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北朝鮮による日本人拉致を広く知ってもらおうと、拉致被害者の横田めぐみさん(52)=拉致当時(13)=らを題材にした
舞台劇「めぐみへの誓い−奪還−」が7日、東京都板橋区立文化会館で上演された。
横田さんら拉致被害者の北朝鮮での厳しい生活の様子のほか、家族の思いを描いた内容で、地元の中学生約300人を含む約1千人が観劇。
めぐみさんの拉致直後、両親が「めぐみちゃん!」と叫びながら家周辺を探し回る場面などでは、多くの観客が目頭をハンカチで押さえた。
この舞台は政府と自治体の主催により全国で上演されており、今回は政府、都、板橋区が主催。
小池百合子知事が挨拶に立ち、「ご家族が高齢化している。みんなで拉致被害者を取り戻そうと心を一つにしなければならない」と訴えた。
増元るみ子さん(63)=同(24)=の弟、照明さん(61)も観劇。
報道陣に「これだけ多くの人が被害者を助けたいという気持ちでいる。政府にはもう少ししっかりしてもらいたい」と述べた。
産経2017/9/8
http://www.sankei.com/world/news/170908/wor1709080033-n1.html