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https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170829-00010001-dime-life
ここ最近、アメリカでも日本でも“ぽっちゃり”系のモデルやタレントが人気を集めていると思うが、女性の外観に関して本当に世の中の好みが変化しているのだろうか。
最近の研究では、“ぽっちゃり”人気の裏側にある現象に光が当てられている。
■人気の“ぽっちゃり”モデルのファンは誰?
モデルのアシュリー・グラハムなどをはじめ“ぽっちゃり”系の有名人の活躍が良く目につく昨今だが、実際に好まれる女性のタイプに社会的な変化が起っているのだろうか?
そして女性たちはこの現象をどうとらえているのか。女性が女性のボディを見てどう感じ、どう評価し、そして振り返って我が身のボディどう認識しているのかを探る実験が行なわれている。
米・フロリダ州立大学の研究チームがこの6月に学術誌「Communication Monographs」に発表した研究は、
現在平均的な体型でありながらも今よりも痩せたいと望んでいる49人の女子大生を対象に行なわれた実験を報告している。
参加した女子大生は衣料チェーンの広告に登場する数多くの女性モデルの写真を見せられ、それらの人物を「やせ型」、「標準」、「ぽっちゃり」に分類する一連の作業を行なった。
ちなみに“ぽっちゃり”とはいっても広告モデルであることから極端な肥満体型の人物はいない。
この分類作業に加えて各モデルの魅力、自分にとっての好ましさ、自分との比較度合についても評価することを求められた。また自分の体型に対する満足度などの質問にも答えてもらった。
彼女たちの回答を分析した結果、やはりモデルのボディサイズによって異なる認識を抱いていることが浮き彫りになった。
やせているモデルを目にした際には、より自分の体型を強く意識しており、その一方でモデルを細かく見ていないため印象が薄く、あまり記憶には残っていないという。
ちなみにやせた人物と自分を比較し過ぎることはメンタルに悪影響を及ぼすことがこれまでの研究でも指摘されている。
これに対し、標準体型と“ぽっちゃり”モデルを見た際には人物を細かく見ており、そのぶん記憶にも強く残り、
そして自分の体型のことはあまり意識しないで済むことから、現在の体型に対する満足感が高まる傾向にあった。
研究の結果“ぽっちゃり”モデルは、自分の体型を気にしている若い女性の間で特に人気を集めている実態が示唆されることになったのだ。
彼女たちは“ぽっちゃり”モデルを見て自分を責めなくていいと感じ“癒されて”いるのである。
もちろん今回はかなり限定されたサンプルの中での実験であり、今後同様の実験をより大きな規模で行なう必要があるとしながらも、
研究チームは今回の研究結果は現在の“ぽっちゃり”人気を説明できるものであると言及している。
この後も“ぽっちゃり”人気が続くのかどうかは分からないが、体型を気にする若い女性たちが“ホッとひと息”つける状況にあるということなのかもしれない。
(つづく