長年、SF作家や宇宙生物学者たちは、地球外生命体はどのような姿をしているだろうか? と想像を巡らせてきた。
その答えは今もなお謎に包まれたままだし、そもそも地球外生命が存在するのかどうかも定かではない。
しかし最近なされたいくつもの発見は、生命にとって最大限に過酷な環境であってすらも、少なくとも微生物なら生存可能であるかもしれないことを示唆している。
こうした発見を受けて、NASAは、その「宇宙生物学戦略」の一環として、地球外生命体を発見するにあたって探すべき特徴や場所といった事柄を考察する研究を助成してきた。
NASAが助成しているある研究によると、地球外生命体はスパゲッティみたいな姿だというのだから驚きだ。
我々地球人のイメージとしては、宇宙人といえば、目が極端に大きいあのグレイタイプだったり、二本足の生き物を想像しがちだ。
だが地球外生命がはたしてどのような姿をしているのか、実際のところはまるでわかっていない。葉っぱのような姿かもしれないし、スライムのようなカビに似ているかもしれない。
この宇宙には暗黒物質や暗黒エネルギーなんてものまである。ならば、そうした人間とは完全に異なる物質で構成された生物だっていないとは限らない。
それなのに科学者は宇宙でスパゲッティを探せだなんて言うのだろう。
NASAから助成を受けた米イリノイ大学のブルース・ファウク氏らは、地球外生命を発見するには何を探すべきなのか答えるべく、イエローストーン国立公園にあるマンモス・ホットスプリングズに足を運んだ。
そこから湧き出す熱水には、高温で、しかも酸素が乏しい環境だというのに、微生物が潜んでいる。
『Astrobiology』に掲載されたその成果によると、こうした極限環境の微生物は、スパゲッティがもつれた塊のようなものを形成して、マンモス・ホットスプリングズの岩の外側へと広がるのだという。
こうした微生物はやがて岩石の物理的・化学的構成を変化せて、目印となる生体指標を残す。
つまり、岩石に”埋葬”され、炭酸カルシウムの結晶に覆われ、トラバーチン(水に溶けた石灰質が石灰華となって沈殿したもの)を残すのだ。
宇宙の極限環境に潜む生命も、このスパゲッティのような微生物に似た生体指標を残すかもしれない。しかもこれならば、仮にその生命が数千年前に死に絶えてしまっていたとしても、痕跡が残されていると期待できる。
したがって地球外生命を発見したいなら、こうした生体指標を捜索するべきだということになる。
もっと宇宙人っぽい地球外生命に会いたい人は失望しただろうか。だが科学の進歩とは世の中に劇的なパラダイムシフトを起こすものだ。宇宙人のイメージがスパゲッティになる――これもまたそのパラダイムシフトなのかもしれない。
以下ソース
http://karapaia.com/archives/52275440.html
★関連板★
■えっちな話題なら”ピンクニュース”
http://mercury.bbspink.com/hnews/
■新作AV情報なら”AV情報+”
http://mercury.bbspink.com/avplus/