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所属先のレアル・マドリー(スペイン)を退団する意思を固めたと報じられているポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだが、その背景には自身にかけられた脱税容疑に関し、クラブ側のサポートが足りなかったということもあるようだ。
現地時間17日(以下現地時間)付のスペイン『as』紙(電子版)が伝えている。
ポルトガル『ア・ボーラ』紙は16日、同選手が先ごろ、1470万ユーロ(約18億1000万円)の脱税を働いたとの容疑でスペインの検察から起訴されたことに憤慨し、
スペインを去ることを決めたと報道。その決意は「覆らないだろう」と述べていた。
これを受け、アルゼンチンのスポーツジャーナリストで、プレゼンターのマルティン・リーベルマン氏は17日、自身のインスタグラム上でコメント。
C・ロナウドと大変いい関係を築いており、よくメッセージを送り合っているというリーベルマン氏は、同選手がコンフェデレーションズカップに完全に集中しているとした上で
「クラブ側に大変憤慨している」と述べた。
C・ロナウドに脱税容疑がかかった際、レアル側は声明を発表。
C・ロナウドが納税義務を果たし法の範囲内で行動していると、信頼を強調した上で、同選手が「完全なる無実を示す」ことを確信していると述べていた。
しかし、リーベルマン氏の見解では「彼はクラブが自分を守ってくれていないと感じている。彼は幹部の1人が公の場に出て守ってくれることを期待していた」とのこと。
同氏は「クリスティアーノは幹部が公の場に出てきて擁護してくれることを期待していたし、今もそうだ。しかしそのようなことは起きていない」とコメント。
そのことをC・ロナウドが悲しく思い、驚くと同時に憤りを抱いているように自分には思える、と綴っている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170618-00000012-ism-socc