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原発に、より近い住民の方が福島第1原発のような大事故が起こらないと思いたい−−。
東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の周辺住民に民間の研究機関がアンケートしたところ、
再稼働で大事故が起こる可能性について、5キロ圏の住民は「起こらない」が「起こる」を上回ったのに、
5〜30キロ圏の住民は傾向が逆転した。調査した専門家は「事故への不安を抑えようとして、安全神話が生まれやすい」と指摘している。
東京都渋谷区の研究機関「安全・安心研究センター」が昨年11〜12月、柏
崎刈羽原発の5キロ圏と5〜30キロ圏で、18〜79歳の男女それぞれ180人ずつを訪問調査した。
国の指針では、原子炉の冷却機能喪失など「全面緊急事態」となった場合、5キロ圏は即避難し、5〜30キロ圏は屋内退避を基本とする。
柏崎刈羽原発が再稼働した場合、福島第1原発並みの事故が起こる可能性について、
5キロ圏では「起こらない」「たぶん起こらない」は53%で、「起こる」「たぶん起こる」は44%だった。
これに対して5〜30キロ圏では、「起こる」「たぶん起こる」が63%に上り、「起こらない」「たぶん起こらない」の36%を大きく上回った。
一方、事故が起きた場合の放射線による健康被害については、5キロ圏の84%が「被害がある」「おそらく被害がある」と答え、5〜30キロ圏より約6ポイント高かった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180228-00000001-mai-soci