草野マサムネも『ロビンソン』が売れた要因がわからない!?
『ロビンソン』はチャートの最高位は4位ながら、ベストテン付近を長い間キープ。
最終的に160万枚の大ヒットを記録し、現在でもスピッツ史上No.1の売り上げとなっている。
しかし、なんでこの曲がこんなに長く売れ続けたのか、曲を作った草野自身も未だにわからないという。
「たまたま時代のバイオリズムとリンクしたのだと思う」と、控えめな分析もしているが、
制作中には「いつものスピッツの地味な曲」と感じ、
しかも「ポップすぎる」という理由から、シングルとして発表することにあまり乗り気ではなかったそうだ。
それどころか、B面に収録した『俺のすべて』がA面になる可能性まであったとか。…
もっとも、聞き手からしたら前述のように語り尽くせない魅力が詰まった名曲なのは間違いない。
セールスの記録はもちろん、30組以上ものアーティストたちがカバーしていることからも明らかである。
「ヒットを狙ったのでなく、好きなように気負わずに作った曲が売れたのは嬉しかった」と自著でも語っている通り、
この楽曲がヒットしたことは草野にとって大きな自信になった。
以降のスピッツの快進撃はご存知の通りだ。
うっかりB面になっていたら……今のスピッツはなかったのだろうか。
いや、スピッツの地力を思えばブレイク時期がズレただけで、きっと今と変わらない存在だったに違いないのである。
http://www.excite.co.jp/News/90s/20170923/E1505982649502.html