東京・新宿区/新宿駅周辺地域再整備へ/民間5団体と街づくり協議会設立 [2017年7月28日4面]
東京・新宿区は、新宿駅とその周辺の再編整備を見据え、民間の街づくり5団体の代表者らと共に
「新宿駅周辺地域まちづくり協議会」を結成した。都、国、鉄道事業者らと別途設置した検討委員会で
策定を進めている新宿駅直近地区の整備方針などに、地域の意見を反映させていくための母体として運営する。
駅を中心とした街づくりで、行政と地域の新たな連携体制がつくられた。
協議会は24日付で設立。駅東口のエリアから▽歌舞伎町タウン・マネジメント▽新宿EAST推進協議会−の2団体、
駅西口から▽西新宿をよくする会▽一般社団法人新宿副都心エリア環境改善委員会▽西新宿一丁目商店街地区まちづくり
協議会−の3団体がそれぞれ参画した。
区と都は、新宿駅を中心とした新たな街づくりの指針「新宿の新たなまちづくり〜2040年代の新宿の拠点づくり〜」
(6月公表)を具体化した整備方針の策定に向け、国土交通省や鉄道事業者などと「新宿の拠点再整備検討委員会」を設置。
この検討委の初会合で、区が主導して立ち上げる協議会とも連携する方針が示されていた。
検討委では現在、再整備の先行着手を想定している「駅直近地区」(新宿駅含む)とその近隣を対象にした整備方針を検討中で、
8月にも開く第2回会合で整備方針のたたき台を示す。整備方針の確定までに協議会の意見をどう反映させるかは、
検討委を運営しながら適宜判断していく。
https://www.decn.co.jp/?p=93061