【AFP=時事】
ロシア中央選挙管理委員会は25日、来年の大統領選でウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)現大統領への対立候補として
出馬を宣言している野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏(41)の立候補を認めないとする判断を、全会一致で下した。
これを受けてナワリヌイ氏は、選挙のボイコットを呼び掛けた。
ナワリヌイ氏の立候補の是非について投票を行った中央選管は、賛成0反対12で同氏の出馬却下を決定。
その理由として、同氏が横領罪で執行猶予付き禁錮5年の有罪判決を受けていることを挙げた。
ただこの有罪判決自体を政治的理由に基づくでっち上げだと主張しているナワリヌイ氏は、
今回の選管の決定を受けて選挙のボイコットを呼び掛けるとともに、異議を申し立てる構えを示した。
数か月前からロシア全土で選挙活動を行ってきたナワリヌイ氏は先に選管に対し、
同氏に対する有罪判決については欧州人権裁判所(ECHR)が認めておらず、同氏の出馬を禁じれば来年3月の大統領選の正当性が失われると訴えていた。
【翻訳編集】 AFPBB News
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