だった。夏目さんは明かす。
「当時、日本のAV業界では定期的な性感染症の検査が必ずしも必要ではなかったのです。しかし、ロスでは現地に到着したらすぐ検査機関で性病の検査をしなければならない。そして次の日に撮影というのが普通でした。
検査に行くと、エイズの末期患者の写真がそこら中にいっぱい貼ってあるんです。ビジョッとした膿や血にまみれてボコボコの男性器の写真とか、目を覆いたくなるものばかり。性病の実態を目の当たりにして、検査しないのはヤバいなと思ったんです」
ロスの検査機関は、とあるAV女優が設立したクリニックだった。その事実を聞いた時、「衝撃と感銘を受けた」と、夏目さんは振り返る。
「女優発信でここまで立派な施設を作るのってすごいなと。社会のための奉仕の心でここまでするのは、なかなか出来ることじゃない。その思いが、日本に帰ってからもずっと頭の隅に残っていたんです」
その後、実際に行動を起こしたのは昨年の始め。日本のAV業界でもコンドームを使用しないセックスの撮影現場などが増え、ほとんどのプロダクションで性感染症検査が義務付けられるようになった時期だ。
AV関係者はもちろん、性風俗業界、ゲイ、レズビアン……そして一般の人にも、もっと検査の重要性を伝えることが必要だと強く感じ、大学病院の教授に相談したり、さまざまな医療機関を訪れて思いを話して回った。
その中で、開院への協力に名乗りを挙げたのが、西池袋で長年にわたり女性のための診療に力を入れていた「池袋クリニック」。渋谷にも分院があり、婦人科をはじめカップル性病検査など幅広い診療に信頼と実績がある病院だ。
「池袋クリニックは1日300人ぐらいの患者さんを診察していて規模も大きい。院長や事務長に私の思いをお話しすると非常に共感してくださり、ぜひ一緒にやりましょうということになったんです」
こうして「池袋駅前ライフクリニック」は、母体となる「池袋クリニック」の傘下による性感染症検査専門の診療所としてスタートした。
4月16日から3週間のプレオープンの期間中は、トータルで約60人のAV女優や男優が検査に訪れ、診察結果の受け取り方法の改善など多くの意見が集まったという。15年前に感じたロスでの衝撃を原点に、ようやく新たに動き出した取り組み――。夏目さんは力を込める。
「準備は大変だったけど、こうしてクリニックを設立できたことに大きな達成感があります。でも、始めてみなければ分からないこともたくさんある。改善しながら、これから性感染症検査の啓蒙をしていくことが重要。まずは1日100人の検査が目標です」
続く
以下ソース
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55893
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