
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180418-35117947-cnn-int
米軍のシリア攻撃、「政権軍がサリン使用」の確証はなし
(CNN) 米軍などが13日に行ったシリア攻撃について、シリア政権が市民に対して神経剤のサリンを使用したという確証がないまま、
米英仏がシリア攻撃に踏み切っていたことが、複数の関係者への取材で明らかになった。それでもトランプ政権は、攻撃を正当化できるだけの十分な証拠があったと強調している。
米当局者は、シリアのアサド政権軍が市民に対して使ったのは化学兵器だったと主張、それだけでもシリア攻撃は正当化できると述べた。
ただ、国防当局者によれば、情報が不完全だったことも一因となり、飛行場や航空機、ヘリコプターなどに対する大規模攻撃は見送った。この決断には、ロシアの存在も関係していた。
マティス国防長官とダンフォード統合参謀本部議長は17日午後、シリア攻撃について米上院で非公開の証言を行っている。
当局者によると、シリアによる攻撃があった当時、飛行場から発進した少なくとも1機のヘリコプターが上空で目撃されていた。
しかし米情報機関はこの時、事態の全容を把握することはできていなかった。
結局、シリア政権がサリンを使ったかどうか完全には確認できないまま、米軍などはシリア攻撃に踏み切った。
情報当局者はCNNの取材に対し、「今回のように被害者や現場に物理的な接触ができない攻撃の場合は特に、(確認は)難しく、時間もかかる。
従って、我々は同盟国と連携し、情報機関の構図において、早急に確証を得る必要があった」と話している。
その上でトランプ政権は、「証拠の基準は満たしている」と判断したという。
米政権は米英仏が行ったシリア攻撃について、アサド政権よる化学兵器の使用をやめさせる狙いがあったと説明している。
米当局者によれば、米国が入手したサンプルの分析情報には、塩素とサリンの存在をうかがわせる痕跡があった。
しかし米国が現場で直接サンプルを採取して、厳密な手順に基づく独自の検証を行うことはできなかった。密かに持ち出されたサンプルはあったものの、
その出所や、誰の手を渡ってきたものかについての確固たる情報を、米情報機関が入手することはできなかったという。
現地から持ち出されたサンプルの検証には、フランス当局もかかわった。