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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180824-00000013-jct-soci
記事によれば、水島氏は上智大の担当ゼミナールの合宿で、学生12人を連れて東日本大震災の被災地を1週間にわたって取材した。その際、岩手県釜石市にある「ホテルルートイン釜石」に宿泊したという。
水島氏は当初、旅行予約サイト「エクスペディア」を使って、同ホテルを学生も含めて計13人分予約していた。だが、その後に予定が変わり、自らの分を除いた学生の予約はキャンセルすることに。これが、思わぬトラブルの引き金となった。
本人はキャンセル料が発生する以前の段階で、不要な予約を全て取り消したと思い込んでいた。しかし、宿泊後にホテル側から、計13人分のキャンセル料の支払いを求められてしまったというのだ。
いったい、何があったのか。結論から言うと、水島氏は「エクスぺディア」上で同じホテルを「二重予約」していたのだ。記事ではその経緯を、次のように説明している。
「確かに私は自分のIDでログインしたサイトでは学生の分はキャンセルしていた。しかし、その前に『ゲスト』としてログインしていたのだという。確かに電車の中でスマホから予約したような記憶がおぼろげながらある。
(中略)
さらにその際にスマホで自分のメールアドレスを入力した際にアルファベットが間違っていたため、メールが届かず、そのまま失念してしまったらしい」
水島氏は記事で、二重予約をしてしまった自らの落ち度を認めつつも、「こんなことがあっていいのだろうか?」とホテル側の対応を疑問視する。実際、予約に利用したエクスペディアのカスタマーサービスに電話をし、
「ホテルにも落ち度があるのではないのか。納得できない」
などとも告げたという。
こうした交渉の結果、水島氏が支払うキャンセル料は宿泊代の50%になった。ちなみに、ホテルルートインの宿泊約款を見ると、当日キャンセルの違約金は通常であれば宿泊代の80%、いわゆる繁忙期の場合は100%だった。
つまり、結果的に見れば水島氏は得をしたわけなのだが、それでも本人は予約サイトやホテル側の対応に強い不満を抱いたようだ。記事中では、両者の名前をわざわざ太字で記して、
「私自身は、この名前がつくものをもう今後2度と使うことはないだろう」
と主張。また、「旅行サイトもホテルも、杓子定規で細かい客のニーズに対応できないところは淘汰されるべきだろう」とも書いていた。
さらに、今回の出来事を受けて、水島氏が読者向けにまとめた「教訓」のくだりでは、
「予約した後で、予約前日や前々日などのメール連絡を頻繁に送ってくるサイトを選ぶ(『じゃらん』などと違って、エクスペディアはそんなことはなかった)」
「責任がホテルにあるのか旅行サイトにあるのか、曖昧な物言いをするホテル(今回のルートイン釜石のようなところ)や旅行サイトは絶対に避ける」
との記述も。なんと、自らとトラブルになった相手の名前を記載し、利用を避けるよう読者へと促していたのだ。
なお水島氏は、記事中に予約サイトやホテルの実名を出した理由について、
「(ホテル側は)日頃からダブルブッキングを防ぐようなやり方を工夫すべきではないのだろうか。 だからこそ、今回はあえて旅行サイト名と、ホテル名について、実名で記事を書くことにした」