「同性愛の問題はとても深刻」――ローマ教皇フランシスコの発言が波紋を呼んでいる。
発覚した数々のスキャンダルに揺れるカトリック教会だが、今年7月にはアメリカのカトリック教会の重鎮であるセオドア・マカリック枢機卿が、50年前に10代の子どもに対して行っていた性的虐待を問われて辞任に追い込まれた。枢機卿の地位にある聖職者が辞任したのは100年ぶりのことであるという。
前回トカナでもお伝えしたが、この枢機卿の辞任の件でイタリアのカルロ・マリア・ヴィガノ大司教が教皇フランシスコを批判している。ヴィガノ大司教は、教皇は2013年からマカリック枢機卿の児童性的虐待を知っていたにもかかわらず、故意に問題に対処しなかったとして教皇の座から辞任することを要求したのだ。
このように一部で批判にも晒されている教皇なのだが、2018年8月に行なわれたロングインタビューで、同性愛についての自説を語っていたことが先日ロイターなどから報告されている。教皇によれば、同性愛者は聖職者に相応しくないということだ。
教皇がスペインの聖職者であるフェルナンド・プラド氏と話し合ったロングインタビューは「天職の力(The Strength of Vocation)」と題され、一冊の著作になることを前提に行われた。
インタビューの中で教皇は「同性愛の問題はとても深刻です」と語り、同性愛と同性愛者についての自らの考えを述べたのだ。
教皇によれば、聖職者も修道女も修道士も人間的で感情面で成熟した独身主義を貫き通すことが求められており、同性愛的傾向それ自体は罪ではないが、実際に行うことは姦淫であり罪であると念を押している。
教皇はまた、教会には同性愛者がいられる場所はどこにもなく、そもそも教会側には聖職者を選ぶ権利があることを指摘している。つまり、教会のほうから同性愛者を排除する動きに含みを持たせた発言ということになるだろう。
「こうした理由から、教会はこのような根強い(同性愛の)傾向を持つ人々を聖職者や修道生活者として受け入れないように勧めます」と教皇は語り、そしてさらなるスキャンダルを避けるためにも、すでに聖職者や修道女になっている同性愛者には教会から立ち去ることを強く進言している。
「(同性愛者として)二重生活を送るよりも、聖職者や修道生活から離れたほうがいいのです」(教皇フランシスコ)
いわゆる“LGBT”への理解が世界的に広まっている昨今の流れに逆行する感もある今回の教皇の発言だが、それほど問題が深刻であることを物語っている。
先のセオドア・マカリック枢機卿のスキャンダルの被害者が16歳の少年であったことや、あの教皇の辛らつな批判のカルロ・マリア・ヴィガノ大司教からは、バチカンに“ホモセクシャル・ネットワーク”が存在し、メンバーはお互いの昇進のために協力しあっているという爆弾発言も飛び出している。
バチカンはマカリック枢機卿の過去の児童性的虐待については公式に認めているが、この“ホモセクシャル・ネットワーク”が存在するという“爆弾発言”については誹謗中傷と名誉毀損に満ちたものであるという見解を表明している。
ともあれこの20数年で、アメリカ、オーストラリア、アイルランド、ベルギー、ドイツ、チリなどでカトリック教会を舞台にした計数千件もの聖職者による児童性的虐待事件が報告され、カトリック教会はかつてない混乱の渦中にある。今後さらにスキャンダルが発覚するようなことがあればその信頼はどんどん失墜していくだろう。カトリック教会の動向に今後も引き続き注視していかなくてはならない。
(文=仲田しんじ)
以下ソース
https://tocana.jp/2018/12/post_19067_entry.html
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発覚した数々のスキャンダルに揺れるカトリック教会だが、今年7月にはアメリカのカトリック教会の重鎮であるセオドア・マカリック枢機卿が、50年前に10代の子どもに対して行っていた性的虐待を問われて辞任に追い込まれた。枢機卿の地位にある聖職者が辞任したのは100年ぶりのことであるという。
前回トカナでもお伝えしたが、この枢機卿の辞任の件でイタリアのカルロ・マリア・ヴィガノ大司教が教皇フランシスコを批判している。ヴィガノ大司教は、教皇は2013年からマカリック枢機卿の児童性的虐待を知っていたにもかかわらず、故意に問題に対処しなかったとして教皇の座から辞任することを要求したのだ。
このように一部で批判にも晒されている教皇なのだが、2018年8月に行なわれたロングインタビューで、同性愛についての自説を語っていたことが先日ロイターなどから報告されている。教皇によれば、同性愛者は聖職者に相応しくないということだ。
教皇がスペインの聖職者であるフェルナンド・プラド氏と話し合ったロングインタビューは「天職の力(The Strength of Vocation)」と題され、一冊の著作になることを前提に行われた。
インタビューの中で教皇は「同性愛の問題はとても深刻です」と語り、同性愛と同性愛者についての自らの考えを述べたのだ。
教皇によれば、聖職者も修道女も修道士も人間的で感情面で成熟した独身主義を貫き通すことが求められており、同性愛的傾向それ自体は罪ではないが、実際に行うことは姦淫であり罪であると念を押している。
教皇はまた、教会には同性愛者がいられる場所はどこにもなく、そもそも教会側には聖職者を選ぶ権利があることを指摘している。つまり、教会のほうから同性愛者を排除する動きに含みを持たせた発言ということになるだろう。
「こうした理由から、教会はこのような根強い(同性愛の)傾向を持つ人々を聖職者や修道生活者として受け入れないように勧めます」と教皇は語り、そしてさらなるスキャンダルを避けるためにも、すでに聖職者や修道女になっている同性愛者には教会から立ち去ることを強く進言している。
「(同性愛者として)二重生活を送るよりも、聖職者や修道生活から離れたほうがいいのです」(教皇フランシスコ)
いわゆる“LGBT”への理解が世界的に広まっている昨今の流れに逆行する感もある今回の教皇の発言だが、それほど問題が深刻であることを物語っている。
先のセオドア・マカリック枢機卿のスキャンダルの被害者が16歳の少年であったことや、あの教皇の辛らつな批判のカルロ・マリア・ヴィガノ大司教からは、バチカンに“ホモセクシャル・ネットワーク”が存在し、メンバーはお互いの昇進のために協力しあっているという爆弾発言も飛び出している。
バチカンはマカリック枢機卿の過去の児童性的虐待については公式に認めているが、この“ホモセクシャル・ネットワーク”が存在するという“爆弾発言”については誹謗中傷と名誉毀損に満ちたものであるという見解を表明している。
ともあれこの20数年で、アメリカ、オーストラリア、アイルランド、ベルギー、ドイツ、チリなどでカトリック教会を舞台にした計数千件もの聖職者による児童性的虐待事件が報告され、カトリック教会はかつてない混乱の渦中にある。今後さらにスキャンダルが発覚するようなことがあればその信頼はどんどん失墜していくだろう。カトリック教会の動向に今後も引き続き注視していかなくてはならない。
(文=仲田しんじ)
以下ソース
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