イベントでは、女子高校生がこんな質問をしていた。
「家族制度についての質問です。私の家族は父親の家の苗字を受け継ぎました。しかし、母親の家には今、若者がおらず、このままだと母親の家系は無くなってしまいます。そんな家族にも、選択的(夫婦)別姓制度を導入することで家柄が守られると思います。菅先生のお考えをお聞かせください」
質問に対し、菅氏はこう答えた。
「なかなか難しい質問だと思っています。選択的夫婦別氏(べつうじ)、これは日本の国民のみなさまにもさまざまな議論があると思っています。ただ、母方のほうで相続がなくなってしまう。ここはやはり大きな問題であることは私も当然、いま認識しています。少子化のなかでこうしたことが、どんどんと社会問題となってきていることも事実だと思っています。
ただ、単純に別氏を母方にすると、今度は、どこまで必要か、子供はどうする、といういろんな問題も発生してきますよね。これは当然に。なかなか政治として申し上げなかったですけど、やはりこれ以上先送りしないで、そうしたお困りの人がいるのが現実ですから、そこはやはり政治の責任で議論して方向性を作っていく時期だと思っています」
菅氏が回答したあと、司会をつとめる政治学者の三浦瑠麗氏が「極論ではない意見を菅さんがお持ちだ、ということを存じ上げているので、お願いしたいと思いますが、どうやったら方向性として議論を先送りにせずやっていけるんですかね?」と改めて聞くと、菅氏はこう回答した。
「これはやはり、全員うまく収まるということはなかなか難しいですから、そういうなかで政治の責任として方向性をきちっとして、相続とか、そうしたものに困らないようにする。もう、そこまで来ているのかな、というふうに思っています。もうこれ以上、先送りはすべきではない。ただ、自民党だけじゃない、それぞれの政党の考え方がありますから。ただやはり、与党として責任をもって方向性はリードしていく。そこは大事だと思っています」
2001年、自民党の有志議員が選択的夫婦別姓制度の導入に向けて議論を求めた際、菅氏も名前を連ねている。
「2020年11月、首相在任中の菅氏は、参議院予算委員会で共産党の小池晃書記局長からこのことを覚えているか聞かれ、『たしか、そうだったと思います』と認めたうえで、『政治家として、そうしたことを申し上げてきたことに責任がある』と答えています。
この発言を受け、選択的夫婦別姓制度の導入賛成派は『選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟』を結成。設立総会には、野田聖子氏や小渕優子氏ら約70人が出席し、会長には浜田靖一氏が就任しています。一方で慎重派は『婚姻前の氏の通称使用拡大・周知を促進する議員連盟』を結成。設立総会には、山谷えり子氏や高市早苗氏ら約90人が出席。会長には中曽根弘文氏が就任しました。
議論は過熱しましたが、結局、2021年の4月、自民党の下村博文政調会長(当時)が菅氏に、本格的な議論を次期衆院選後に先送りすることを提案し、菅氏は了承しています。
選択的夫婦別姓制度導入に慎重な党内保守派の多くが、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係性が問題視されているいまのタイミングで、菅氏が導入に前向きな発言をしたことは、慎重に発言しているとはいえ、かなり踏み込んだものといえるでしょう」(政治部記者)
菅氏が選択的夫婦別姓制度に前向きな発言をしたことが報じられると、立憲民主党の蓮舫参院議員は、自身のTwitterで、《大賛成。》と反応。
続く
以下ソース
https://smart-flash.jp/sociopolitics/197177/1
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