
県立岐阜商業高校会計システム科三年の雪吉賢志さん(17)=岐阜市=が、昨年十一月の第百四十四回日商簿記検定試験一級で、受験者八千四百十六人中、最高得点の九十九点で合格し、
主催する日本商工会議所から最優秀者として表彰された。一九七六年度から毎年、各種検定試験の最優秀者を表彰しており、これまでで最年少。
一級は受験者の10%前後しか受からない難関
「一度間違えた問題は二度と間違えないように徹底する」と心に決め、問題集に没頭。平日も夜八時半ごろまで学校に残って猛勉強し、一気に約二十点上乗せした。
小学校のころから算数が得意で「数字を扱う仕事がしたい」と公認会計士を目指している。同校では簿記部に所属し、毎日授業後や土日に他の部員と検定や大会の対策に励む。
今回から新たに設けられた団体表彰も、雪吉さんら部員五人の県岐阜商チームに贈られた。今年一月に一級受験の成績をチームで競う「日商簿記−1グランプリ」で初代チャンピオンに輝いたことが評価された。
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20170610/CK2017061002000014.html