うだるような暑さの和歌山地裁、詰めかけた約20人の報道陣を前に、美人弁護士は凛とした表情で語った。
「紀州のドン・ファン」こと野崎幸助氏(享年77)の遺言書について、遺族が無効を求めた重大裁判が6月9日に始まった。遺族の代理人は、渥美陽子弁護士(36)。東大法科大学院修了後、“無罪請負人”の異名をとる弘中惇一郎氏の事務所などを経て32歳で独立。高畑裕太の弁護人も務めた敏腕弁護士だ。
遺族が提訴した理由について、渥美弁護士が言う。
「遺産額14億円ということから、カネ目当てではと言われる向きがありますが、それはまったくの誤解です。野崎氏のものとされる遺言書には、不自然な点が多すぎる。偽造の可能性が高い遺言書がそのまま放置されることによって、野崎氏の『生きた証』が不当に失われることを恐れ、遺族は提訴したのです」(カッコ内、以下同)
2年前の5月24日に怪死を遂げたドン・ファンの遺言書は、死から3ヵ月後に明らかになった。ドン・ファンの友人を名乗るM氏という人物が、突如として裁判所に提出したのだ。遺言書は、野崎氏からM氏のもとに郵送で届いたという。A4の紙に〈全財産を田辺市にキフする〉と赤字で書かれており、日付は平成25年(’13年)2月8日だ。
これのどこが不自然なのか。偽造の可能性が高いとまで言うのはなぜか。
「まず、A4のコピー用紙のような紙にサインペンで走り書きされていることです。貸金業を営んでいた野崎氏は、多数の公正証書を作成していた。遺言書を作成するなら、必ず公正証書にしていたでしょう。印鑑は会社に置きっ放しであり、社内で誰でも使用できる状態でしたので、押印があっても本人が作成した証拠にはなりません。
〈田辺市にキフする〉という内容もあまりに唐突です。野崎氏は生前、愛犬のミニチュアダックスフンドを溺愛しており、常日頃『遺産を遺したい』と周囲に話していた。にもかかわらず、愛犬のことが一切書かれていないのも不自然です」
偽造を証明するのに、重要な証拠もある。遺言書が入っていた封筒だ。
「遺言書の日付は平成25年2月8日で、その頃に金色の封筒で郵送されたとされます。この封筒は野崎氏が印刷会社に特注して作らせたものですが、実は発注したのは平成25年の12月2日。つまり、遺言書の日付の時点で、封筒は世の中に存在していなかったのです。封筒の作製時期と日付の差異によって、遺言書が無効とされた裁判例は過去にもあります」
当然、筆跡鑑定も行う予定だ。
「すでに野崎氏の直筆の文書を集めています。比較すると、明らかに筆跡が違う文字がある。この点は、裁判でも明らかになるはずです」
注目裁判の結末はいかに。
以下ソース
https://friday.kodansha.co.jp/article/120166
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