
2016年の対日投資、過去最大に ジェトロ調べ
日本貿易振興機構(ジェトロ)は5日、2016年の海外企業の日本への投資額が3.8兆円と過去最高を更新したと発表した。
16年は、フランス企業による関西国際空港の運営権取得や
台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業のシャープへの出資などの大型案件が相次いだ。アジアからの投資も順調だった。
調査は、日本国内に工場や物流施設をつくったり、経営に参画する目的で企業の株式を
10%以上(議決権ベース)取得したりした外国企業を対象に実施。
地域別では、仏バンシ・エアポートの関空運営権の取得があった欧州が2兆127億円で最多だった。
インターネット通信販売などで日本進出が増えているアジアは15年比34%増の9037億円、
北米はほぼ横ばいの6298億円だった。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24282710V01C17A2EE8000/