
アンパンマンとの出会いと別れ、けものフレンズを正座で視聴 3歳児の「アニメと趣味」の変遷をたどる
小さい子どもが「アンパンマン」を卒業するタイミングはいつか? という話題が一時期盛り上がった。
乳幼児のほとんど誰しもが好きになり、ある時期に必ずいったん卒業する。
そしていつか、もしその子が子どもを持つことがあったら再入学することになる、それがアンパンマンなのである。
我が家の息子の場合も例に漏れず好きになり、そして後述の時期に急にアンパンマンを卒業した。
私の場合は(世代的に幼児期にアニメのアンパンマンは始まっていなかったので)子どもができるまでは
アンパンマンなどろくに見たこともなかったが、何度も何度も見させられてそれなりにハマり始めた……
ところで子どものほうはさっさと卒業してしまった。親のほうがその変化についていけないくらいである。
というわけで、私の息子(2014年1月生まれ)の場合における、好んで見る映像作品についての変遷をご紹介したい。
それぞれの子によっての好み、また育った時期によって変化が違うと思う。あくまでとある家庭のサンプルということで紹介してみたい。
●生まれてすぐの頃〜6カ月くらい
生まれてすぐの頃はYouTubeで当時定番の“泣き止み動画”だった「ムーニーちゃんのおまじない」と「ふかふかかふかのうた」、
それに「タケモトピアノ」のCMを見ていた。
子育て家庭には常識の情報なのだが、これらの動画は不思議と赤ちゃんが泣き止むと評判なのだ。
しかしいつしかこれを嫌がり、見せるとかえって泣いてしまうようになった。
そのときは赤ちゃんなりに飽きた、つまり一段階成長したのだろうか、と感じた。
(中略)
●アンパンマン卒業
おそらく国内ほぼ全ての家庭が経験する「子どものアンパンマン卒業」イベントは、我が家の息子にも訪れた。
2歳8カ月くらいの頃から、急にアンパンマンを見たいと言わなくなった――
どころか、むしろ見たがらない(再生したら嫌がる)ようになった。まったく別れは唐突である。
アンパンマンも毎週見ていると、例えばばいきんまんを倒さない回があったり、
少しずつキャラ間の関係が変わったりと変化があるので楽しみになってくるのだが、
子どもの前ではむしろ親が見ることすら許さなくなるのだ。
また離れて暮らす私の親(つまり祖父母)が孫のためにと買ってきたアンパンマンの絵本やぬいぐるみなども、
期待とは裏腹にほとんど興味を示さないという結果に。
子どもの成長スピードは速すぎるので「三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」という言葉があるがまさにそれである。
(中略)
●〜現在
3歳前後、ちょうどアンパンマンを卒業した直後くらいから、我が家の息子の場合は「ドラえもん」に夢中である。
のび太のことを「のび太さん」と呼ぶくらいリスペクトしている様子だ。
最近はAmazonプライムビデオでも過去のドラえもん作品が見られるのでリピートし続けている。
また3歳4カ月現在、直近の息子のブームは「けものフレンズ」である。
これも「dアニメストア」で全話見られるので毎日毎日繰り返し見ている。
アニメ好きの大人たちの間で高評価だった同作品だが、
確かに見てみると表現やストーリーは子どもが見ても理解できそうな部分もあり、
息子も「セルリアン」「ラッキーさん」などと作品用語もよく口にしている。
ただ、息子の場合あまり怖い敵などが出るシーンは嫌いなようで、それ故にスーパー戦隊や仮面ライダーもあまり見ず、
また「けものフレンズ」でも(ネタバレになるので詳しい理由は避けるが)11話、12話は嫌がって見ない。
また最近は、なぜかテレビショッピングと放送大学をよく見るようになった。何でそうなるのかまったくよく分からない。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170610-00000003-it_nlab-life